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カバとマンモスの腸内対決2009/03/12 01:17

カバとマンモスの腸内対決


フィナンシャル・タイムズ紙のマーティン・ウルフがぶっ飛び解説を連発。

現在ケネス・ロゴフ論文を取り上げた「自己破壊の種子」が話題になっているようですが、
この自己破壊種子で思い出すのが3月5日のウルフコラム。

このコラムの冒頭でいきなり英国政府は「カバを飲み込むニシキヘビ」だと。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)に続き、
ロイズ・バンキング・グループを実質国有化した政府を皮肉ったものですが、
ウルフがカバとニシキヘビを語ったことで、あたしゃひとりで大爆笑。

いつかこのネタを使ってやろうと温存していたのですが、
カバより恐ろしいマンモスの存在が明らかになってきました。

マンモスとはやはりアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)!

ゴンベイさんからいただいた情報によりますと、
AIGのロンドンオフィスで、
なんと五千億ドル(約五十兆円)に及ぶ損失を出していた可能性があるとのこと。

カバ程度だと思ってゴクリと飲み込んだものが、
絶滅したはずのマンモスだったとしたら・・・

巨大な牙が突き刺さって、のたうちまわる米国ニシキヘビ。

どうやら世界は「動物農場」化の兆候も出てきたようです。


<関連記事>

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By Martin Wolf
http://www.ft.com/cms/s/0/c6c5bd36-0c0c-11de-b87d-0000779fd2ac.html

Big risks for the insurer of last resort
By Martin Wolf
http://www.ft.com/cms/s/0/825cf2ea-09b9-11de-add8-0000779fd2ac.html

米AIG 50兆円損失か 英の金融商品部門 業績悪化の原因
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009031102000227.html

AIG's Small London Office May Have Lost $500B
http://abcnews.go.com/Business/story?id=7045889&page=1