わくわく動物地政学:パンダの「真珠の首飾り」に挑むはゾウの「ダイヤモンドのネックレス」、インドの「ダイヤのネックレス」が日経紙面に初登場 ― 2011/12/03 09:30

<関連記事引用>
米、中国けん制狙う、ミャンマー接近、安保・経済の両面で。
2011/12/02 日本経済新聞 朝刊 3ページ
【ワシントン=中山真、北京=島田学】クリントン米国務長官のミャンマー訪問には、インド洋での影響力強化を図る中国を安全保障と経済の両面でけん制する狙いがある。ミャンマーを取り込めるかどうかは、アジア太平洋重視に転換したオバマ外交の試金石。一方、中国は米国の動きを警戒。権益保持を狙って東南アジア各国のつなぎ留めを強化するとみられる。(1面参照)
「建設的な話し合いができた」。首都ネピドーで1日記者会見したクリントン長官はこう語り、ミャンマー訪問の意義を強調した。「改革が進めば米国はもっと踏み込む用意がある」とも述べ、米企業による新規投資禁止など経済制裁の解除をにらんだ関係正常化に強い意欲を示した。
ベンガル湾に面するミャンマーは、中東からのエネルギー資源の大半が通過するインド洋から太平洋につながるシーレーン(海上輸送路)の中心に位置する。「航行の自由」の確保を掲げる米国は今後、ミャンマーに加え、安保面で対中警戒姿勢を示すインドとの連携を強化し、中国をけん制する方針とみられる。
同海域での権益拡大で先行する中国は「真珠の首飾り」と呼ばれる戦略を展開。ミャンマーを含むインド洋沿岸国で港湾開発を加速している。このため中国は今回のクリントン長官のミャンマー訪問を強く警戒。ミャンマーなど東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係強化を模索し、ASEANが米国へ傾くのに歯止めをかける考えだ。
1日発行の新華社系の中国紙、国際先駆導報は「中国海軍は太平洋艦隊を創設すべきだ」とする記事を掲載。アジア太平洋での存在感を強める米国などへの警戒姿勢をあらわにした。
インド洋で最大の海軍を持つインドは「ダイヤのネックレス」と呼ぶ構想に取り組む。アフリカ東部から中東を経て東南アジア各国との連携を強化する試みで、ミャンマーとの関係強化が同構想の中核となる。「ダイヤのネックレス」は対中けん制を図る米国の利害と一致する構想だ。
ただ、今回のミャンマー訪問でどこまで米国との関係が正常化に向かうかは不透明。経済制裁の解除には米議会の手続きが必要だが、議会内には「核開発などの疑惑解明が不可欠」(ルーガー上院外交委員会筆頭理事)など慎重論が根強いためだ。「信頼関係の進展に合わせて正常化を図ることになる」(米戦略国際問題研究所のバウア上級顧問)との見方が大勢だ。
<関連記事>
India’s new role in the Indian Ocean
C. RAJA MOHAN
Some analysts outside India are beginning to talk, somewhat prematurely, of a ‘necklace of diamonds’ emerging in India’s own plans for power projection.
http://www.india-seminar.com/2011/617/617_c_raja_mohan.htm
<画像引用>
@masatheman Masashi Okuyama
「(八つの)ダイアモンドのネックレス」はインドの対抗的地政学コンセプトみたい。真珠より高いが丈夫だ、という意味があるらしい(笑
https://twitter.com/#!/masatheman/status/129438497680535552
コメント
_ まつ ― 2011/12/03 13:05
_ Y-SONODA ― 2011/12/04 07:30
まつさんへ
>こういうソース、園田さん、どう思われますか?
野田さんが国際会議出席を除く最初の外遊先に選んだのは韓国。
ある会合で壇上に立った岡崎久彦氏がこのことを大いに評価。
「真っ先に韓国を訪問したのは中曽根康弘首相以来だ」と語っていましたよ。
台頭する中国を睨んで日韓関係がますます重要になってくる。
その流れでこの記事を読んだほうがいいとは思いますが、
この記事のどこからどこまでが正しいのかはちと疑問を感じますね。
>こういうソース、園田さん、どう思われますか?
野田さんが国際会議出席を除く最初の外遊先に選んだのは韓国。
ある会合で壇上に立った岡崎久彦氏がこのことを大いに評価。
「真っ先に韓国を訪問したのは中曽根康弘首相以来だ」と語っていましたよ。
台頭する中国を睨んで日韓関係がますます重要になってくる。
その流れでこの記事を読んだほうがいいとは思いますが、
この記事のどこからどこまでが正しいのかはちと疑問を感じますね。
_ ロッキーホラーショー ― 2011/12/04 14:50
かつて大英帝国は、ポーツマスから上海に至る航路上に、ジブラルタル、マルタ、キプロス、スエズ(アレクサンドリア、ポートサイド)、アデン、コロンボ、シンガポール、香港と拠点を置いていたのですが、インドも中国も大英帝国に植民地にされたり半植民地扱いされた国なので、かつてのご主人様がやってたことを真似してみたいんですかね。
_ まつ ― 2011/12/04 23:27
>園田さん
>この記事のどこからどこまでが正しいのかはちと疑問を感じますね。
はぐらかすべきではない。
やっぱ、統○○会とか、勝○とか、イ○○エルとかは、がんだよ。
TPPといい。。。ことさら反中をとなえて、自分たちへの注意をそらすのなんか、ユ○ヤの18番だわ。
イ○ンをやるのも、その背後のロ○アを包囲するのが目的。キッシ○ジャーがいっていたが、ユ○ヤの最大の敵はロ○アだと。中国は敵ではないそうだ。いや、言うことを聞かない潰すべき相手かもしれんが、しょせん、ロ○アほど怖くはない。
中国はどう出るかな。まあ、ロ○アが倒されたら、最後は自分たちが包囲されることが分かってくるから、中国はロ○アを支援し、また、イ○ンを応援するだろうね。
>この記事のどこからどこまでが正しいのかはちと疑問を感じますね。
はぐらかすべきではない。
やっぱ、統○○会とか、勝○とか、イ○○エルとかは、がんだよ。
TPPといい。。。ことさら反中をとなえて、自分たちへの注意をそらすのなんか、ユ○ヤの18番だわ。
イ○ンをやるのも、その背後のロ○アを包囲するのが目的。キッシ○ジャーがいっていたが、ユ○ヤの最大の敵はロ○アだと。中国は敵ではないそうだ。いや、言うことを聞かない潰すべき相手かもしれんが、しょせん、ロ○アほど怖くはない。
中国はどう出るかな。まあ、ロ○アが倒されたら、最後は自分たちが包囲されることが分かってくるから、中国はロ○アを支援し、また、イ○ンを応援するだろうね。
_ Y-SONODA ― 2011/12/05 07:20
ロッキーホラーショーさんへ
>かつてのご主人様がやってたことを真似してみたいんですかね。
インドの安全保障系の人たちと会合した奥山君情報によりますと、
やはり中国対抗剥き出しみたいですよ。
だからこそ真珠より高くて固いダイヤモンドにこだわったと。
確かに英国が裏でこっそり入れ知恵している可能性はありますよね。
>かつてのご主人様がやってたことを真似してみたいんですかね。
インドの安全保障系の人たちと会合した奥山君情報によりますと、
やはり中国対抗剥き出しみたいですよ。
だからこそ真珠より高くて固いダイヤモンドにこだわったと。
確かに英国が裏でこっそり入れ知恵している可能性はありますよね。
_ KS ― 2011/12/05 12:01
えっ??平沼党ってTPP賛成だったけ?
_ Y-SONODA ― 2011/12/06 06:55
KSさんへ
>えっ??平沼党ってTPP賛成だったけ?
えっ??またまたS島系じゃなかったっけ?
>えっ??平沼党ってTPP賛成だったけ?
えっ??またまたS島系じゃなかったっけ?
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/12/03/6230938/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
↓
緊急時の石油、韓国で備蓄 経産省が計画
東日本大震災の直後に深刻な石油不足に陥ったことを受け、緊急時用の石油を韓国に
備蓄する計画を経済産業省が立てていることが2日分かった。
エネルギーの確保は安全保障につながる問題だけに、外国で備蓄するのは異例の試みだ。
11月に経産省資源エネルギー庁が韓国知識経済省に非公式に申し入れ、了承を得た。具体的な方法は、
早ければ年内に話し合いを始める。震災では、東北地方で道路網が寸断され、石油製品の供給が途絶えた。
この反省から経産省が備蓄のあり方を見直していた。
韓国で備蓄するのは、貯蔵施設が少ない日本海側で災害が起きた際に備えるため。
施設の多い太平洋側から山を越えて運ぶより、韓国から船を使った方がスムーズに対応できると判断した。
韓国南東部の釜山などが候補地となっている。
災害時には原油ではなく石油製品が必要になるが、現在、国内の備蓄172日分の大部分が原油で、
ガソリンや灯油といった石油製品は44日分しかない。このため韓国での備蓄は石油製品を想定している。(古谷祐伸)
asahi.com(朝日新聞社):緊急時の石油、韓国で備蓄 経産省が計画 - ビジネス・経済
http://www.asahi.com/business/update/1202/TKY201112020700.html?ref=rss