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暴徒化した中国江蘇省ガス抜きデモ、当局容認の狙いには尖閣購入計画阻止もあり?2012/07/29 07:24








<関連動画>

中国・江蘇省の王子製紙の工場から出る排水めぐり大規模抗議デモ(12/07/28)
http://www.youtube.com/watch?v=vdsrMd6X8cc

工場排水に抗議デモ 取材中の邦人記者暴行される(12/07/29)
http://www.youtube.com/watch?v=UDFWKWPVimE


<関連記事>

中国江蘇省デモ、政府へ不信根強く 日系企業困惑
当局が市民の不満のガス抜きに反日感情を利用した面は否めない
2012/7/28 21:08
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2804E_Y2A720C1FF8000/

 中国江蘇省南通市啓東で28日、製紙大手の王子製紙が利用を計画していた排水管の設置反対を訴える数千人規模のデモが起きた。地元政府は建設計画の撤回を決め、デモはいったん収束。ただ、環境対策を巡る政府への不信感と反日感情が市民の間に根強いことを浮き彫りにした。

 デモは午前6時半(日本時間同7時半)ごろに始まった。啓東の地元政府庁舎前の道路を埋めるほど人が集まり、一部は暴徒化。車を破壊したり、庁舎内に侵入して公文書を窓からまき散らしたりした。

 「建設計画を永遠に取り消す」――。昼前には南通市政府が公告の内容をスピーカーから流した。それでも一部は庁舎にとどまり、当局は武装警察も投入。周辺道路を封鎖するなどして、夕方までにデモ隊を排除した。

 デモの発端は啓東から西へ100キロの南通市中心部の工業団地から延びる排水管の敷設工事。デモの参加者は「隣町の汚水をなぜ啓東に流すのか」と不満を漏らす。

 中国では環境保全より経済成長を重視する政府への市民の反発が表面化しつつある。今月初めには四川省什●(方におおざと)での工場建設が住民の反対で白紙撤回に。昨年8月の遼寧省大連市での抗議活動では市政府は住民の要望で工場移転を受け入れざるを得なくなった。

 今回のデモでは尖閣諸島問題で高まる反日感情も絡んだ。王子製紙が排水管の建設主体と見なされ「王子の汚水を阻止せよ」と書いたTシャツ姿の参加者もいた。

 治安当局は数日前から「デモの参加は違法」と通知し、抑え込む姿勢を見せていた。しかし、28日は当初は静観の構え。当局が市民の不満のガス抜きに反日感情を利用した面は否めない。

 王子製紙は28日、今回のデモについて「憂慮している」との声明を発表。南通市が計画中止を決めたため「(今後の南通工場プロジェクトへの)影響を調査中」と説明した。同社はデモに備えて南通工場の操業を同日停止。ただ「デモは工場に及んでいない」(同社)といい、早期の操業再開を目指す。同社は現在、南通工場で使った水を浄化して長江に流している。

【南通(中国江蘇省)=土居倫之】


王子製紙の中国工場排水計画で5000人デモ 当局容認
尖閣購入計画阻止に向け日本に圧力をかける意図も
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207280131.html

 【啓東共同=早川真】中国江蘇省南通市啓東で28日、日本の王子製紙の工場から出る廃水を海に流す排水管新設計画の中止を求め、5千人以上が参加する大規模なデモが発生、千人以上が地元政府庁舎の敷地内に突入し暴徒化した。少なくとも車両10台を破壊、100人以上が庁舎内にも乱入し、書類を窓の外に放り投げたり、入り口のガラスを割ったりした。

 デモ隊は、計画を推進する地元政府トップを「売国奴」と批判。日中が対立を深める沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の問題に言及し、日本への反感を口にするデモ参加者もいた。警察側は制圧行動に出ず、デモを事実上容認。当局側には、日系工場が絡む住民のデモを通じ、尖閣購入計画阻止に向け日本に圧力をかける意図もありそうだ。

 地元政府は同日、デモ隊に計画の白紙撤回を約束、デモの解散を呼び掛けた。

 排水管は南通市中心部の王子製紙の工場廃水を約100キロ離れた啓東の海岸に流すため、南通市が建設計画を策定した。これに対し、啓東の住民からは廃水による環境汚染を懸念する声が相次ぎ、インターネットを通じてデモ参加の呼び掛けが行われていた。

 啓東の当局は26日、建設中断を発表したが、住民はデモを決行。参加者らは「建設の中断ではなく取り消しを求める」などと反発した。

 中国の短文投稿サイトなどでは、今回の問題を尖閣諸島をめぐる日中の対立と絡め、日本を批判する意見も増えている。

 啓東は中国最大の経済都市、上海市中心部の北方約80キロにある。王子製紙の工場がある南通市中心部には多数の日系企業が進出している。

 2010年9月に尖閣諸島付近で中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突事件が起きた際には、中国各地で大規模な反日デモが相次いだ。


中国・南通で5000人デモ 王子製紙の排水計画に抗議、暴徒化
2012.7.28 21:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120728/chn12072821260006-n1.htm

【啓東(中国江蘇省)=河崎真澄】日本の王子製紙が中国江蘇省の南通市に置いている工場の排水計画をめぐり、環境汚染や健康被害の懸念があると主張する地元住民ら5000人以上が28日、排水管の建設中止を求める抗議デモを行った。およそ100人が地元政府の庁舎に乱入し、警察車両など10台以上の公用車をひっくり返すなど暴徒化し、警察隊と衝突したデモ参加者の数人が負傷した。同日夕方には武装警察部隊が現場に到着。デモ隊は排除された。

 デモ参加者の一部は、王子製紙に協力して計画を推進してきた地元政府トップを「売国奴」と批判。日中が対立を深めている沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の問題でも批判の声を上げた。中国版ツイッターやネット上では、「反日デモ」とみなしてエスカレートする発言も出始めた。

 地元当局は同日、排水管の建設中止を決めてデモ隊に伝えたが、参加者は「政府は信用できない」として警察隊と衝突。地元のトップ、孫建華党委書記がデモ参加者に囲まれて、つるし上げられる場面もあった。孫氏ら当局幹部の執務室にあった多額の紙幣や贈答品とみられる高級酒などを、窓からほうり投げた。

 一部住民は29日もデモを行う構えをみせており緊迫した状況が続いている。

 問題となっているのは長江(揚子江)下流に位置する南通市中心部の王子製紙の工場から、さらに海岸に近い約100キロ離れた啓東地区に排水するためのパイプ施設計画だ。これに反発した住民らは中国版ツイッターやネットなどで、28日から30日まで、3日間デモを行うと宣言していた。

 啓東の地元当局は住民側に圧力をかけ、デモ発生を未然に防ごうとした。しかし結果的に、住民らによる当局への不満の暴走は抑えきれなかった。

 地元政府は当初「(排水管建設計画は)中止する」と妥協案を提示したが、抗議行動が収まらないとみると「計画撤回」として事態の収拾を図った。

 最高指導部のトップ交代人事が決まる中国共産党大会を今秋に控え、国内の安定、治安維持を最優先させたい当局は「民意」を重視せざるを得なかったとみられる。

 一方、公安当局は日本の記者の取材を妨害。警官に暴行されて頭から血を流し、抗議していたデモ参加者の男性を撮影していた記者(河崎)を、数人の警察官が囲んでカメラを奪おうとしたが、もみあいの末、記者はカメラを奪い返した。また、朝日新聞記者はカメラを没収された上、殴る蹴るの暴行も受けた。朝日新聞記者に対する暴行で、日本の上海総領事館が南通市当局に対し事実関係の確認を求め、事実上、抗議した。

     ◇

 王子製紙は28日、デモについて「憂慮する」とのコメントを発表した。

コメント

_ 奔放な旅人 ― 2012/07/29 09:28

中国国民の反日感情は、中央に誘導されたものと早く気付いて貰いたいですね。
敵国を設定する事で中央への不満を回避しようとする手段も、そろそろ限界に近付いているのでは。
それを感じてきている人民台は、感心を他に向ける為に尖閣諸島への武力行使を行うのが近いのでは。
日本はそうなった場合、尖閣諸島を護れない。
アメリカにすがるしかないので、オスプレイ問題を早期に片付けたいでしょうし、普天間問題も同じでしょう。
焦る日本を横目に中国は尖閣諸島の魚釣り島に中国旗を起て、人民解放軍が上陸し常駐体勢をとるでしょう。

_ とおりすがり ― 2012/07/29 21:42

中華人民共和国内にある日系企業の工場から出る排水(または中国国内の環境汚染)を、日本独自の最新環境浄化技術を用いて完全に浄化から無害の状態で自然に戻し中華人民を黙らせるべきです。
そうすることで中華人民は日系企業や日本人への弾圧迫害を止め、本当の敵が自由を抑圧し環境汚染を誘発する北京中央政府(中国共産党)であることが分かり、怒りから易姓革命を起こし結果として中国は多数の政党が存在する自由民主主義的国へと変化するでしょう。

_ Y-SONODA ― 2012/08/01 07:42

★奔放な旅人さんへ

>焦る日本を横目に中国は尖閣諸島の魚釣り島に中国旗を起て、人民解放軍が上陸し常駐体勢をとるでしょう。

うーーん、どうなんでしょうね。
当面相手の出方を探り合いが続くだけではないでしょうか。
それでも怖いのは事故・アクシデントですね。
海上民兵対策が徹底されているのかが気になるところです。


★とおりすがりさんへ

>結果として中国は多数の政党が存在する自由民主主義的国へと変化するでしょう。

それはそれでその過程を想像すると怖くなりますね。
確かに10年後あたりに中国国内の混乱に世界中が悩むこともあろうかと。
「おいおい、中国はこれからどうなるんだ」とね。

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