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米国を支える頭脳2008/12/05 02:14

大学ランキング


2008年。世界は失われた10年に突入。
世界大恐慌と呼ぶ人もいる。
世界のカオス化と呼ぶお友達もいる(笑)

危機の始まりは米国から。
それでも米国が一番早く危機から抜け出すことになると思います。

よって、米国(実際には米英)中心の世界は変わらない。

憎たらしいことに世界の頭脳を集めている。
大学ランキングトップ20のうち17校が米国にある(画像参照)。
実験国家のソフトパワーを侮ってはいけません。

今日成立予定の国籍法改正も枝葉で騒いでいるだけにしか見えない。
少しは米国を見習って、国籍法を抜本的に見直す時期に来ています。

優秀な頭脳にはお金もついてきます。
優先的に日本国籍を差し上げる仕組があってもいいのではないでしょうか。

議論すべきは戦略的エリート移民受入制度です。

コメント

_ とおる ― 2008/12/05 09:09

> 少しは米国を見習って、国籍法改正も戦略的に考えればいいのに。

日本国籍を外国人が取得するには、帰化という方法があり、かなり簡単(ずさんに)に取れると石平氏が言っていたと思います。
現在の国籍法案は、外国人(特に中国人・韓国人・朝鮮人)に、ほぼ無条件に与えてしまう可能性があることがあり、「優秀な頭脳」というのとは、少々異なります。
まあ、「優秀な頭脳」や「資産家」には、日本に来てもらうことには異存はありませんが。

_ Y-SONODA ― 2008/12/05 09:31

とおるさんへ

コメントありがとうございます。

今こそ国籍法が戦略的な視点で語られてもいいのですが、
好き嫌いの感情論だけが飛び交っているように見えるんですよね。

残念ですねぇ。

_ 通りすがり ― 2008/12/05 15:13

面白く拝読させて頂いています。
知り合いのインド人によると、彼自身の子女2名及び、その殆どの学友達は北米著名大学で博士号取得だそうです。(修士はインドで取得。インドの修士は北米で認知されないそうで、修士で留学するもインド人は優秀な生徒が多いので、修士1ターム終了後、博士課程へジャンプ!が多いそうです。)
北米教育システムには「奨学金制度(返還義務無し)」があり、親がミリオネラーだろうが何だろうが、優秀な頭脳さえあれば、学費無料どころか毎月十分な生活費まで支給されます。親の負担、ゼロ!です。
また、企業から支給される「スポット奨学金」で3千ドル、5千ドルを安々とゲット。
知人は子女の博士号授与式に参加して、「博士号取得者一覧」を見たところ、取得者数の第一位中国人、僅差で2位インド人、3位韓国人、4位米国人、だったそうです。ちなみに日本人は2名。音楽と文学。。。。
博士号取得後、もちろん、みんな高級優遇で著名大学でポストドクター。故国に帰る人はマレ。特に理系では研究施設、環境等、米国が圧倒的に優位なわけで。
米国はこうして世界中から優秀な頭脳を囲い込んでいる、のではないかと思いました。
日本はどうでしょう?持って生まれた優秀な頭脳を、有効に使うどころか、荒廃させてるような気がしてなりませぬ。

_ こんにちは ― 2008/12/05 16:40

日本国内に優秀な人の数を増やすには、まずは国内で優秀なひとたちを育てることが大切だと思います。その次に、とびきり優秀な人々を外国から呼ぶことも賛成です。ただ日本国籍取得を容易にしたからといって優秀な研究者が日本にきてくださるとは、思えません。優秀な方々が研究や生活面で暮らしやすいような環境をつくることは大切だと思います。また、日本人子弟のしつけや教育についてもう一度、システムをしっかりと考えなくてはいけないと思います。

_ Y-SONODA ― 2008/12/08 07:16

★通りすがりさんへ

ご指摘の通りですね。
米国の優秀頭脳囲い込み政策はすごい。

海外組からの刺激によって米国人のレベルアップにもつながり、
学生生活を通じて国際交流から世界的なエリート人脈へと発展することもある
さらに、その中から選び抜かれたエリートが政財界に配置されていきます。

これは米国以外の国からすると、
優秀な人材が米国に引き抜かれているという事態を生んでいるわけです。

それにしても米政財界では次から次へと新人さんが登場してきて、
それを追いかけている私ももう大変(笑)

こうやって結局米国優位は続くような気がします。


★こんにちはさんへ

貼り付けた画像の上海ランキングを見てもわかるように日本は第3位。
今年のノーベル賞でも日本人受賞者が相次ぎました。
日本は一応健闘しています。

ただし、少子化の影響から学力低下を危惧する声もあります。
さらには人口問題が年金問題にもつながっている。

こうした一連の問題を解決するために方法として、
戦略的エリート移民受入制度もありかなぁと提案したってことです。

国内が基本という考え方には当然賛成なのですが、
いろいろやってきた結果が今という見方もできますよね。
新しい刺激が必要との意見が出てきてもいい頃だと思いますよ。

_ tc ― 2009/01/25 23:24

もう30年近くも前になりますが、私は10代の頃はUCバークレーに入るれるかどうかというところまで来てました。そのまま入ればよかったんですが、が、日本に帰国後、勉学の体系が違うので、ぜんぜん馬鹿あつかいですよ。ガイジンだったら、あれはガイジンだから発想が違うのね!そっかーとか言われるところが、日本人だったりすると違うんですね。

そこそこいい大学の文(偏差値70)はでましたが、今はいろいろ経緯があって年収100万円台ワーキングプアです。

日本では評価される人材がパワープレイに偏っていて、何か勘違いして輸入した似非「プレゼン」がうまいへんてこな既得権益者がカイシャでデキルだとか言って幅をきかせてる感じじゃないですかね。

どうも「優秀さ」に対する尺度が根本的に違うような気がするので、本当に正味の能力が日本で評価されるのか、、これが疑問ですね。ひょっとしたら、(私はどうか知りませんが)日本の落伍者の方が、本来はアメリカなどで出世するようなタイプで、逆に、アメリカではさほど出世するべくもないタイプの人々が、逆に日本では出世している、ということもありえますね。ま、適応性というのは必ずしも普遍的な技能ではないと思うので。

_ Y-SONODA ― 2009/01/26 00:57

tcさんへ

「優秀さ」の尺度ですか。
確かにお国柄によって違いますよね。

米国北東部などはやはり能力重視という感じがしますが、
金融危機以後は「能力」というのも旬のものに見えてきます。

一方で日本の一部はまだ保守的なのかな。
政治を見れば、能力よりも血統書の有無だったりしますからね。

それに人生は運不運もありますからね。

この危機をいかに利用するかという前向きさと柔軟さが必要かもしれませんね。

_ へなちょこエンジニア ― 2009/01/27 07:54

>米国の優秀頭脳囲い込み政策はすごい。
やっぱり軍予算が大きいですからねえ。論文の後ろを見るとよく分かる。

>こうやって結局米国優位は続くような気がします。
金の切れ目が何時来るかですな。
でも、切れそうになっても同盟国を銃で脅してかすめ取りそうだワン。

_ Y-SONODA ― 2009/01/28 00:58

へなちょこエンジニアさんへ

金の切れ目って、す、するどい!!

昨年4月にロックフェラー家のデービッドさんがハーバード大に総額1億ドル(過去最高!)を寄付して話題を集めましたが、
そのハーバードも金融危機の影響で基金運用損が80億ドルに達したとの記事も。
これでロックフェラーの寄付もぶっ飛んだわけですね。

現在、ハーバードに限らずどこの大学も寄付金激減により予算削減に動いているとの記事が話題に。

また、金集めのために中東あたりに接近しているとの情報も。

こういう時にOB人脈の強みがいきてくるんでしょうなぁ。

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