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「ねじれ」でねじれる民・自・維の行方2012/11/21 08:14

「ねじれ」でねじれる民・自・維の行方


「日教組と自治労に支えられた民主党と組むなどあり得ない! 」

安倍晋三だけが言っているわけではない。
安倍周辺のいる人すべてがそう語る。

とにかく教育改革がしたい。とにかく憲法改正がしたい。
「だから維新さーん、よろしくね」の人たち。

では「ねじれ」に対してどうするのと問えば一同ポカン。
安倍一派の感情先行・現実無視の悪い癖が丸出し。

ここで出てきた石破茂率いるチーム・リアリスト。

「民自公」路線を維持しないと「ねじれ」の解消はできんやろ。
参院で議席を持っていない維新と組んでも「ねじれ」の解消にはならんがな。

そんな石破茂は民主党にもお友達が大勢。
「ポスト野田」のほとんどがお友達。

誰がどう見ても石破茂率いるチーム・リアリストの勝ち。
空気を読んで接近図る橋下徹はなかなかしたたか。

いずれにせよ民主党は負ける。
つまりは野田佳彦はもう終わり。
おそらく次の代表は細野豪志か前原誠司か岡田克也。

本命・細野はどう動く。
ここが見どころになるだろう。

細野率いる民主党に憲法改正という踏み絵を迫っても面白い。
その時、輿石東はアタフタ。民主党の分裂祭りが参院にも飛び火。

政界大再編への扉が開く。
この際、右と左にパカッと分かれりゃええがな。


(1)チーム・リアリスト=「民自公」路線維持、「民自維公」新路線も

隊長=石破茂=前原誠司、玄葉光一郎ら「ポスト野田」と気脈通じる
「いいかげんな3党合意ではない。これを維持していかなければ(来年夏の)参院選までのねじれの解消はできない」
「維新の会は参院で議席を持っていない。衆参のねじれの解消には寄与しない」

民主党副隊長候補=細野豪志、前原誠司、岡田克也、玄葉光一郎、野田佳彦

維新副隊長候補=橋下徹=「ねじれ」の空気読んで接近中
「石破氏や細野氏をはじめ、話し合いができる人はたくさんいる」


(2)チーム・憲法改正=「自維」新路線模索

隊長=安倍晋三=労働組合と近い民主党は嫌い
憲法改正など保守色の強い政策で合致する維新との接近を志向

維新副隊長候補=石原慎太郎、橋下徹


<関連記事>

2012年11月20日(火) 14時35分
自民幹事長「総選挙後も自・公・民で」
http://www.mbs.jp/news/jnn_5186475_zen.shtml

 自民党の石破幹事長は、TBSの番組に出演し、総選挙後、政権を獲得した場合、自民、公明だけでなく民主党とも協調して政権運営を図りたい考えを示しました。

Q.選挙後も自公民の3党合意の枠組みはできるだけ維持したい?

 「そう思っている。いいかげんな3党合意ではないので、維持していかなければ参議院選挙までの間のねじれの解消はできない」(自民党 石破 茂 幹事長)

 石破氏は社会保障と税の一体改革に関連し、このように述べ、選挙後も、自民、公明、民主の3党による協議の枠組みを維持していく考えを示しました。

 石破氏は、民主党と連立を組む可能性については否定していますが、自民、公明両党だけでは参議院とのねじれ状態が解消されないことから、政策ごとに連携していくことを視野に入れた発言とみられます。

 また、都内のホテルで行われた自民、公明の幹部による会合では、両党の選挙協力を推し進めていくことを確認しました。

 「今、兼職禁止規定というものがあるが、この禁止を外してもらえれば、僕は次の参議院に挑戦させてもらいたいと思う」(日本維新の会 橋下 徹 代表代行)

 一方、日本維新の会・代表代行の橋下大阪市長は同じ番組で「大阪市長という立場は放り出すわけにいかない」と述べたうえで、自治体の長と国会議員の兼職を禁止した規定を解除すべきだ、と強調しました。そのうえで、兼職規定が解かれれば、と条件を付けながら、来年の参議院選挙への出馬に意欲を示しました。

 また、橋下氏は自民党に対して「一番重要な原発の政策について結論を出していない」と、けん制しました。一方の石破氏も、日本維新の会との連携については「参議院に議席がなく、ねじれの解消につながらない」として、否定的な考えを示しました。(20日11:14)


自民、ねじれ国会にらむ 一体改革は民自公路線
2012/11/21 0:42
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS20031_Q2A121C1PP8000/

 来月16日投開票の衆院選後の政権枠組みを巡り、早くも各党の腹の探り合いが始まった。自民党の石破茂幹事長は20日、社会保障と税の一体改革に関する民主、公明両党との3党合意を順守する考えを示し、選挙後も3党の協調路線を維持する意向を表明した。第三極の日本維新の会の橋下徹代表代行も政策によっては民自公3党と歩調を合わせる可能性に言及した。

 石破氏は20日の公明党との幹事長・国会対策委員長会談で「自公で政権を取る」と述べ、両党で過半数獲得を目指す方針を確認した。そのうえで会談後、衆院選後の政権枠組みについて記者団に、民主党を加えた大連立は否定しつつ「社会保障と税(の一体改革)は民自公3党でやってきた。これは引き続き維持をする」と語った。

 衆院選の結果、自公で過半数を獲得し連立政権を発足させても、参院では両党が過半数を下回る状況が続く。自公と民主による消費増税を柱とする一体改革の3党合意に従えば、来年通常国会で税制など合意に関連する法案を成立させる必要があり、民主党の協力が欠かせない。

 3党合意で設置を決めた社会保障制度改革国民会議も月内に発足する。政府は国民会議の会長に清家篤慶応義塾長を起用、委員は神野直彦東大名誉教授、増田寛也元総務相、宮本太郎北大大学院教授ら総勢15人程度とする人事を固めて3党に提示。近く各候補に就任を打診し、27日に正式決定する。清家氏は自公政権の社会保障国民会議や菅政権の社会保障改革集中検討会議で委員を務めており、3党とも了承する方針だ。

 3党協議の枠組みの継続に関しては、民主党側でも野田佳彦首相のほか岡田克也副総理や前原誠司国家戦略相らも前向きだ。自民党との対決姿勢を鮮明にする輿石東幹事長ですら「民自公が中心になることは間違いない」と歩調を合わせる。細野豪志政調会長は18日、民自公3党の枠組みに関し、一体改革や国会議員の定数削減といった個別政策は3党で取り組む考えを示した。

 次期衆院選で自公、民主のどちらが政権を取った場合でも参院では過半数には届かず、「決められない政治」が続く事態を避けたいとの思いは共通する。石破氏は前原氏や玄葉光一郎外相ら「ポスト野田」と気脈が通じるため、自民党内では「将来の政界再編をにらんだ発言」との見方もある。

 一方、維新の橋下氏は20日のTBS番組で「石破氏や細野氏をはじめ、話し合いができる人はたくさんいる」と指摘。「国のためになることは自民とも公明とも民主とも議論して物事を進めていく」と政策協調に含みを残すとともに「同じ考えを持つグループで政党をつくっていこう」と政界再編にも意欲を示した。

 維新は参院でわずかな議席しか持たないため、民自公路線を敷かれれば埋没しかねないからだ。ただ自民党内では保守的な議員を中心に労働組合と近い民主党に距離を置くべきだとの声も多く、憲法改正など保守色の強い政策で合致する維新との接近を志向する議員も多い。選挙後の枠組みは党内対立の火種になる可能性もある。