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中国にはロシアをぶつけろ - ベトナムに学ぶバック・パッシング2013/03/29 06:00

中国にはロシアをぶつけろ - ベトナムに学ぶバック・パッシング


<関連記事>

ロシア艦が砲撃訓練=南シナ海-中国「核心的利益」刺激も
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013032800870

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシア海軍当局者は28日、アデン湾の海賊取り締まりに向かっている太平洋艦隊所属の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」などが、南シナ海で実弾砲撃訓練を行ったことを明らかにした。

 南シナ海では、中国とベトナムが南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権を争っており、ロシアの軍事演習は中国を刺激する可能性がある。中国の習近平国家主席は最近、初外遊として訪ロし、プーチン大統領と「(領土保全など)核心的利益の相互支持」で合意したばかり。(2013/03/28-19:09)


Russian ships conduct firing practice in South China Sea
(Xinhua)
21:10, March 28, 2013
http://english.peopledaily.com.cn/90777/8187163.html

MOSCOW, March 28 (Xinhua) -- A group of six Russian navy warships conducted firing exercises in the South China Sea, the country's Pacific Fleet said Thursday.

"A big anti-submarine ship Admiral Panteleyev has conducted artillery shooting exercises in the South China Sea. The sea targets were destroyed," Pacific Fleet spokesman Roman Martov told local media.

Ka-27 carrier-born helicopters made several sorties in a simulated enemy submarine search. The crews also tested their ships' survival capabilities, Martov said.

The Russian ships, including one big anti-submarine ship, three landing ships, a tanker and a rescue vessel, are on their way to the Gulf of Aden where they will protect navigation against piracy.

This is the ninth mission by the Pacific Fleet to Somali shores.


ロシア艦がベトナム寄港へ=習主席初外遊前、中国刺激も
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201303/2013032000468

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシア海軍当局者は20日、太平洋艦隊所属の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」などが近く、南シナ海に面するベトナム・カムラン湾に寄港することを明らかにした。インド洋の海賊取り締まりに向かう途中、入港する。

 ベトナムは中国との間で、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の領有権を争っている。22日に中国の習近平国家主席が初外遊でロシアを訪問するが、南シナ海の重要拠点へのロシア艦寄港は中国を刺激しそうだ。(2013/03/20-21:53)


ベトナム、対ロシア協力強化 中国けん制へ海軍向け施設建設
2013/3/5 22:08
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0506C_V00C13A3FF2000/

 【ハノイ=伊藤学】ベトナムが南シナ海で島しょの領有権を争う中国をにらみ、ロシアとの海軍協力を強化する。ロシアのショイグ国防相は5日、ハノイでベトナムのタイン国防相と会談。国防副大臣級会合の定期開催などで一致した。ベトナム南部のカムラン湾で、艦船の補修施設やロシア海軍向け保養施設を共同で建設することも決めた。

 ショイグ国防相は4日からベトナムを訪問。サン国家主席(大統領)と会談したほか、冷戦時代に旧ソ連海軍が基地を設けていた要衝カムラン湾を視察した。タイン国防相は5日の記者会見で「ベトナムの港湾へのロシア海軍の寄港許可を早期に検討する」と話し、ロシアとの軍事交流を増やす考えを示した。

 ベトナムは2009年にロシアから20億ドル(約1860億円)で「キロ型」潜水艦6隻を購入し、年内にも1隻目を配備する見通し。ロシアの協力を受けて、カムラン湾に潜水艦基地を整備するとみられる。ショイグ国防相は同日、「潜水艦乗組員の育成を支援する」と明らかにした。

 中国が海洋監視船を配備するなど南シナ海への進出を強めるなか、ベトナムも対抗策を講じている。このほど農業・地方開発省水産総局の傘下に「漁業管理部隊」を設立。領海内で違法操業する中国漁船などへの取り締まりを強化する。罰金や禁漁措置のほか、海軍などと協力して強硬措置をとることも選択肢とする。

 ベトナムとロシアの軍事協力は冷戦崩壊後に疎遠になったが、最近は再び活発化している。ロシアにはベトナムなど東南アジア各国との協力強化と、中国の勢力拡大を抑える狙いがあるようだ。


ベトナム、ロシアを引き込み 南シナ海カムラン湾を共同開発 中国牽制
2013.3.22 01:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130322/asi13032201280000-n1.htm

 【シンガポール=青木伸行】ベトナムは、中国と領有権を争う南シナ海に面する南部カムラン湾に、ロシアをはじめ諸外国の海軍艦船の補給・整備施設などを、共同で建設することにロシアと合意した。ロシアの支援により、ベトナム海軍の潜水艦基地も建設される。ベトナムはフィリピンとも軍事協力の強化に動いており、対中牽(けん)制(せい)網を広げている。

 カムラン湾はベトナム戦争当時に米軍が、その後はソ連(ロシア)軍が2002年に撤退するまで使用した要衝。施設の共同建設はロシアのショイグ国防相が今月上旬、カムラン湾などベトナムを訪問した際に合意された。

 ベトナムは水深18~30メートルのカムラン湾を再開発し、各国の海軍艦船に、燃料や食糧などの補給と要員の休息、艦船の整備のために開放する構想を示してきた。

 これを対中戦略の観点に限定してみれば、米国やロシア、インドなどの艦船を招き入れることにより、対中抑止力とする狙いがある。同時に、主に米国という特定の“対中勢力”にのみカムラン湾を使用させる形は避け、中国との関係悪化を回避するという「全方位外交」の反映でもある。

 再開発構想では、カムラン湾は(1)潜水艦基地などベトナム海軍専用(2)外国海軍の艦船用(3)民間船用-の3区域に区分される。ロシアは自国用施設のみならず、外国海軍艦船の施設全般の建設を支援する。

 さらに重要なことは、ロシアがベトナムの潜水艦基地の建設にも協力するという点だ。ベトナムは対中戦略の目玉として、ロシアからキロ級潜水艦636MVを6隻購入しており、今年中に1隻が引き渡される予定。ロシアは潜水艦部隊の編成、要員の訓練も支援し、基地の建設と合わせハード、ソフト両面における“後ろ盾”だといえる。

 カムラン湾では13日、施設建設などに従事するロシアの船舶・軍事関連企業1社が、事務所を開設した。

 ベトナムはまた、対中強硬派のフィリピンと国防当局者による作業部会を開き、中国を主眼に連携を強化することで合意した。両国は10年に、防衛協力に関する覚書を交わしており、これを基本に具体策が協議されたとみられる。

 ベトナムは最近、中国によるパラセル(中国語名・西沙)諸島でのテレビ、ラジオ局の開設や、スプラトリー(同・南沙)諸島における3G通信システムの導入など、ソフト面での実効支配に対しても強く警戒、反発している。