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地球の凄み2008/06/18 21:04

蒲生の大楠

娘「パパ。温暖化で地球は滅びちゃうの?」

私「う~~ん。パパはそうは思わないけどなぁ。いい機会だから、いろんな本とか読んで、自分で調べてみたらどうかなぁ。」

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つい先日、我が家でこんな会話がありました。
娘は現在中学生。
小学生ぐらいだったら、きっとこう答えていたでしょう。

「いい子にしていたら、きっと大丈夫だょ。」

テレビや新聞で連日繰り返される地球温暖化問題。
地球が滅びれば、当然人類も滅びるわけで、
一部に「ノストラダムスの大予言」化の兆候さえ感じられます(汗)

娘はそれ程深刻でもなかったので安心しましたが、
父親からすれば、子供には夢を持って生きて欲しい。
お先真っ暗なんて思って欲しくないものです。

さて、日経さんのサイトを見ていると、こんな記事を発見。

「石油学会の業界癒着本を斬る」(安井至さん)
http://eco.nikkei.co.jp/column/ecowatching/article.aspx?id=MMECcd000016062008

書いている内容はもっともだと思うのですが、
それにしても、なんとも思い切った斬り方。
気になって安井先生のホームページもお邪魔しました。

―市民のための環境学ガイド―
http://www.yasuienv.net/

なにやらアンチ地球温暖化論も斬りまくっているみたいですね。
やはり気になったのはこのページ。

「地球温暖化はエセ科学か」
http://www.yasuienv.net/GWPoliticsTanaka.htm

どうやら田中さんが投げかけた波紋が
こんなところにも飛び火しておりました。
それを考えると田中さんの影響力はやっぱりすごい!!

この中で私が一番気になったのがこの部分です。

「A君:温度が上昇すると、大気中の水蒸気量は増える。しかし、蒸発量は、海からのものが多いものと思われる。その水蒸気がどのようにして雲になるか、など、分からない部分が多い。」

「素」で書きましたが、
私は根っからの海山川人間。
当然大いに環境問題に関心を持っておりまして、
これまた一人でその関係のシンポジウムに顔を出していた時期があります。
今から約20年程前ですね。
正直、この時の議論の方が今よりも健全だったと思います。

賛否両論乱れ飛ぶ活発な議論を聞きながら、
私はボケッとこんなことを考えていました。

海水面が上昇するということは、
必然的に海の表面積が拡がることになるのでは・・・。
そうなると蒸発量が増える可能性があるのでは・・・。
長期的に見れば、結局雲になって雨を降らして温度を下げるのではないか。

あくまでも私の「ど素人考え」なのですが、
思い切って専門家に質問したこともあります。
しかし、まったく相手にされずwww

安井先生のサイトに登場するA君のお話からすると、
この問題はまだ「分からない部分」のままになっているみたいですね。

いずれにせよ、
地球はまだまだ「分からない部分」がいっぱいあるはず。
今にきっと「地球の凄み」を知ることになるでしょう。

このページの最後でこう明言されたのは、すばらしいと思います。

「気候変動が政治の世界にかなり近いことは事実である」

このお言葉をお借りすると、
政治の世界にかなり近い問題が、
大なり小なり子供たちの不安につながっていることを
大人たちは立場を超えて認識した方がいいですよね。

一際目立つのは大人たちの政治的経済的思惑が絡んだ無神経さ。
こちらの方が温暖化よりも余程怖いのではないでしょうか。

洞爺湖サミットの影響かもしれませんが、
少々煽り過ぎていると感じる今日此の頃です。