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「いつまでも いると思うな ドラえもん」 - 焦る日本はのび太からジャイアンへ?2012/08/28 08:21

「いつまでも いると思うな ドラえもん」 - 焦る日本はのび太からジャイアンへ?


中国の台頭。どう見てもそれは新ジャイアンの誕生。

今まで不動のジャイアンだった米国も下り坂。
旧ジャイアンは新ジャイアンのことが気になって仕方がない。

ジャイアンは世界に二つもいらないとすでに潰し合いも。
その影響が東アジアを直撃中。

東アジアも中国という新ジャイアン誕生で大揺れ。
新ジャイアンに屈服するもの、反抗するもの、様子見するものさまざま。

東アジアでは米国もよそもの・ドラえもん。
そのドラえもん頼みののび太は日本。

その日本もかつてはジャイアン風に大暴れ。
新ジャイアンの存在がのび太を再びジャイアンへと向かわせるのか。

そんな矢先にトリックスター・石原慎太郎がまたまた登場。
「いつまでものび太だと思うなよ」風の勇ましい発言連発。

中国という新ジャイアンを共通の敵にすることで日韓結束。
そんなシナリオもトリックスターが吹き飛ばす。

困ったちゃんはスネ夫・韓国。
日中ジャイアンどちらを取るかと問われれば、中国と答えてしまうスネ夫ちゃん。

今ここで「いつまでものび太でいるからね」の安心文句がいいのか。
それとも「再びジャイアンを目指してやるぜ」の脅し文句がいいのか。

いつものようにのび太はドラえもんのところに相談へ。
しかし、そろそろこんなことを言われてしまう雰囲気も。

「いつまでも いると思うな ドラえもん」

米中ジャイアン対決の前座としての日中ジャイアン対決。
中国の出方を見るにはちょうどいい。
こんな時こそ距離を置いての放置プレイ。

焦る日本はのび太から再びジャイアンへ。
そんな罠も仕掛けられているに違いない。

それが嫌なら韓国を見習ってのび太からスネ夫の道もある。
しかし、「長いものには巻かれろ」もタイミングが重要。

この10年は米国ジャイアンに必死で擦り寄るのび太が楽ちん。
その間に中国ジャイアンの化けの皮が剥がれる可能性もあるのだから。


<登場キャラクター>

▼グローバル目線では・・・

旧ジャイアン=米国
新ジャイアン=中国

▼東アジア目線では・・・

昔ジャイアン、今のび太=日本
新ジャイアン=中国
スネ夫=韓国

ドラえもん=米国


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なぜ、手を結べないのか(風見鶏)
編集委員 秋田浩之
2012/8/26付
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO45404430W2A820C1PE8000/

 なぜ、日本と韓国の亀裂はここまで広がってしまったのだろう。

 野田佳彦首相と韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は竹島や慰安婦問題を抱えながらも、保守のDNAが共鳴し、相性は悪くなかった。

 両政府は一切公表していないが、実は、2人はそれまでの日韓首脳にはなかったほど、機微にふれる会話を交わしていたのだ。そのひとつが中国問題だ。

 昨年10月のソウル、そして同12月の京都。複数の日韓関係筋によると、2人はこれらの会談で、中国の急激な軍拡や東シナ・南シナ海での強硬な振る舞いについて、ひざを交えて話し合い、懸念をともにした。

 李氏は昨年10月に訪米した際、オバマ大統領とも中国の台頭をめぐり協議している。それについても野田氏に説明し、日米との連携に意欲をみせたという。

 李氏のこうした行動は、韓国の大統領としてはかなり異例だ。韓国にとって中国は陸続きの大国であり、ともに日本との歴史問題を抱える仲でもある。

 「このため、韓国は日米と違い、中国を強く刺激するのはできるだけ避けたがる。ましてや日本と対中外交で結束するなど、考えられない」(韓国に通じた安全保障専門家)

 保守政治家の李氏はそうした“タブー”を越え、対中外交で日本と連携しようとした。だが、長続きせず、空前の「反日大統領」にひょう変してしまった。

 「日米は対中戦略を共有し、連携を強めている。李大統領もそこに加わろうとしたが、韓国の世論がついてこなかった」。韓国情勢に詳しい神戸大学の木村幹教授はこう説く。

 その理由は主に2つだ。「韓国の貿易に占める対中依存度が2割強に上がり、対日と対米の合計をしのぐようになった。さらに中国の海空軍力が強まり、韓国軍は全く太刀打ちできないほど差がついた」

 とはいえ、古代国家、高句麗の帰属をめぐり、韓国も中国と歴史問題を抱える。海洋権益のあつれきも強まっている。もし対中外交という大きな戦略で組めていれば、日韓の姿はいまとは違っていただろう。

 かつての敵国や領土問題を引きずる隣国が国家の命運にかかわる大戦略で一致し、手を結ぶことは珍しくない。朝鮮戦争で激しくぶつかった米中もそうだ。その約20年後、ソ連を封じ込めるために電撃的に接近し、世界を驚かせた。

 日韓も例外ではない。冷戦中、両国はソ連への対抗という一点で連携し、国交正常化後は竹島問題で大きく対立することはなかった。「韓国としても北朝鮮の後に控えるソ連の攻勢を阻むのが先決であり、領土問題でもめている場合ではなかった」(日韓関係筋)

 そのソ連は消え、北朝鮮の通常戦力が衰える中、日韓をつないでいた戦略の紐帯(ちゅうたい)も細った。いまの日韓対立の底流にはそんな変化がある。

 中国政府当局者は日米の関係について、こんな疑問を口にする。「日本はなぜ、原爆を落とされ、貿易戦争も交わした米国と同盟国でいられるのか」

 日本への原爆投下、真珠湾への奇襲攻撃。日米も歴史問題を解決したわけではない。それでもソ連の存在が両国を結束させた。いまは「中国の台頭が日米同盟の求心力になっている」(日米両政府筋)。

 隣国の領土や歴史問題は、話せば分かり合えるというものではない。それでも、互いに「ケンカしている場合ではない」状況になれば、対立を越え、協力できる。強大で不安定な中国の台頭は、それに値する理由のはずだ。


<画像引用>

有顧慮!?台賑災捐日48億 致謝廣告獨漏
http://www.youtube.com/watch?v=dIWRh1ZSJHo