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長く続く通貨戦争を制するのはやはり米国か2010/12/06 08:51



ウィレム・ブイターは「ユーロ危機はまだ初期段階」と語る。
そして、ケネス・ロゴフらは「世界はまだ通貨戦争の初期段階」と語る。
そして、中国は米国の金融政策におびえていると。

そういえば、バーナンキFRB議長は1930年代の世界大恐慌の専門家として有名。
バーナンキもまた世界は1930年代に突入したと見ているのか。

長く続く通貨戦争を制するのはやはり米国。
欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーの中からもそのような見方が浮上中。


<関連記事引用>

ノボトニー氏:ユーロ圏分裂なら唯一の勝者はドル-欧州の利益でない
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a.GMc9ynuosk

 12月5日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、オーストリア中銀のノボトニー総裁は、ユーロ圏の分裂が起きれば欧州にとってはあらゆる面で悪いことで、唯一の勝者はドルだろうと述べた。同氏はオーストリア国営テレビORFの討論で、「唯一の勝者はドルになる、欧州は敗れることになろう」と語った。


Nowotny Says Euro Split Only Good for Dollar, Bad For Europe
December 05, 2010, 5:12 PM EST
http://www.businessweek.com/news/2010-12-05/nowotny-says-euro-split-only-good-for-dollar-bad-for-europe.html

Dec. 5 (Bloomberg) -- European Central Bank Governing Council member Ewald Nowotny said a split of the euro area would be bad for all sides in Europe and the only winner would be the U.S. dollar.

“The only winner would be the dollar, and Europe would lose,“ Nowotny said in a live discussion in Austrian state TV broadcaster ORF.


<関連記事>

Eurozone crisis: what the analysts say
http://www.guardian.co.uk/business/2010/nov/30/eurozone-crisis-what-the-experts-say?

China Is `Scared' of U.S. Monetary Policy, Rogoff, Rickards Say
http://www.bloomberg.com/news/2010-12-02/china-is-scared-u-s-policy-is-debasing-currency-rogoff-rickards-say.html

中国は米金融政策に「おびえている」-オロCのリッカーズ氏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=ajMTIRKBSvWg

コメント

_ 栄治 ― 2010/12/06 11:26

ドルは強い。まさに変幻自在なぜなら、通貨価値を逆転できる。逆転とは安いものを高く。高いものを安く。世界は大小異なる。砂時計の回転競争。

_ Blondy ― 2010/12/06 11:56

ガッハッハ~、同感ですね。やはりアメリカの勝ち以外の選択肢はほぼないでしょう。
FTのマーティン・ウルフ(元WB)も勝ちは米国と下記記事で超明言していましたね。


まあやはり、基軸通貨特権の獲得、その使い倒し、最終的な蘇生策、このワンセットこそが究極の大戦略かなというのは、私の長年の妄想ですが(笑)。

この先は、忍法”刷りまくり”のあげく、ある日突然の新通貨体制切り替え決定!で一丁あがりでしょう。

妄想癖がつよい小生は、今度は新IMF・WB体制下の新世界通貨になるんじゃないかと見ていますけどね。

その過程で、被害を受けるのは、地道に商売してドルと米国債を溜め込んだ国々。

日本は、政治も経済も超低空飛行を20年も続けていても社会が安定しているし、米国に貸した形のお金がもどってきた時にはした金になっていても、貧乏にはなるけど、大半がしょうがないとあきらめて、いまさら騙されたなんていう人はほとんど出ないであろう超不思議な国だからいいんですが。。。 実際、パンダなんか国内どう持たせるつもりなんでしょうかね。

いずれにしてもインフレが亢進したら、その後各地で紛争・戦争が多発しがちだというのは、歴史の生理みたいなものなんでしょうね。


Why America is going to win the global currency battle
By Martin Wolf: FT Published: October 12 2010
http://bit.ly/gs1vjf

_ Y-SONODA ― 2010/12/07 08:10

★栄治さんへ

確かに「ドルは強い」ですよねー。
ただし、この先何があるかわからない。
米国とて一時的に死んだフリを余儀なくされる事態ありと見ています。
死んだフリの後が怖いんですけどね。

★Blondyさんへ

>この先は、忍法”刷りまくり”のあげく、ある日突然の新通貨体制切り替え決定!で一丁あがりでしょう。

あはは、そのための一時的&戦略的死んだフリはあるかもしれませんね。
米国ならやりかねない。

>実際、パンダなんか国内どう持たせるつもりなんでしょうかね。

もうパンダはこれが怖くて仕方がない。
新たなプラザ合意を受け入れて日本のようにバブルが弾けるとどうなるか。
失われた10年、20年、30年の事態が中国にとって何を意味するか。
日本のようになんとなく仕方がないで済むわけがない。
暴動デモ多発で共産党一党独裁体制は崩壊の危機に。

この時パンダはどう動くか。
歴史を振り返れば、戦争に打って出る可能性0とは誰も言い切れないでしょう。

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