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「北極海航路」睨んだ中露の羅津港争奪戦激化、「新たなチョークポント=北方領土周辺」確保に動くロシア太平洋艦隊2011/09/10 09:34

「北極海航路」睨んだ中露の羅津港争奪戦激化、「新たなチョークポント=北方領土周辺」確保に動くロシア太平洋艦隊


<関連記事引用>

▼露、羅津港開発を本格化へ 北朝鮮進出の中国けん制
2011.8.23 17:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110823/kor11082317130003-n1.htm

 日本海に面する北朝鮮の経済特区、羅先にある羅津港3号埠頭の使用権を持つロシアが、9月にも同港の改築工事に本格的に着手することが23日分かった。北朝鮮関係筋が明らかにした。

 同港開発はロシアを訪問中の金正日総書記とメドベージェフ大統領の会談でも議題になるとみられる。ロシアには、開発への本格参入で中朝露3カ国の国境地帯という「微妙な地域」でインフラ整備の動きを加速する中国をけん制する狙いもあるようだ。

 同筋などによると、ロシアは2008年、極東ハサンから北朝鮮に通じる鉄道補修と3号埠頭開発の見返りに49年間の港湾使用権を獲得し、着工式を開催。これまでに鉄道の一部補修は行ったが、埠頭開発はほとんど手付かずで北朝鮮側が不満を募らせていた。(共同)


▼【独自】ロシアと中国が北朝鮮特区の町で経済協力(09/09 05:39)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210909008.html

先月、北朝鮮の金正日総書記がロシアと中国を訪問し、経済協力について話し合いましたが、その協力の要となる町・羅先(ラソン)特別市にANNのカメラが入りました。

 羅先特別市の羅津(ラジン)港については、「中国とロシアが港を租借した」との報道がなされてきましたが、その実態はほとんど分かっていませんでした。北朝鮮当局者はANNに対して、中国が1号埠頭(ふとう)を、ロシアが3号埠頭を使用する計画が進んでいることを明らかにしましたが、権利をめぐって交渉が難航している部分もあるようです。一方、ロシアとつながる鉄道や中国から羅先までの道路の改修工事はすでに始まっていて、作業する中国人や中国語のスローガンが確認できました。


▼10月に試験運行 全長54キロ露朝国境の鉄道
2011.9.9 23:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110909/erp11090923140004-n1.htm

 ロシア鉄道のヤクーニン社長は9日、ロシア極東の沿海地方のハサン駅と北朝鮮の羅津港を結ぶ全長54キロの鉄道補修区間で、初めての列車を10月に試験運行させる計画を明らかにした。同社が発表した。

 ロシア鉄道によると、2008年10月に始まった補修工事では、線路幅がロシアでは1520ミリ、北朝鮮では1435ミリと異なるため「兼用線路」の敷設が行われてきた。

 ロシア鉄道は、羅津港まで乗り入れが可能になれば、ロシアの東西を結ぶシベリア鉄道の物流の活発化につながると期待している。

 ロシアと北朝鮮は、01年8月に両国首脳が署名した「モスクワ宣言」でシベリア鉄道と朝鮮半島の鉄道の連結計画を確認した。(共同)


▼ロシア鉄道 北朝鮮のラジンまで 10月にも
9.09.2011, 11:09
http://japanese.ruvr.ru/2011/09/09/55904945.html

 ロシア鉄道のウラジーミル・ヤクーニン社長はハバロフスクで9日、ロシア国境の都市ハサンから朝鮮民主主義人民共和国の港町ラジンまでの鉄道について、最初の列車を10月にも走らせる考えを示した。

 またヤクーニン社長は、増える輸送需要を支えるためにシベリア鉄道の発展にも取り組んでいくことを明らかにした。

 ハサン-豆満江-ラジンを結ぶ鉄道区間の改修については、2006年3月に行われたロシア、韓国、北朝鮮の3カ国の鉄道関係省による会議で決定されていた。今回の区間が開通することにより、シベリア鉄道と北朝鮮の港が結ばれることとなる。

 投資額は80億ルーブル(2億7000千万ドル以上)で、2013年の完成が予定されている。


▼ロシア 爆撃機日本一周 安保・領土で野田政権揺さぶり
2011.9.9 23:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110909/erp11090923200005-n1.htm

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア軍機が日本周辺空域を1周した問題で、ロシア国防省は8日、戦略爆撃機が警戒飛行を行い自衛隊と韓国空軍の戦闘機計10機の追尾を受けたと認めた。一方、プーチン首相は同日、南クリール諸島(北方領土)の開発促進のため年内に追加資金を拠出する方針を示し、北方領土の実効支配を進める意思を明確にした。安全保障と領土問題の両面から、発足間もない野田政権に揺さぶりをかける狙いがうかがえる。

 露国防省報道官がインタファクス通信に語ったところでは、2機の長距離戦略爆撃機ツポレフ(TU)95が19時間にわたり太平洋上空などを警戒飛行し、自衛隊や韓国空軍の戦闘機が緊急発進した。報道官は「北極海や大西洋、太平洋などの長距離飛行は通常から行っている。領空侵犯はしていない」としている。

 同通信はまた、プーチン首相が8日、極東ウラジオストクでイワノフ副首相と会談し、クリール諸島(北方領土と千島列島)を舞台に進める「社会経済発展計画」(2007~15年)について、今年中に12億ルーブル(約31億円)を増額する政令に署名したと伝えた。

 択捉島と国後島での空港建設のほか、観光船が停泊できるよう択捉島の岸壁整備を進め、交通インフラの拡充を加速させる目的とみられる。択捉島では中距離旅客機も発着可能な長さ2・4キロの滑走路をもつ空港の建設が進んでいる。

     ◇

 玄葉光一郎外相は9日、ラブロフ露外相と電話で会談し、「露軍機の動きに対し日本国民の間で疑念が生じている。刺激的な行動は自制してほしい」と要請した。ラブロフ氏は「国際法上、問題ない」と答えた。また、藤村修官房長官は同日、「特異な事象としてとらえている。露側の対応を踏まえて今後も適切に対応していきたい」と述べた。


▼ロシア艦艇4隻が宗谷海峡通過 周辺に20隻も次々に… 日本の外交姿勢を瀬踏みか 
2011.9.10 01:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110910/plc11091001370002-n1.htm

 防衛省は9日夜、ロシアの海軍艦艇4隻が北海道の北にある宗谷海峡を通過したと発表した。他に約20隻が宗谷海峡に向かい、10日未明までに一部が通過した。4隻がまとまって通過するのは異例であり、20隻以上の艦艇が宗谷海峡を通過すれば過去最大規模となる。8日に空軍の長距離爆撃機TU95が日本を1周したのに続き、海軍も露骨な挑発行為に出たことは、ロシアが野田佳彦内閣の主権意識や外交姿勢を瀬踏みしている公算が大きい。

 防衛省によると、9日午前1時ごろ、ロシア海軍のグリシャV級小型フリゲート艦3隻とアルタイ級補給艦1隻の計4隻が宗谷岬の西南西約250キロの日本海を北東方向に航行しているのを海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。自衛隊がアルタイ級補給艦を確認したのは初めて。

 4隻は午後4時ごろ、日本海から宗谷岬と樺太の間の宗谷海峡を通過し、オホーツク海に抜けた。ロシアは北海道北東部の日本領空に接近する形で訓練空域を設定しており、4隻ともその空域の下を航行した。

 さらに駆逐艦やフリゲート艦など約20隻の海軍艦艇が日本海北東部を宗谷海峡に向かって東へ航行しているのが確認されており、10日中に大半が海峡を通過するとみられている。

 ロシアは千島列島周辺とカムチャツカ半島東側の沖合で3カ所に射撃の訓練海域を設定している。9日にはロシア国防省が今月中旬からカムチャツカ半島付近で大規模な海上軍事演習を実施すると発表。最大で1万人の兵員、50以上の艦艇と航空機が参加し、対潜哨戒訓練や海兵隊の上陸訓練などを行う予定で、宗谷海峡を通過する艦艇も訓練に加わるとみられる。

 ロシア艦艇の宗谷海峡通過は、昨年11月にデルタIII級原子力潜水艦と、バクラザン級救難曳船(えいせん)の計2隻が通過して以来となる。

 昨年は9月と10月にもロシア艦艇が宗谷海峡を通過した。9月はロプチャーII級戦車揚陸艦1隻、10月はウダロイI級ミサイル巡洋艦とロプチャーII級戦車揚陸艦の計2隻だった。


▼ロシア、極東で大規模演習へ 9月中旬に
2011/9/10 1:18
http://s.nikkei.com/ruXbSv

 【モスクワ=石川陽平】ロシア国防省は9日、9月中旬に極東のカムチャツカ半島付近で大規模な軍事演習を行うことを明らかにした。最大で1万人の兵員と50隻以上の艦艇、航空機が参加し、ロシア太平洋艦隊によるミサイルや魚雷、砲弾の発射訓練、海兵隊の上陸訓練などを実施する。

 日本の防衛省は9日、ロシア海軍の艦艇4隻が北海道・宗谷海峡の公海上をオホーツク海に向け通過していると発表。カムチャツカ半島付近での軍事演習に参加する目的とみられる。8日にはロシア軍の長距離戦略爆撃機2機が約19時間にわたって日本周辺空域を飛行しており、日本政府は懸念を強めている。


▼ロシア新鋭原潜、太平洋艦隊に…日米中に対抗
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110907-OYT1T00955.htm

【モスクワ=貞広貴志】ロシアが、ソ連崩壊後初めて開発・建造した戦略核搭載の原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」を年内に太平洋艦隊(司令部・ウラジオストク)に配備することが本決まりになった。

 米国に対する核抑止力の維持・向上を狙ったものだが、中国の軍事力拡大に対抗する布石との見方もあり、緊張を高める東アジアの戦略環境を複雑にする要因となりそうだ。

 「潜水艦の試験はうまくいっている。年末までに太平洋艦隊に引き渡される」。プーチン首相は5日、与党・統一ロシアの集会でこう言明した。首相は「海軍を近代化し、核抑止から海洋権益の確保まであらゆる問題を解決する能力を備える」と配備の趣旨を説明した。

 射程8000キロ・メートルの弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」を搭載する最新鋭原潜の1号艦の母港は、カムチャツカ半島のビリュチンスクになる予定だ。配備の主な狙いは、老朽化が著しい潜水艦隊の更新。現在、極東海域に配備されている潜水艦約20隻のうち米本土を射程に収める戦略原潜は「デルタ3型」4隻程度とみられる。就役は30年以上前で、作戦行動に支障を来しているとされる。新型艦は、性能向上に加え、騒音を抑えて敵による発見・追尾を困難にする機能も備え、日米にとって新たな脅威となりそうだ。

(2011年9月7日21時21分 読売新聞)


<関連記事>

「真珠の首飾り」のグランド・ステラテジー:中国軍の北朝鮮・羅先特区駐屯、日本海進出で真珠はいよいよ北極海を目指す
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/01/16/5638500


北朝鮮崩壊の時、ポチ化する羅津港
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/12/3757140


ロシア鉄道網と北朝鮮羅津港
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/imgview/2008/09/12/765ea.jpg.html