Google
WWW を検索 「園田義明めも。」を検索

ロシア南下、いざ日本海へ:ロシア鉄道副社長「羅津(ラジン)港は、アジア太平洋地域の新たな中心となるだろう」2011/10/14 06:47

いざ日本海へ、ロシア鉄道副総裁「羅津(ラジン)港は、アジア太平洋地域の新たな中心となるだろう」




<関連記事引用>

▼ロシア・北朝鮮 鉄道改修終了
10月14日 6時1分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111014/t10013252251000.html

北朝鮮・北東部の港と、国境を越えてロシア極東を結ぶ鉄道の改修工事が終了し、13日、これを記念する式典がロ朝両国の鉄道関係者らが出席して、北朝鮮側の駅で行われました。

国営のロシア鉄道は、極東のハサンと北朝鮮・北東部のラジン港を結ぶ全長54キロの鉄道の改修工事を終え、国境に近い北朝鮮側のトゥマンガン駅で、13日、両国の鉄道関係者らおよそ500人が出席して記念式典が開かれました。

このなかで、ロシア鉄道のレシェトニコフ副総裁は「ラジン港は、ヨーロッパとアジアを結ぶ長さ1万キロの鉄道につながり、アジア太平洋地域の新たな中心となるだろう」と述べ、シベリア鉄道を軸とする貨物輸送でラジン港を積極的に利用する方針を示しました。

ロシア鉄道は、ロ朝両国の合意に基づいて日本円で200億円余りを投資して、鉄道改修のほか、ラジン港で大型の貨物船が接岸できるふ頭の建設も進めています。

ロシアは、来年、極東のウラジオストクで、初めてAPEC=アジア太平洋経済協力会議のサミットを開催するなど、経済成長著しいアジア諸国との関係を強化しており、北朝鮮との協力を進めることで、存在感を高めるねらいがあるものとみられます。


▼ロ朝結ぶ鉄道で初試験運行 補修完了、記念式典開く (画像引用)
2011.10.13 21:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111013/kor11101321070002-n1.htm

 ロシア極東沿海地方のハサン駅と北朝鮮の羅津港を結ぶ鉄道(全長約55キロ)の補修工事完了に伴う初の貨物列車の試験運行が12~13日にかけて行われ、ロ朝国境の北朝鮮側の羅先市・豆満江駅地区で13日、記念式典が行われた。

 式典にはロシア鉄道のレシェトニコフ上級副社長、北朝鮮の鉄道省幹部らが出席。ロシア側は来年夏からこの区間を利用した石炭輸送などの商業運行開始を予定している。

 両国は今年8月に9年ぶりの首脳会談を行って以降、外交、軍事、ガスパイプライン敷設計画などの分野で交渉を活発化。さらに双方を結ぶ鉄道網の強化により、ロシアは欧州と北東アジアを結ぶシベリア鉄道の物流ルート活性化、北朝鮮は羅津港がある同国の経済特区・羅先市の開発につなげる狙いがある。(共同)


▼北朝鮮への鉄道、来夏稼働 ロシア
2011/10/13 21:44 (2011/10/13 23:29更新)
http://s.nikkei.com/p6dH5y

 【モスクワ=石川陽平】北朝鮮発のタス通信によると、国営ロシア鉄道のレシェトニコフ上級副社長は13日、ロ朝境界沿いにあるハサンと北朝鮮北東部の羅津港との間で改修工事を進める鉄道について、2012年夏に商業運行を始めることを明らかにした。距離は54キロメートルで09年に鉄道の改修事業に着手。羅津港のターミナル整備も含め改修費用は83億ルーブル(約200億円)で、工事完了は13年を予定する。稼働すればシベリア鉄道ともつながり、ロシアの石炭をアジア太平洋地域に輸出できる。ロシアは鉄道連結を通じて北朝鮮の経済開発を支援し、朝鮮半島への影響力も確保する狙いがあるとみられる。


▼露朝鉄道が試験運転、全面開通は来年に
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111013-OYT1T01292.htm

 【モスクワ=貞広貴志】2008年から行われていたロシア極東のハサンと北朝鮮の羅津(ラジン)を結ぶ鉄道(全長54キロ・メートル)改修の一期工事が完了し、試験運行が13日行われた。

 露朝それぞれの規格である広軌、標準軌の複合路線として開通したのは、ハサンから北朝鮮側の国境・豆満江(トゥマンガン)までの約32キロ・メートルで、残る20キロ・メートル余は来年半ばに完成の見込み。

 タス通信によると、北朝鮮側の国境、豆満江駅で行われた記念式典では、国有ロシア鉄道のワレリー・レシェトニコフ副社長が、露朝間の鉄路改修を「北東アジアとロシアをつなぐ新たな物流ルート構築」の第一歩だと語った。

 ロシアは、今年8月の露朝首脳会談以降、北朝鮮との関係強化を図っており、羅津港のコンテナ施設建設なども支援している。将来的には、朝鮮半島縦断鉄道とシベリア鉄道を直結させる構想だ。


▼ロシア:北朝鮮に関与じわり 特別列車を試験運行 半島統一を想定か
http://mainichi.jp/select/world/news/20111014ddm007030188000c.html

 ロシア極東沿海地方のハサン駅と北朝鮮羅先(ラソン)市の羅津(ラジン)港を結ぶ鉄道(全長約55キロ)の補修工事が完了し、12~13日に特別列車の試験運行が実施された。露朝両国は首脳会談以後、外交や軍事分野などで結びつきを強めている。ロシア側は朝鮮半島情勢に関与する姿勢を示しており、今回の鉄道整備を「積極政策の第一歩」(在モスクワ外交関係者)と位置づけているようだ。【モスクワ大前仁、北京・米村耕一】

 国営ロシア鉄道などによると、特別列車は12日夜に沿海地方ウラジオストクを出発し、ハサンを経由して国境を越え、13日朝に羅先市の豆満江(トゥマンガン)駅に到着した。駅付近の「露朝友好の家」前で記念式典を開き、ロシア鉄道のレシェトニコフ副社長や北朝鮮のチュ・ジェドク鉄道次官らが出席。副社長は「路線の第1期工事を無事に終えた」と述べた。

 ロシア鉄道は今後、残された路線整備と羅先にある羅津港の施設工事を進めて、来夏までに貨物輸送を始める方針。露朝両国は01年の首脳会談で、ロシア極東と北朝鮮を結ぶ鉄道建設で基本合意し、08年に補修工事を始めた。

 北朝鮮には羅津港を鉄道や道路網でロシア、中国と直結させ、物流の拠点として発展させたいという思惑がある。羅津港の三つの波止場のうち一つは、すでにロシア側が使用権を持っており、韓国の聯合ニュースは11日、「(波止場の)補修工事はすでに始まった」と伝えている。

 ただ、8月下旬に現地を訪れたロイター通信の記者は、15基のクレーンが全く稼働していない港の様子などを報じており、ロシアとの鉄道補修が完成しても、北朝鮮の思惑どおりに物流拠点としてフル稼働するまでには相当の時間がかかりそうだ。

 ロシアのメドベージェフ大統領と北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記は8月下旬の首脳会談で、ロシアと朝鮮半島を結ぶ天然ガスパイプラインの建設で基本合意した。さらにロシアは北朝鮮が抱える債務約110億ドル(約8460億円)のうち9割を放棄する方針を固めたとの報道もある。

 ロシアは朝鮮半島統一のシナリオを念頭に積極関与する政策を進めている模様だ。ロシア科学アカデミー極東研究所のジュビン朝鮮研究センター所長は、朝鮮半島を鉄道が縦断することで南北間の接触が促進される可能性を念頭に「北朝鮮と韓国の信頼醸成につながる政治的な効果を持つ」と鉄道路線整備の意義を解説する。


<関連動画>

ロシアと北朝鮮を結ぶ鉄道開通 物流活性化が狙い
http://www.youtube.com/watch?v=RFg2BGxNYYc