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靴投げに一番戸惑ったのはブッシュ?2008/12/27 01:31

目泳ぐブッシュ大統領


<質問内容>
あなたはイラクが2001年9月11日の米同時多発テロに直接関与していたと思いますか?

この質問に対して、かなり多くの米国人や日本人がYESと答える。
きっと日本の政治家の中にもYESと答える人がいるのではないかと(汗)

まさかあの人もYESと答えるのではないかという疑いを持っていたのですが、
なにやらその可能性が高まってきました。

あの人とはまもなく任期を終えるブッシュ大統領。

洗脳するにはまず身内から。
なんといっても最初から最後まで神憑りだった唯一の米国大統領。
しかも、イラクがどこにあるかも知らなかったような人。
こういう人を操るのは意外と簡単だったのかもしれません。
素朴な親分を信じ込ませることができれば万事うまくいく。

12月1日放映の米ABCニュースのインタビューで、
ブッシュは「最大の痛恨事は、イラクに関する情報の誤りだった」と発言。
イラク開戦に踏み切る理由となった大量破壊兵器(WMD)が存在しなかったことを悔やみます。

さすがに今なお大量破壊兵器が存在するとは思っていないようです。

問題なのは、靴投げ事件直後にバグダッドで再度行われたABCニュースのインタビュー。
この中でかなり気になる発言が飛び出します。

ブッシュは「国際テロ組織アルカイダの主戦場のひとつがイラクであった」と発言。

これに対してインタビュアーのマーサ・ラダッツがすかさずツッコミを入れます。
「それって米国侵攻後のことですよね」と。

旧フセイン政権はアルカイダを脅威とみなし、両者の関係は一切なかった。
アルカイダがイラクで暴れだしたのは米国侵攻後のことなのです。

マーサのツッコミでブッシュの目が泳ぐ泳ぐ。
そして、出てきた言葉が「あー、そうだよ。その通り。だからなんだよ。」

今なおイラクがアルカイダとつるんで米同時多発テロに関与していたと国民に思わせようとしているのか、それともブッシュ本人がそう信じ込んでいたのか。

目泳ぐブッシュの頼りない表情から、私には後者に見えるのです。


<問題のインタビュー(動画あり)>
Bush 'Not Insulted' by Thrown Shoes
President Talks With Martha Raddatz About Iraq and His Legacy
http://abcnews.go.com/Politics/BushLegacy/Story?id=6460837&page=1
http://abcnews.go.com/print?id=6460837

Bush: Clearly, one of the most important parts of my job because of 9/11 was to defend the security of the American people. There have been no attacks since I have been president, since 9/11. One of the major theaters against al Qaeda turns out to have been Iraq. This is where al Qaeda said they were going to take their stand. This is where al Qaeda was hoping to take ...

Raddatz: But not until after the U.S. invaded.

Bush: Yeah, that's right. So what?


<関連記事>
ブッシュ靴投げ事件に戸惑う日本人?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/12/20/4017344
<ブッシュ8年>世界相手の情報操作に見事成功!
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/12/26/4027249

真珠再び? 中国艦艇、海賊対策を名目にソマリア沖へ出航2008/12/27 09:03

中国艦艇3隻、海賊対策を名目にソマリア沖へ出航


中国の「真珠の数珠繋ぎ」戦略、
ストリング・オブ・パールズ、the “string of pearls” strategy。

特に重要な真珠海域を守るため、海賊対策を名目に中国艦艇3隻をソマリア沖へ出航。
なんともありがたい海賊さん。

中国の真珠の数珠繋ぎを最も警戒しないといけないのは日本。
日本はまったく同じルートに依存している。

しかも、米国はことあるごとに「誰のために中東なりホルムズ海峡なりマラッカ海峡を守ってやっていると思っているのだ」と日本に迫ってきた。

中国は自分で守りにいった。
そのために空母も建造中。

日本も当然焦る。

日中は真珠でぶつかります。
米国の思惑通りに10年後を睨んだ戦略が進行中。

失政が重なると戦争へ。
これまで失政を重ねてきたのは日本のみ。
焦れば焦るほど更なる深みにはまる。
結局大金抱えて米国に泣きつくしかない。


各紙の重要箇所を以下にまとめておきます。

1、中国海軍の南海艦隊所属のミサイル駆逐艦「海口号」と「武漢号」、総合補給艦「微山湖号」の計3隻。

2、中国は「近海防御型」から「外洋型」の海軍へ脱皮。中国軍の存在感を示す“絶好の機会”ととらえている。。

3、中国のメディアは「国連安保理常任理事国」として派遣は当然と強調。

4、これら艦艇が活動するのは、中国への輸入貨物の85%が通る重要海域。

5、特に見逃してはならないのは「中国軍事筋は、空母建造にも“追い風”と指摘」との点。

<関連記事>
「ポスト金正日」に向けて動き出す中国とロシア
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/11/3755649
ビビる大捜査線 ホルムズ海峡を封鎖せよ!(1)
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/08/05/3673600
ビビる大捜査線 ホルムズ海峡を封鎖せよ!(2)
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/08/05/3674176

Chinese navy off on historic anti-piracy mission
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5juvBNMjqDxKCxtbyk7NEbIbEc3hQ
China targets pirates in groundbreaking mission
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5gB7YMEDuCwwY9ncDOtPAkEI4-H2wD95AM5NO0


「外洋型海軍」へ一歩 中国艦隊ソマリア沖へ出航
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081226/chn0812262009004-n1.htm
中国艦艇3隻、海賊対策でソマリアへ…初の軍事力行使作戦
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081226-OYT1T00550.htm

15カ国が艦船派遣=広がる国際監視網-ソマリア
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008122600707

海自:ソマリア沖に護衛艦派遣へ 海賊対策で政府検討
http://mainichi.jp/select/world/news/20081225k0000m010128000c.html
ソマリア沖「まず現行法で海自艦派遣」 政府、1月メド対処要領
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081227AT3S2603226122008.html

【主張】ソマリア海賊 海自の抑止力に期待する
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081227/plc0812270256001-n1.htm
ソマリア沖海賊 迅速な海自派遣を目指せ(12月27日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081226-OYT1T00786.htm