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豚インフル:スミスフィールド・フーズと中糧集団(COFCO)2009/04/29 10:39

豚インフル:スミスフィールド・フーズと中糧集団(COFCO)


豚インフルエンザの発生源として浮上しているのが南部ベラクルス州の大規模養豚場。
この養豚場の経営しているのは米豚肉加工会社最大手のスミスフィールド・フーズ。
スミスフィールド側は発生源説を否定する声明を発表するものの現在株価は急落中。

2008年6月にスミスフィールド株4.95%を取得したのが、
中国国営大手食品企業グループの中糧集団(COFCO)。
そしてCOFCO会長の寧高寧(Gaoning Ning)はスミスフィールド取締役に就任。

はたしてメキシコをまたぐ両社社員の行き来はなかったのでしょうか。

中国の温家宝首相は中国国内で「感染が疑われる」ケースが生じた場合、
速やかに情報を公開する方針を示したとのことですが、本当に大丈夫?

メキシコ市に2人の駐在員がいるため、
10日分でなんと約1000枚ものマスクを空輸したのが伊藤忠商事。
伊藤忠商事は2008年8月にCOFCOとの包括戦略提携を発表。

変な噂が流れないように、
「伊藤忠さんが現地の情報に一番詳しいようです」で終わることにします。


<関連サイト>

Smithfield Foods Says It Found No Evidence of Swine Influenza at Its Mexican Joint Ventures
http://investors.smithfieldfoods.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=379761

Leadership at Smithfield Foods
http://www.smithfieldfoods.com/our_company/leadership.aspx

▼Gaoning Ning Profile - Forbes_com
http://people.forbes.com/profile/gaoning-ning/119072

Gaoning Ning
Director Nominee
Smithfield Foods, Inc.
Smithfield , VA
Sector: CONSUMER GOODS / Meat Products

49 Years Old
Gaoning Ning, Chairman of COFCO Limited, a state-owned enterprise in China, since December 2004; prior to joining COFCO Limited in December 2004, Mr. Ning held various positions including director, general manager and Vice chairman of China Resources (Holdings) Company Limited, and was Chairman of China Resources Enterprises, Limited from May 1999 to December 2004.

▼Ning Gaoning
http://www.cofco.com/en/about_cofco/status_quo.aspx?con_id=3312

Ning is the Chairman of COFCO. A graduate of Shandong University, he majored in economics and later obtained an MBA degree from the University of Pittsburgh, USA. Prior to becoming chairman he was vice chairman and general manager of China Resources (Group) Co., Ltd. and China general manager of China Resources Corporation.

Smithfield Foods Announces the Sale of 4.95 Percent of Shares to China's Largest National Agricultural Trading and Processing Company COFCO Limited
http://investors.smithfieldfoods.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=319052


中糧集団:スミスフィールドフード株式を取得
http://www.chinapress.jp/finance/12712/

 7月1日、米豚肉生産、加工大手のスミスフィールドフード(Smithfield Foods Inc)社は自社株4.95%を中糧集団(COFCO)に売却したことが分かった。
 中糧集団(COFCO)は中国国営の大手食品企業グループ。
 中国農業部所属の北京東方艾格農業咨詢有限アナリストの郭会永氏は、「国内企業が海外豚肉生産・加工大手と業務を提携したのは初めてである」と述べた。また、中糧集団がスミスフィールドフードと中国国内で豚肉加工の合弁企業を設立する可能性も高いという。
(China Press 編集:HD)

伊藤忠、中国最大の食料関連企業である中糧集団有限公司との包括戦略提携協議書締結に関するお知らせ
http://www.japancorp.net/Japan/article.asp?Art_ID=45097&cid=28538


<関連記事>

【新型インフル】発生源は南部養豚場?メキシコ政府は否定
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090428/amr0904282315017-n1.htm

コメント

_ とおる ― 2009/04/29 16:47

中国福建省:豚大量死、豚インフルが原因か
http://jp.epochtimes.com/jp/2009/04/html/d64016.html

病害の坩堝 China。

_ とおる ― 2009/04/29 20:37

北朝鮮が核実験実施を示唆 国連安保理に謝罪要求
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090429/kor0904291928002-n1.htm

謝罪の意を表すために、北朝鮮に食料援助を!
ただし、豚インフルエンザに汚染された豚爆弾を投下で。(という風刺画なんて、どうですか?)

_ Y-SONODA ― 2009/04/30 08:19

とおるさんへ

この大量死により、一部海外メディアが豚インフル福建省発生源説を報じているようです。
これに対して中国は火消しに躍起。

中国農業部「豚インフルは福建から」の報道に「根拠なし」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0429&f=national_0429_031.shtml

北への豚インフル爆弾投下はさすがにちょっとやばいかも(汗)
あっという間に感染が拡がって、自爆攻撃になっちゃうかもよ。

_ とおる ― 2009/04/30 09:59

> これに対して中国は火消しに躍起。

どうも中国の否定の仕方は、いつもの定番で、説得力がないように思えてしまいます。

> 北への豚インフル爆弾投下はさすがにちょっとやばいかも(汗)
> あっという間に感染が拡がって、自爆攻撃になっちゃうかもよ。

感染が拡がってヤバイのですが、どうせ広がるなら、広げて儲けけりゃ、損、損!(ラムズフェルド談?)
北朝鮮から中国東北部に広がって、衛生状態・医療制度の遅れた中国に、治療薬・診療設備などを売り、中国の外貨を吐き出させるには、良い話。人口が多いので、儲けも莫大です。
(あくまでも、頭の中の妄想)

_ えの ― 2009/05/01 00:54

http://wiredvision.jp/news/200904/2009043023.html
『「2頭の豚が感染したかもしれないし、あるいは、1頭の豚が同時に2つの病気に感染したかもしれない。とにかく、2つのインフルエンザウイルスが混ざり、新しいウイルスが生じたと考えられる」とSalzberg氏は述べる。』
http://wiredvision.jp/blog/fromwiredblogs/200904/20090430070711.html
『カリフォルニア州のサンプルの中に遺伝子が特定された2タイプのウイルスとは、「北米の豚インフルエンザ」および「ユーラシア大陸の豚インフルエンザ」だ。』

中糧集団関連で中国産の種豚が(インフルエンザウィルスとともに)メキシコの養豚場に持ち込まれた可能性がある。

_ Y-SONODA ― 2009/05/01 07:36

★とおるさんへ

なんか製薬会社だけが大儲けしそうで、やだなー。
でも確かに中国のタミフル備蓄状況はどうなんでしょうね。
このあたりも気になってきた。

★えのさんへ

うーーん。中糧集団も可能性のひとつといった感じでしょうか。
人の行き来とか渡り鳥が媒介するということもあるのかなぁ。
このあたりは専門家の見方を待つしかないですね。

WIREDでは「今回のウイルスが今後、人間の体内で変異し、進化するということには疑いの余地がない」とも書いていますが、
なぜ変異や進化が今なのかが不思議ですね。
昔からあってもよさそうなのに。

_ えの ― 2009/05/02 02:16

インドネシア豚から鳥インフル、体内で変化「新型」の恐れ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090429-OYT1T00073.htm
『実際に、52頭の豚から検出されたH5N1型ウイルスを詳しく調べると、人への感染力を一部獲得したタイプが1株見つかった。』
忘れられたパンデミック-北海道におけるスペイン・インフルエンザ惨状記録
http://nxc.jp/tarunai/index.php?action=cabinet_action_main_download&block_id=217&room_id=1&cabinet_id=1&file_id=2&upload_id=43
『患者の症状は、第2波よりも第3波の方が明らかに重く、上記の致死率の推移がそれを物語る。この事実は国内でも同じで時の経過と共に致死率が高くなり、死亡者数も増えている。この説明としてウイルスが人に感染してゆく過程で変異を繰り返し、より毒性の強い株に変化してゆくからと考えられる。』

_ Y-SONODA ― 2009/05/02 07:08

えのさんへ

こんな記事も出てきましたよ。

強毒性の遺伝子変化なし=警戒引き上げは「3次感染見極め」-WHO緊急委委員
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009050200070

経済危機下ということも大きく影響しているのでしょう。
それにしてもWHOもタミフルやリレンザが効果ありと言っている。
それなのになぜ大騒ぎするのかがよくわからないのです。

_ ゴンベイ ― 2009/05/02 17:38

WHOインサイドストーリー:
WHO多国籍製薬会社を向こうに、ワクチン問題で大立ち回り。孤軍奮闘、日本人を守った沖縄人ウイルス学の権威・根路銘邦昭
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/631.html

ちなみにアジア出身の歴代WHO事務局長
# 中嶋宏(日本、1988年 - 1998年)
# 李鍾郁(韓国、2003年1月28日 - 2006年5月22日)
 :脳血栓のため任期半ばで死亡
# 陳馮富珍(香港、2007年1月4日 - )

_ Y-SONODA ― 2009/05/03 10:06

ゴンベイさんへ

日本にも立派な方がいるということですね。
情報ありがとうございます。

_ 通りすがり ― 2009/05/05 18:40

中糧集団がスミスフィールドに中国豚の生体を供給していたという可能性もあるのでは?

中糧集団とスミスフィールドは中国で合弁会社を作る可能性が高いと言われているようですから。
中国市場に合わせた肉質の豚を作るには、繁殖等で中国豚の生体が必要だと思われます。
あの人口で、牛より豚の消費が圧倒的な国だから、合弁会社を作るとすれば、スミスフィールドもリキが入ると思いますよ。

_ Y-SONODA ― 2009/05/05 22:45

通りすがりさんへ

中国市場に合わせるための中国豚の供給ですか。
これは可能性あるかもしれませんね。
とはいえ中国人の舌ってそれほど繊細でしたっけ・・・などというと怒られるか。

豚をめぐって現在中国とメキシコの関係がギクシャク。
こうした動きから何かが見えてこないか観察中です。

_ えの ― 2009/05/09 01:57

新型ウイルス誕生の謎
http://blogs.yahoo.co.jp/rikisandiego/58695917.html
「メキシコは、米国の豚肉産業が豚の品種改良や種豚を作るために、様々な種類の豚を持ち込んでいる。異なるウイルスの接点となった可能性はある」

_ Y-SONODA ― 2009/05/09 10:45

★えのさんへ

やはり「様々な種類の豚」の中に中国豚も含まれている可能性はありますね。
情報、どうもありがとうございました。

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