Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

野田をめぐる自民党と小沢グループのなんとも奇妙な綱引き合戦の見所 - 「首相・自民党VS輿石・小沢氏」の様相、自民からは「後方支援」と「助け舟」、谷垣氏側近からは「我々が野田政権の執行部のようだ」、仙谷からは「民自公大連立が一番素直」2012/06/02 07:10



<関連記事>

▼時事:ハードル下げ首相支援=消費増税法案の採決狙う-自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012060101008

消費増税関連法案の対応について、自民党は1日、ハードルを下げた。前田武志国土交通相ら問責2閣僚の交代を修正協議入りの条件としないばかりか、石原伸晃幹事長は衆院解散時期の確約にこだわらない意向も示した。

今国会の採決に政治生命を懸ける野田佳彦首相を後方支援するのが狙い。

消費税政局は「首相・自民党VS輿石・小沢氏」の様相を呈してきた。


▼毎日:クローズアップ2012:会期内採決を通告へ 野田首相、強硬姿勢にシフト
毎日新聞 2012年06月02日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120602ddm003010110000c.html

首相が3日の小沢元代表との再会談で会期内採決を通告すれば、両者の亀裂は決定的になる可能性がある。

元代表との5月30日の会談が物別れに終わったことから、首相は既に自民党との連携重視にかじを切っている。3日の再会談は元代表に首相が「会期内採決」を通告し、法案成立への決意を示す場になる見通しだ。

藤村修官房長官は30日夜、野田グループの当選1回の衆院議員らと会食した際、「採決時期は会期内だ」と強調。出席者によると、会期内採決が、自民党が求めている「小沢切り」のメッセージになる、と説明したという。

自民党は衆院解散・総選挙と引き換えに消費増税法案に賛成する「話し合い解散」を模索してきたが、石原氏は1日のTBS番組で解散の確約にこだわらない考えを示した。民主党内で早期の解散を警戒しているのは小沢グループに限らない。石原氏の発言は、法案賛成のハードルを下げることにより、首相が衆院採決へ動きやすくすることを狙った「助け舟」といえる。

自民党の谷垣禎一総裁は1日の記者会見で「首相の政治生命を懸けるという意志が現実の国会対策などに通っていない。採決をずるずる先延ばしする限り、協力は難しい」と輿石氏の動きをけん制した。

事実上、首相官邸と自民党執行部が連携し、輿石氏ら民主党執行部が法案採決に踏み切らざるを得ないように外堀を埋めている構図。谷垣氏側近からは「我々が野田政権の執行部のようだ」との苦笑も漏れた。


▼時事:解散時期確約にこだわらず=「あうんの呼吸しかない」-石原自民幹事長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012060100489

首相は今国会での法案成立に政治生命を懸けると発言しているが、民主党の輿石東幹事長は党分裂回避を優先し、採決の先送りを狙っているとされる。石原氏の発言には、法案成立へのハードルを下げることで、首相を後押しする狙いがあるとみられる。


▼時事:修正協議「丸のみ」も=大連立が一番-民主・仙谷氏
http://jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012060100462

「法案をどう実現するのか道筋が付けば、丸のみと言われようと社会保障のための財政規律を確立するという点で、同じ立場に立てる可能性がある」

「消費税と原発を(次期衆院)選挙の争点にするのはいかがかという気持ちは、民自公とも持っているのではないか。そうならないようにする決め方としては、連立の形が一番素直だ」

民自公3党の大連立が望ましいとの考えを強調した。


▼FNN:民主・輿石幹事長、野田首相との会談終え厳しい表情
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00224546.html

この会談に先立って、民主党の前原政調会長が、同じ松下政経塾出身で、谷垣総裁に近い、自民党の逢沢前国対委員長と国会近くで会談した。採決に向けた法案の修正協議などについて、意見交換したとみられ、両党の水面下の駆け引きもヤマ場を迎えている。