Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

コメント

_ Blondy ― 2009/04/21 15:30

現在、米国政府は、金融機関に対して、「困っているトキシック・アセットは全部買うか保障をつけてやるから持ってきなさい、また、まともに決算したらボロボロになって首が閉まるから、当面トキシック・アセットに好きな値段をつけて決算して良いことにするからよきにはからえ」と言っているようなもの。

これで、実体経済が底を打って上昇に転じるまでしのぐわけですが、それは当分先。 日本は失われた10年、15年とずっと揶揄されました。

日本の場合、政府に助けられたゾンビバンクは、国内で貸し渋り・貸しはがしをやりつつ、預金者にほとんど金利を払わなくてもよいという特権的立場を利用して、世界を相手に低利で円を貸し出し、世界同時バブル生成の一翼を担いつつ、比較的早くから収益改善をはかれた。
お金は国内でだぶつかづに外に流れたので国内デフレ、海外インフレの傾向だった。

しかし、現在は世界同時0金利、世界同時不況で、世界中のゾンビバンクは安心してお金を貸し出すことができる相手はそう簡単に見つけられない。あっても競争が厳しい。

世界不況のなかで、各国の中央銀行がお金を増発し続けるしかない現状は、将来のインフレの種をまいているようなもの。
やがてこれがいっせいに目を出す日が来る。

それが比較的ゆるやかにくるのか、急速なものになるのか、ここの見極めで資産運用のスタンスは大きく変わります。

ワイマール共和国の研究が必要ですが、日本には中央銀行家が読むレベルの本はなく、米国でも僅か。
勿論、今となってはほとんど入手不可能です。

_ Y-SONODA ― 2009/04/22 07:01

Blondyさんへ

最初、米国の時価会計基準緩和に日本人はもう少し怒ってもいいのではないか。
そんなコメントを入れていたのですが、消しちゃいました。

土俵自体がオランダ、英国に続く「バージョン3.0」なので、
いまさら文句を言っても仕方がないのかと。
日本もまたバージョン3.0の恩恵を受けてきましたからね。

次があったとしてもおそらく「バージョン3.1」。
中国あたりが頑張ってもせいぜい「バージョン4.0」。
基本はそのままで何も変わらないということになるのでしょう。

それにしてもワイマールの教訓が気になるところ。
考えれば考えるほど恐ろしい事態を想像してしまいますが、
このあたりもぜひ教えてくださいね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「カ○スの勝手でしょ」にようこそ♪ 質問:○に入るカタカナ一文字は?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/04/20/4256883/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。