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日経:米、北極海での権益確保急ぐ ロシア・中国の動きを警戒2012/01/08 10:34



米、北極海での権益確保急ぐ ロシア・中国の動きを警戒
2012/1/8 1:00
http://s.nikkei.com/wMb0pO

 米政府は北極海地域での権益確保に向けた体制強化に乗り出す。近年の夏季の北極海での海氷縮小を受けてロシアや中国などが海底資源開発の動きを加速させ、将来的な紛争の可能性が否定できないと判断。北極海で米軍の作戦行動に必要な装備のあり方などを2012年中に検討するとともに、隣国カナダとの防衛協力も拡大する方針だ。

 国防総省は先月成立した2012会計年度(11年10月~12年9月)の国防政策の大枠を決める国防権限法にあわせ、北極海での安全保障に関する報告書を提出。気候変動や社会情勢の変化に伴い、北極海での米国の権益を保全する必要があるとし、砕氷船や通信機器といった装備のあり方などを検討課題に挙げた。

 海軍はこれを受け、12年中にも北極海での現在の海軍部隊の作戦能力を評価し、14年までに行動計画を策定する。海軍海洋学室幹部は日本経済新聞の取材に「北極海での潜水艦の航行の頻度を増してきたが、いずれ氷上・洋上での艦船のプレゼンス(存在)が必要になる」と述べ、艦船配置の見直しなども検討することを示唆した。

 北極海には世界の未発見埋蔵量のうち石油の13%、天然ガスの30%が存在するとの調査もある。米アラスカ州と接する北極海の底にも豊富な資源がある。夏季の海氷融解で海面が広がったこともあり、ロシアや北欧諸国など沿岸国に加え、非沿岸国の中国も権益確保に動いている。今後関係国の間で摩擦が激化する可能性もある。

 米国はインド洋や南シナ海などと同じように、北極海での「航行の自由」確保を重要な国益と位置づけている。特に北アメリカ大陸の北方を通って大西洋と太平洋を結ぶ「北西航路」に関心を強め、潜水艦などによる情報収集を急いでいる。ただカナダは同航路を自国に帰属する「内水」と位置づけ、米国の動きを警戒している。このため米国は、防衛協力拡大を通じカナダの警戒感を解き、航行制限などをしないよう求めていく考えだ。(ワシントン=中山真)

コメント

_ たまにコメントする読者 ― 2012/05/22 19:03

上記urlは駐米デンマーク大使のインタビューです


インタビュー後半に北極圏に関わるデンマークの外交姿勢が
伺われます

_ Y-SONODA ― 2012/05/23 07:27

たまにコメントする読者さんへ

>上記urlは駐米デンマーク大使のインタビューです

リンク切れになっていましたが、キャッシュで読めますね。
ある意味、中国を巻き込んで利用しようという意図も感じさせますね。
日本のことにも言及していますが、日本の動きが見えてきませんね。

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