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パンダさんとゾウさんのニュー・グレート・ゲーム、セーシェルで絡み合う「真珠の首飾り」と「ダイヤのネックレス」2011/12/16 08:04

パンダさんとゾウさんのニュー・グレート・ゲーム、セーシェルで絡み合う「真珠の首飾り」と「ダイヤのネックレス」


<関連記事引用>

▼海洋安保強化への布石 中国「真珠の首飾り」に「ダイヤのネックレス」戦略で対抗
2011.12.16 01:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111216/plc11121601380002-n1.htm

 日印共同プロジェクト「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」の推進は、海洋安全保障での日印関係強化への布石といえ意義は大きい。日米はアジア有数の海軍国家・インドの「ダイヤのネックレス」戦略を後押しすることで、中国の海洋権益拡大にくさびを打ち込む。(半沢尚久)

 日米は6月の安全保障協議委員会(2プラス2)合意でインドとの協力強化を明記。海洋での中国包囲網にインドを組み込むことを両国の共通課題に位置づけた。今月19日にはワシントンで初の日米印3カ国高官協議を開き、海洋安保を中心議題に据える。

 背景には、重要な海上交通路(シーレーン)であるインド洋で、中国が艦艇を展開させる拠点としてミャンマーやパキスタンなどで港湾建設を進める「真珠の首飾り」戦略を進めていることがある。中国国防省は12日、アフリカ東部沖のセーシェルを海軍の燃料補給などの中継地として検討していると明らかにした。

 これにインドが対抗策として講じたのが、アフリカ東部や東南アジア諸国と連携を強める「ダイヤのネックレス」戦略だ。オーストラリア北部への海兵隊駐留を決め、インド洋での対中シフトにかじを切った米国の戦略とも合致する。

 日本の対インド支援は、米印の海洋戦略を同じ方向に向かわせるための下支えが狙いだ。ダイヤのネックレス戦略と足並みをそろえるように11月の日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議でASEAN各国の「連結性」強化に向け、2兆円規模の事業支援方針を表明したのも、この戦略の一環だといえる。

 道路・港湾整備を進め、陸と海を「回廊」でつなぐことでASEAN各国の利害を一致させ、中国を封じ込める狙いがある。


▼セーシェルを燃料補給などの中継地に 中国国防相が検討
2011.12.12 22:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111212/chn11121222440004-n1.htm

 中国国防省は12日、アフリカ東部沖の島国セーシェルを海軍の燃料補給などの中継地として検討していることを明らかにした。

 中国メディアなどはセーシェルが中国の軍事基地を誘致していると報じていた。ただ、同省報道官は「燃料補給や休息、整備のため」とし、軍事基地とは説明していない。

 中国は2008年からソマリア沖に海賊対策などで海軍をたびたび派遣し、オマーンなどを中継地に使用している。

 中国の梁光烈国防相は1日から3日間、セーシェルを公式訪問。ミシェル大統領らと軍事協力の強化で一致していた。(共同)


▼中国海軍、インド洋に足場 セーシェルと協力
2011/12/12 22:10
http://s.nikkei.com/v5XWJ3

 【北京=島田学】中国国防省は12日、インド洋のセーシェルと中国海軍艦隊への補給や港湾利用などで協力していく方針を明らかにした。アフリカ・ソマリア沖で海賊取り締まりにあたる中国艦隊への協力が名目だが、中国側にはインド洋で影響力拡大を争うインドへのけん制を一段と強める狙いもある。南シナ海に続く中国の積極的な海洋進出は、米国などのさらなる反発を呼びそうだ。

 中国の国営新華社によると、国防省は「中国はセーシェルやその他の国に寄港して補給することなどを検討中だ」としている。中国艦隊への補給では、すでにイエメンやオマーン、ジブチなどが協力している。

 中国にとってインド洋は中東からの石油の重要な補給路に当たる。中国軍もインド洋での一定の影響力確保が今後の国内産業の発展を左右するとみて重視している。近年、中国軍がセーシェルやパキスタンなどに初の海外軍事拠点を建設するとの憶測が絶えない。

 実際、セーシェルは中国側に再三、軍事拠点の誘致を打診している。中国国防省はセーシェルでの軍事拠点建設の可能性について「状況はよく理解している」と否定しない。今回の両国の補給協力が、将来的な中国軍初の海外拠点建設の第一歩となる可能性もある。


▼中国がインド洋の島国・セーシェルに軍事基地の建設を検討
2011/12/05(月) 18:23
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1205&f=politics_1205_017.shtml

中国がインド洋の島国、セーシェル共和国に軍事基地の設立を検討している。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報が3日伝えたところでは、セーシェルは海賊対策のため、国内に軍事基地を設立するよう中国を誘致しており、中国は実行可能性を検討しているという。また梁光烈国防部長(国防相)がこのほど初めてセーシェルを公式訪問した。

環球時報は2日付AFP通信を引用して、セーシェルのアダム外相が2日、海賊対策を強化するため、マヘ島に軍事基地を設立するよう中国を招いていると述べたと伝えた。中国はこの地域に「経済的利益」があり、また海賊対策に力を入れていることから、実行可能性を検討中という。

記事によると、セーシェルは2004年に中国と軍事協力協定を締結しており、中国はセーシェルのために50人の軍人を訓練している。両国は2日に関連協定を更新したが、内容は発表していない。

また新華社電は2日、中国の梁光烈国防部長(国防相)が1日から3日間、40人の代表団を率いてセーシェルを公式訪問したと伝えた。中国の国防相がセーシェルを訪問するのは35年前に国交を樹立して以来、初めてという。

新華社電によると、梁国防部長は2日、セーシェルのミッシェル大統領兼国防相と会談。軍の建設や軍人の訓練で交流と協力を強化したいと述べた。会談には中国の朱福煕・空軍政治部主任、鄭伝福・北京衛戌区司令員らも列席した。セーシェル側は内政相、外相、国防軍司令らが出席した。また訪問団は海岸警備隊などの軍事施設を参観した。

セーシェル共和国はアフリカ大陸東沖のインド洋に浮かぶ群島国家。1976年に独立を宣言し、英連邦に加盟している。面積はわずか455平方キロメートルで、人口は8万5000人。(編集担当:阪本佳代)


<関連記事>

India and China, the new Great Game
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-16149397

China considers Seychelles military base plan
China is weighing up whether to open an Indian Ocean naval base in the Seychelles in a move which will heighten tensions with India amid fears of a regional arms race.
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/africaandindianocean/seychelles/8953319/China-considers-Seychelles-military-base-plan.html

The Proposed PLA Naval Base in Seychelles and India’s Options
http://www.idsa.in/idsacomments/TheProposedPLANavalBaseinSeychellesandIndiasOptions_msingh_151211

Indian Ocean Region: Chinese Strategic Thinking – Analysis
http://www.eurasiareview.com/14122011-indian-ocean-region-chinese-strategic-thinking-analysis/

China denies overseas military base rumors
中国は海外軍事基地の噂を否定
http://english.peopledaily.com.cn/90786/7676578.html

米無人機また墜落、原因調査中 アフリカ東部沖セーシェル
http://www.cnn.co.jp/world/30004921.html

わくわく動物地政学:パンダの「真珠の首飾り」に挑むはゾウの「ダイヤモンドのネックレス」、インドの「ダイヤのネックレス」が日経紙面に初登場
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/12/03/6230938


<画像引用>

China announces Indian Ocean naval base in Seychelles
http://www.tamilnet.com/art.html?catid=79&artid=34698

日経・文化往来:歴史の古い神社ほど東日本大震災の津波被害から免れ、多くが津波浸水の境界に立っていた――。鎮守の森や屋敷森なども津波の破壊力を減衰させる効果が見られたという。2011/12/16 19:18

日経・文化往来:歴史の古い神社ほど東日本大震災の津波被害から免れ、多くが津波浸水の境界に立っていた――。鎮守の森や屋敷森なども津波の破壊力を減衰させる効果が見られたという。


<関連記事引用>

古い神社の多くは津波浸水の境界に(文化往来)
2011/12/16 日本経済新聞 朝刊 40ページ

 歴史の古い神社ほど東日本大震災の津波被害から免れ、多くが津波浸水の境界に立っていた――。「自然災害と復興」をテーマに宮城県神社庁で先月開かれた神社本庁主催「伝統文化セミナー」で報告された内容だ。町並み復興プラン作成では神社の存在を考慮すべきだとの意見も出て議論を呼んだ。

 津波工学の今村文彦東北大教授がパネリストとして参加、宮城県などで「貞観地震の堆積物を調査した結果、神社仏閣が緊急時のランドマークとして津波が浸水した境界に建立されている」と述べた。また復興プランの一環として、言い伝えや防災訓練の意味を持つ祭りを災害文化として継承していく意義も指摘した。

 環境評価調査などを行う海洋プランニング所属の熊谷航氏は、福島県南相馬市の神社を検証、古い神社は海岸から離れた安全な標高に立地、津波も浸入しづらい場所にあったと報告した。鎮守の森や屋敷森なども津波の破壊力を減衰させる効果が見られたという。

 神社本庁の調査も発表された。貞観地震から約60年後の延喜式に記載された古社は東日本大震災の被害が軽微だったことや、津波で大打撃を受けた石巻市にある零羊(ひつじ)崎神社のように、被災者の受け入れなど神社が救援活動の拠点として機能したことが指摘された。


<画像引用>

零羊崎神社 (牧山)
http://www.genbu.net/data/mutu/hituji_title.htm