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【MOXゴジラ3号がいよいよ主役に】 プルトニウム検出で封印解かれ、原発族悲願の核燃料サイクルめがけて放射熱線攻撃2011/03/29 08:30

【MOXゴジラ3号がいよいよ主役に】 プルトニウム検出で封印解かれ、原発族悲願の核燃料サイクルめがけて放射熱線攻撃


未曾有の危機の最中にあってもなんとか封印しようとしてきた原子力用語。
それは「プルサーマル」と「MOX」。

福島第1原発3号機は唯一ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料使用。
このためツイッターで「MOXゴジラ3号」と名付け、警鐘を鳴らしてきたのはこの私。

プルトニウムは通常のウラン燃料を使った原子炉でも生成される。
それでも「プルサーマル」と「MOX」が表に出ないように必死で頑張ってきた東電。

なぜ東電は頑張ってきたのか。
世界にまたがる原発利権を守ろうとしたからこそ。
日本の原発族の悲願である「核燃料サイクル」を守ろうとしたからこそ。

その努力虚しく「MOXゴジラ3号」がいよいよ主役に。プルトニウム検出で封印が解かれ、原発族悲願の核燃料サイクルめがけて放射熱線攻撃。

「MOXゴジラ3号」誕生には仏原子力大手アレバも大きく関与。
そのためフランスにも泣きつく東電。
原子力産業総力戦で「MOXゴジラ3号」に挑む構図が鮮明に。

それでも悲願の「核燃料サイクル」は頓挫確定か。
いよいよ日本が根っこから融けて行く。


<関連記事引用>

原発敷地内土壌 プルトニウム検出
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

福島第一原子力発電所で、敷地内で採取した土壌を分析した結果、今回の事故に伴って放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出されました。

東京電力によりますと、検出されたプルトニウムの濃度は国内の通常の土壌に含まれる濃度とほぼ同じレベルで、人体に影響のあるレベルではないということです。

東京電力によりますと、21日から翌日にかけて、福島第一原子力発電所の敷地内の5か所で土壌を採取し、外部の専門機関で分析を行いました。

その結果、1号機から西北西におよそ500メートルにあるグラウンド付近と、同じ1号機から北に500メートルにある固体廃棄物貯蔵庫の付近の2か所で、今回の事故に伴って放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出されたということです。

東京電力によりますと、検出されたのは、プルトニウムの仲間でプルトニウム238と239、それに240の3種類でグラウンド付近の場合、このうちのプルトニウム238が1キログラム当たり、およそ0.54ベクレル検出されました。

この濃度は、国内の通常の土壌に含まれる濃度や、過去に大気圏内で行われた核実験で国内に降ったプルトニウムの濃度ともほぼ同じレベルです。

仮に同じ濃度の食べ物を1キログラム食べたとすると、被ばく量は成人の場合、50年で0.12マイクロシーベルトになります。

これは一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトの8000分の1ほどの値です。

福島第一原発では、3号機でプルトニウムを含む燃料を燃やす「プルサーマル」を実施していますが、プルトニウムは通常のウラン燃料を使ったほかの原子炉でも生成されるため、東京電力では、どの原子炉から放出されたか分からないということです。
プルトニウムは、肺などの臓器に取り込まれると長い間とどまって放射線を出し、がんなどを引き起こす可能性がありますが、プルトニウムが出すアルファ線と呼ばれる放射線は紙1枚で遮蔽が可能です。

東京電力は、今後も引き続き週2回、福島第一原発の敷地内の3か所で土壌のプルトニウムの調査を続けるということです。

経済産業省の原子力安全・保安院は「検出されたプルトニウムは通常、環境中に存在するものと同じレベルで、今回の調査で土壌を採取した際、近くにいた作業員や周辺の住民の健康に影響を与えるものではない。

プルトニウムについては、東京電力が原発の敷地内で継続的に行う調査に加え、文部科学省が原発から半径20キロの範囲外で行っている調査を通して、注視していきたい」と話しています。


福島原発の土壌からプルトニウム 東電発表「ごく微量」
2011/3/29 1:25
http://s.nikkei.com/h5GES9

 東京電力は28日、福島第1原子力発電所の敷地内の土壌5カ所でプルトニウムを検出したと発表した。このうち2カ所は原子炉から外部に漏れた可能性が高いという。検出されたのはごく微量としている。同社はこれとは別に2号機のタービン建屋の外で、高い放射線量を計測したと発表した。汚染水が屋外で見つかったのは初めて。同機の原子炉内の燃料棒に深刻な損傷が生じた結果とみられる。

 検出されたのはプルトニウム238、239、240の3種類の同位体。3月21、22日に敷地内の5カ所で土壌数百グラムを採取し、外部機関に分析を依頼した。5カ所すべてでプルトニウム239と240を土壌1キログラムあたり最大で約1.2ベクレル検出。このうち1~2号機から西北西500メートルにあるグラウンド付近と固体廃棄物貯蔵庫前の2カ所で238を最大0.54ベクレル程度検出した。

 プルトニウム238の比率は、過去の大気圏中の核実験で検出された同位体とは異なっていた。濃度は国内土壌の観測実績と比べ3倍超の値という。記者会見した東電の武藤栄副社長は「人体への影響はない値だ」と述べた。現場作業員には既に検出の事実を伝え、電源復旧など作業への影響はないとしている。

 一方、経済産業省原子力安全・保安院は29日未明に記者会見し「一定の燃料に損傷があることを示している」と指摘。「(核物質を閉じ込める圧力容器や格納容器など)5重の壁を守れなかった。非常に憂うべき事態だ」との認識を示した。

 3号機原子炉内の燃料の一部にはウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使っており、これが溶け出すなどしてプルトニウムが出た可能性がある。プルトニウムは使用済み核燃料にも含まれるため、過熱したプールから水蒸気などとともに放出されるケースも考えられる。

 また、東電は2号機のタービン建屋の外の坑道(トレンチ)で毎時1000ミリシーベルト以上の高い放射線量を計測したと発表した。27日午後3時半~4時に1~3号機のタービン建屋の外のトレンチ内に水を確認。1、2号機は放射性物質で汚染されていた。東電の武藤栄副社長は「報告を受けたのは28日午後だった」と明らかにした。

 原子力安全委員会の班目春樹委員長は28日夜、汚染水が屋外に出たのは「大変な驚きで大変憂慮している」と述べた。安全委は2号機で8~9時間にわたり冷却水が減り燃料棒全体が露出した時期があったと推定。班目委員長は「一部溶融してもおかしくない」と指摘した。圧力容器の、制御棒の出し入れなどに使う穴から溶けた燃料が格納容器に落ちた可能性も否定できないとしている。

 燃料棒の損傷が進まないよう冷却用の水を大量に注入すると、汚染水の漏出が増える恐れがある。作業は「2つの矛盾する行動をとらないといけない」(東電)難しさに直面している。


福島原発敷地でプルトニウム検出、人体に影響なし=東電
2011年 03月 29日 04:42 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPJAPAN-20298220110328

 [東京 29日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の敷地内の土壌からプルトニウムを検出したと発表した。

 検出されたのはプルトニウム238、239、240の同位体で、検出量は1キログラム当たり0.18─0.54ベクレル。敷地内の5カ所の地点で1週間前に採取した土壌サンプルから検出された。

 東電の武藤栄副社長は28日深夜に東京で記者会見し、今回検出されたプルトニウムの濃度は通常の環境で見られる水準と同程度であり、人体に影響はないと説明した。

 東電は検出されたプルトニウムの由来は不明としているものの、5つのサンプルのうち2つから検出されたプルトニウムは、大気中に存在するプルトニウムではなく、原子炉から放出されたものである可能性があるとしている。

 専門家の間では、検出されたプルトニウムは大気中から土壌に入り込んだ可能性もあるが、福島第1原子力発電所で唯一ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使っていた3号機の原子炉から漏れ出た可能性もあるとの見方が出ている。


プルトニウムとは
2011/3/29 0:55
http://s.nikkei.com/hJCvHc

 ▼プルトニウム 天然には存在しない人工の放射性元素。核物質の中でも毒性が強い。ウランが中性子を吸収すると生成し、使用済み核燃料の中に多く含まれる。福島第1原子力発電所の3号機では核燃料サイクルの一環で、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料の一部に使っている。

 プルトニウム238、239、240など、重さや性質の異なる複数の種類があり核分裂反応を起こすものもある。プルトニウム238の場合、半減期(放射性物質の量が半分に減るまでの期間)は87年。中性子線を出し発がん性が高い。その比率によって過去の核実験に由来するのか、別のところから来たのかを推定することができる。


東京電力、フランス電力や仏原子力庁などに支援要請
2011/3/28 22:25 (2011/3/29 1:00更新)
http://s.nikkei.com/fFQ0PF

 【パリ=古谷茂久】東京電力がフランス電力(EDF)公社や仏原子力のアレバなど仏企業や仏原子力庁に対し支援を要請したことが28日、わかった。仏は核燃料の再処理技術を保有しており、福島第1原子力発電所で使われているウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料も現在のアレバの前身となる企業で加工された。

 仏のベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が同日語った。支援の具体的な内容は明らかにされていないが、福島第1原発で漏れ出したプルトニウムなどに関する技術支援を要請した可能性がある。

 ベッソン経済相は放射性物質の漏洩について「きわめて重大な問題」と発言。東電からの支援要請は今回が初めてとしたうえで、政府として要請を歓迎する意向を示した。また「(福島第1原発での)状況を正確に把握できない」と日本政府や東電の対応を暗に批判し「仏企業が現地で支援をすれば明らかになっていくだろう」などと語った。

 EDFとアレバはすでに防護服などを日本に送っているが、今回の支援は別枠となる。仏は電力の約8割を原子力に頼る原発大国で、技術水準も高いとみられている。



東電、仏に支援要請 原発事故受け
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032801001029.html

 【パリ共同】東京電力が福島第1原発の事故で、フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバ、原子力庁などフランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが分かった。ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が28日、ラジオ番組で明らかにした。

 29日付フランス紙ルモンドによると、アレバは事故発生直後から東電側と連絡を取り合っていたが、事態が急展開したのは「この36時間」としており、26日ごろに緊急要請があったことを明らかにした。

 同紙は「東電が原発事故の統御不能に陥った可能性」との見出しを掲げ、事態を深刻視している。

 ベッソン担当相は「東電からの(フランス各機関に対する)支援要請は(事故発生後)初めて」と述べた。EDFは18日、専門家の派遣や原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など独自の救援計画を発表。だが、ルモンド紙によると日本側はこれを拒否したという。

 フランスは日本の原子力業界と関係が深く、アレバは日本の電力会社の委託でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の加工を請け負っている。福島第1原発3号機で現在使われているMOX燃料は、1999年にフランスから運ばれた。


<関連記事>

東京電力福島第1原発3号機のMOX燃料に怯えて逃げ出す米欧
なんのこっちゃようわからん日本人
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/03/14/5739847

今日本人が知っておくべきこと
それは最大のリスクがプール保管の使用済み核燃料であること
それが原子炉とは異なり鋼鉄やコンクリートで包まれてはいないこと
さらに3号機は使用済み「MOX」燃料の可能性があることだ
⇒貯蔵プールに使用済み「MOX」燃料はないもよう。
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2011/03/17/5745978

コメント

_ Blondy ― 2011/03/30 02:48

頼れる仲間プルト君——プルトニウム物語
http://www.youtube.com/watch?v=bJlul0lTroY

プルト君はおよびじゃないんだけどなァ

_ Y-SONODA ― 2011/03/30 08:47

Blondyさんへ

>頼れる仲間プルト君——プルトニウム物語

もう笑うに笑えぬ事態になっちゃいましたね。
プルト君が出てきても安全だと言われたら、困っちゃいますよね。

_ Blondy ― 2011/03/31 03:43

それでも日本の原子力発電所は安全です♪ 
http://t.co/1Adz7p5 via @youtube
45 minutes ago Favorite Reply Delete

_ Y-SONODA ― 2011/03/31 07:51

Blondyさんへ

ひゃー。怖い曲。
何が怖いって「東海地震もそこまで来てる」かも・・・。

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