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ブラッドリー効果を見守る新渡戸の魂2008/11/04 00:40

ロイター/C―SPAN/ゾグビーの世論調査


いよいよ米大統領選投票日となりました。

「あなたはパニックを望んでいるのでは?」などと思われているかもしれませんが、
まったくそういうことはありません。

世論調査通りにオバマが圧勝することを日本人として心から望んでいます。

そして、オバマ政権誕生となるでしょう。

それでも気になるのは、やはりブラッドリー効果と逆ブラッドリー効果。
少しでもそういう現象があれば、きっとオバマ効果と名付けられるはず。
明日明後日はこのブログで速報がドドッと流れるかもしれません。

さて、今日取り上げた画像は、ロイター/C―SPAN/ゾグビーの世論調査。
11月2日には前日の調査よりオバマのリードが1ポイント拡大、
オバマの支持率は50%となり、マケインの44%を6ポイント上回る結果に。
この6ポイントリードというのは他の世論調査と比較して、平均的な数値です。

この世論調査を実施しているはずのロイターでなんとも奇妙な記事を発見しました。
まずはこれをポチッとクリックして読んでみてください。

米大統領選へ最後の週末、マケイン・オバマ両候補が熱戦を展開
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS830326920081102

最後に注目してくださいね。

「現在の世論調査が正しければ、4日の投票ではオバマ氏が大きく水をあけて当選し、米国初の黒人大統領となる見通し。」

ロイターが「現在の世論調査が正しければ」と書いちゃった。
世論調査を実施している側がその結果に疑問を投げかけているのです。

一応原文でも同じように書かれています。

McCain, Obama seek to turn out the vote
http://www.reuters.com/article/politicsNews/idUSTRE4A00F920081101

If current polling is accurate and stands up on Election Day, Obama will win, possibly by a comfortable margin.

今回の大統領選は世論調査泣かせになるのではないでしょうか。
世論調査を実施しているところは、いずれもロイター同様の不安を抱えているはず。
それほど厄介な大統領選になると思います。
場合によっては世論調査自体の見直し論も浮上するかもしれない。

それにしてもブラッドリー効果の根底にある人種問題について、
日本人がいまひとつ関心を示していないことが残念です。

かつて根も葉もない黄禍論に対し、
煮えくり返るように腹を立てて抗議した日本人が数多くいた。

排日移民法に対し、
「撤回されるまで二度と米国の土は踏まない」と決意したのが新渡戸稲造でした。

この苦い歴史を本当に忘れていいものか?

私にとって今回の米大統領選が少しはその判断基準になるかもしれない。
そんな想いで見つめているのです。


<関連記事>
「ブラッドリー効果」と「逆ブラッドリー効果」
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/19/3831069
ブラッドリー効果が引き起こす「投開票パニック」
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/21/3836115
米大統領選の「投開票パニック」が「戒厳令布告」へ?
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/23/3840281
「ドクター・ドゥーム」が追加した11月パニックとは
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/24/3842476
114暴動に備えるアメリカ
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/10/25/3846069

「不和の林檎を置いて去る」 By 猿田彦さん2008/11/04 01:08

不和の林檎


私は自衛隊の制服幹部の方々と親しく話をしたことがあります。そのときの総体的な印象は、純情で、悪く言えば世間知らずだなぁということでした。しかし、制服軍人は思想や政治に偏ってはならないという鉄則に照らすと、これでよいのだと私自身納得した覚えがあります。

田母神前空幕長はその則を越えたわけで、迅速に更迭処置が行われたことは良いことであったと思います。園田さんの「素朴さと無邪気さ」が「嵌められやすい日本の体質」という評価はそのとおりであり、戦前の軍部独裁体制を許し、結果として国を危うくさせたこの日本の体質を冷静に見つめ、国の行く末を誤ってはならないのです。

コミンテルンの背後にSISが居たことは、いくつか確証らしきことが語られることがありますが、それよりも少し視線を上げてアングロサクソンの基本戦略である「不和の林檎を置いて去る」というものを考える必要があります。

コミンテルンを使って蒋介石を支援し、一方で毛沢東をも支援していたという一見矛盾するような行動は、まずは世界の勢力図を変えるほど台頭してきた日本を押さえ込むことに目的があった。しかしさらに、その後の中国(東アジア)に紛争の種を植え付け、紛争(不和)が続くことで強力な勢力が育つことを未然に防ぐという戦略の一環です。その結果、日本・中国・台湾という構図、南北に分断された朝鮮と言う紛争の構図が残されました。

この他にも紛争の種を置いていった具体例は世界にいくらでもあるのですが、例えば今最も紛争の震源地となっているアフガニスタンとパキスタンの国境地帯です。この国境線は英国が出て行くときに勝手に引いていったものです。

インドとバングラデシュの国境にも同じようなものがあります。さらにアフリカには現在42本もの直線の国境がありますが、これらも植民地時代の欧州列強が人工的・人為的に置いていったものです。現地で争うそれぞれの勢力に、表立たぬよう荷担することで紛争が長続きし、争い合う勢力がともども衰えるのを待つ。それが、「不和の林檎を置いて去る」という大戦略なのです。

バングラデシュの友人の話では、「ヒンズーとイスラムが爆弾テロをまじえた争いを始めたのは、アングロサクソンが入ってきた150年前からだ、ヒンズーが強くなればイスラムに、イスラムが強くなればヒンズーに彼らはそれぞれ荷担してきた。アングロサクソンが入ってくる前の700年間、ヒンズーとイスラムは仲良く混住していた」ということです。

私たちはこうした事実をしっかり見つめる必要があります。
東アジアの某国のエリート工作員との初対面の席で、私が「我々がいがみ合ってる扉の向こうに、ほくそ笑んでいる者が居ることを意識しようぜ」と語ったら、いっぺんで心が通じ合ったことがありました。忘れられない思い出です。


<画像>
Painting-Oil-Razmaz Mazmadze
http://www.interarteonline.com/Ramaz_Razmadze.htm

オバマ勝利を支えた人たち2008/11/04 09:26

オバマ勝利を支えた人たち

結局、最後の最後に俄然注目を集めたこの二人になるのかも。
画像を見ればコントラストに気づくはず。

オバマに追い風が吹いております。

民主党大統領候補オバマ氏の祖母死去
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008110400091
http://www.afpbb.com/article/politics/2535119/3494120

歌手B・スプリングスティーン、オバマ候補の選挙集会で熱唱
http://www.afpbb.com/article/entertainment/music/2534770/3491050