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奥田碩の「水と油」外交2008/07/26 00:01

「地球温暖化問題に関する懇談会」第2回会合
「地球温暖化問題に関する懇談会」第2回会合(平成20年4月5日)
http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaphoto/2008/04/05hokkaidou.html


現在日本のインナー・サークルを代表する人物といえば、
トヨタ自動車社長や日本経済団体連合会名誉会長を務めた奥田碩氏です。
福田首相が主導する「地球温暖化問題に関する懇談会」の座長を務めています。

▼地球温暖化問題に関する懇談会 名簿
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kousei.html

枝廣 淳子 有限会社イーズ代表取締役
◎ 奥田 碩 トヨタ自動車株式会社取締役相談役、内閣特別顧問
勝俣 恒久 東京電力株式会社取締役社長
黒川 清 内閣特別顧問
末吉 竹二郎 国連環境計画金融イニシアティブ特別顧問
高橋 はるみ 北海道知事
月尾 嘉男 東京大学名誉教授
寺島 実郎 財団法人日本総合研究所会長、株式会社三井物産戦略研究所所長
松井 三郎 京都大学名誉教授
三村 明夫 新日本製鐵株式會社代表取締役会長
薬師寺 泰蔵 総合科学技術会議議員
山本 良一 東京大学生産技術研究所教授
◎座長

▼さてこの奥田さんの気になる動きはこちら。

奥田碩・内閣特別顧問の総理特使としての湾岸諸国訪問
(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、クウェート、オマーン)
平成20年7月9日
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/others/chuto_08/gaiyo.html
1.概要
 奥田内閣特別顧問は、総理大臣特使として5月16日から22日(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール)及び7月5日から8日(バーレーン、クウェート、オマーン)の二回にわたり湾岸諸国を訪問した。
 各国において良好な二国間関係を確認し、「重層的関係」を構築していくことの重要性を各国首脳と共有し、また、各国からは湾岸諸国における若年人口の爆発的増加や、石油依存体質からの脱却を喫緊の課題としていることを背景に、日本が教育、職業訓練分野及び産業の多角化の分野で果たす役割に高い期待が示された。また、太陽光を始めとするクリーンな新エネルギーや環境分野での日本企業との協力に期待感が示された。さらに、最近の油価高騰につき意見交換を行った。

2.会談等
(1)サウジアラビア(5月17、18日)
 アブドッラー国王への謁見をはじめ、サルマン・リヤド州知事、サウード外相、ファイサル・ビン・サルマン殿下、アブドゥルアジズ・ビン・サルマン殿下、ファイサル・ビン・トルキー殿下、アルワリード・ビン・タラール殿下、ゴサイビ経済大臣等と意見交換を行った。また、日・サウジ協力プロジェクトであるプラスチック加工研修所を視察した。
(2)アラブ首長国連邦(5月19、20日)
 アブダビでは、ムハンマド・アブダビ皇太子、スウェイディ・アブダビ計画経済庁長官、ユーセフ・ビン・オメール・アブダビ石油公社(ADNOC)総裁等と意見交換を行った。ドバイではハムダーン・ドバイ皇太子と会談し、ジェベルアリー・フリーゾーンを視察した。
(3)カタール(5月21日)
 タミーム皇太子、アティーヤ副首相兼エネルギー工業相と会談し、ドーサリー労働・社会問題相と意見交換を行った。また、ラスラファン工業都市にてLNG基地を視察した。
(4)バーレーン(7月5、6日)
 ハマド国王への謁見をはじめ、ハリーファ首相、アハマド財務相、ハリード外相との会談、ミルザ石油・ガス相、マアラジ中銀総裁、その他現地経済関係者との意見交換を行った。
(5)クウェート(7月6、7日)
 サバーハ首長への謁見をはじめ、ジャービル第一副首相兼国防相との会談、オレイム電力水相兼石油相、グネイム通信交通相、フレイジ首長府顧問、その他現地著名経済人・有識者との意見交換を行った。
(6)オマーン(7月7、8日)
 ハイサム遺産文化大臣と会談し、バドル外務省事務局長、ダルウィーシュ財務省事務局長、その他有力経済関係者と意見交換を行った。

■奥田碩の「水と油」外交

株式新聞さんは奥田特使派遣の狙いは「水」とよんでいますが、
なかなかいいところをついているのかも。
なんといっても海外での実績という面からも
原発関連銘柄より水関連銘柄の方が手堅いでしょう。
特に海水淡水化ですね。

イラク戦争も油だけではなく、水も大きく関わっていました。
むしろイスラエルの立場からすれば、イラクの水の方が脅威だった。

▼引用開始

中東へ日本企業進出加速――「ドバイ特区」熱視線
2008/05/29株式新聞

 中東への日本企業の進出が政府の後押しでさらに加速しそうだ。奥田碩・内閣特別顧問は16~22日の日程で、総理特使としてサウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールを訪問。石油・天然ガスなどのエネルギー分野を中心に、経済協力について現地の要人と会談した。
 特に注目されるのはUAEのドバイで経済特区「ジェベル・アリ・フリーゾーン(JAFZA)」を訪れ、同特区の幹部と面会している点だ。ドバイ経済の著しい発展を背景に同特区には東芝(6502)や松下電器産業(6752)などの大手を含め100社以上の日本企業が進出しており、会談でもドバイへの投資促進などについて話し合いが行われたようだ。
 建設ラッシュが続くドバイをはじめ、中東の各地で日本企業の事業展開が加速している。中でも注目を集めているのが、中東の発展に欠かせない「水」関連の事業だ。野村証券は「中東における水不足問題」と題した27日付のリポートで、「(中東および北アフリカ地域における)淡水化プラントの設備容量は、2005年から2015年にかけて、ほぼ倍増となることが予想される」と分析。同地域の水処理膜関連の潜在市場規模を約80億ドル(約8300億円)と見積もっており、日本企業の商機拡大も期待できるとして、日東電工(6988)と東レ(3402)を紹介している。
 両社とも水処理膜関連の売上が100億~200億円と全売上高に占める割合は3%未満にとどまっているものの、水処理に必要な逆浸透膜の市場シェアは日東電が世界2位、東レが3位と圧倒的な存在感があり、中東の水処理膜市場が拡大した際に恩恵を受ける銘柄として期待できる。
 他の中東の水関連では、海水淡水化装置の大手、ササクラ(6303・大(2))が面白い。今09年3月期の大幅減益を嫌気して株価は23日に安値を付けたが、その後上昇に転じ、28日には目先的な戻りのフシである900円を突破するなど、騰勢を強めている。

主な中東関連銘柄株
丸紅 <8002.T>
 アブダビ政府と総合商社を合弁で設立。中東地域での水・発電事業を多数手掛ける
大林組<1802.T>、鹿島 <1812.T>、菱重工<7011.T>、三菱商<8058.T>
 ドバイで進行中の新交通システム「ドバイメトロ」プロジェクトで建設、技術提供にかかわる
近畿車<712.T>
 「ドバイメトロ」プロジェクトで車両製造を担当。今3月期は同事業がフル寄与し大幅増益予想
明電舎<6508.T>
 「ドバイメトロ」プロジェクトで電力設備を担当
日立プラ<1970.T>
 ドバイで建設中の世界一の高層タワーで空調システムを手掛ける
加藤製<6390.T>、タダノ<6395.T>
 中東でクレーンの販売が好調
住友化<4005.T>
 サウジアラビアの大規模石油化学プロジェクト「ペトロラービグ」が08年後半に始動予定
日揮<1963.T>
 中東売上比率38%。化学業界向けにプラント工事を展開
千代化建<6366.T>
 中東売上比率70%。カタールで大型LNGプラントを建設
日野自<7205.T>、いすゞ<7202.T>
 中東での自動車販売に注力。いすゞは09年にもサウジアラビアでトラックの現地生産開始
日東電<6988.T>、東レ<3402.T>、ササクラ<6303.OS>
 日東電、東レは水処理膜、ササクラは海水淡水化装置が中東で伸びる
▲引用終了