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ロックフェラー家の影響力(1)2008/06/06 00:41

ロックフェラー一族の持株リスト
『現代アメリカ金融資本研究序説』松井和夫、文眞堂より




今や日本を代表する国際情勢解説者の田中宇さんの唱える多極化論。
これに対して米外交問題評議会(CFR)会長のリチャード・ハースが、
多極化を通り越して無極化になるんだぜ論を展開。
このハースでさえもドキッとしそうなのが、
田中さんのババ抜きや覇権ころがしかもしれない。
覇権も時にはババになるという見方はさすがだと思います。

さて、田中さんは適切な表現でロックフェラーを取り上げていますが、
中にはこんな表現をしている本もたくさんあったりします。

「我らがロックフェラーのエクソンモービル!」

こんな風に書くと、
あたかもロックフェラー家がエクソンモービルを所有している。
あるいは支配していると勘違いする人もいるでしょう。

残念ながら事実は違いますね。

エクソンもモービルも共に
ロックフェラー家創業のスタンダード・オイルをルーツとすることから、
歴史的に見てロックフェラー系との表現はありでしょうけどね。

とはいえ、今なおロックフェラー家が強い影響力を持っていることも事実です。

つい先ごろに行われた同社の株主総会を前に
最高経営責任者(CEO)と取締役会議長の分離を求める問題で、
エクソンモービル経営陣とロックフェラー家が対立しました。
ロックフェラー家の子孫たちが結束しながら、
地球温暖化問題への対策含め、
長期的な成長戦略を構築するためには分離が必要と主張しましたが、
賛成約4割を得るものの、この提案は否決されました。

エクソンモービルほどの規模になれば、
創業者一族とて自由に動かすことなどできないわけです。

それを証明するのが私のホームページに仕込んでおいた資料です。
すぐにみつかったと思いますが、ここにも貼っておきました。

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