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本ブログは一足お先にトシ・ヨシハラ=Toshi Yoshiharaに注目2010/09/20 20:46

本ブログは一足お先にトシ・ヨシハラ=Toshi Yoshiharaに注目 U.S. Naval War College より


日本政府関係者は早急にこの方からアドバイスを受けた方がいいと思いますが、いかがでしょうか。


<関連記事引用>

大中国圏の形成と海軍力増強
―― 中国は東半球での覇権を確立しつつある
ロバート・カプラン/アトランティック誌記者
(2010年6月号)
http://www.foreignaffairsj.co.jp/archive/focalpoints/201009.htm#5

千島列島から朝鮮半島、沖縄を含む日本列島、台湾、さらにはフィリピン、インドネシアを経てオーストラリアへいたるラインを中国は「第1列島線」と呼んでいる。中国海軍は、このラインではそれほど深刻ではないとしても、問題に遭遇するだろう。オーストラリアを例外とする、この島嶼チェーンには潜在的なフラッシュポイント(紛争の発火点)が複数存在する。すでに中国は東シナ海、南シナ海の大陸棚資源をめぐってさまざまな論争を抱え込んでいる。日本とは尖閣諸島(釣魚島)をめぐって、フィリピンやベトナムとは南沙諸島をめぐって領有権論争を抱えている。たしかに、こうした論争を利用すれば、北京は国内体制の強化を目的に民衆のナショナリズムを政治的に煽ることができる。しかし、中国の海洋戦略家にとっては、これらは厄介な問題でしかない。米海軍大学のジェームズ・ホームズとトシ・ヨシハラの言葉を借りれば、これら第1列島線には、「相手が張り巡らした海洋における万里の長城(="Great Wall in reverse")」がある。すでにアメリカの同盟国がうまく海洋防衛ラインを構築しており、中国の太平洋へのアクセスを監視、あるいはブロックする監視ラインとして機能している。・・・


<関連サイト。

U.S. Naval War College Toshi Yoshihara - Profile
http://www.usnwc.edu/Academics/Faculty/Toshi-Yoshihara.aspx

Toshi Yoshihara is an associate professor in the Strategy and Policy Department and an affiliate member of the China Maritime Studies Institute at the Naval War College. Previously, he was a visiting professor in the Strategy Department at the Air War College. Dr. Yoshihara has also served as an analyst at the Institute for Foreign Policy Analysis, RAND, and the American Enterprise Institute. He holds a Ph.D. from the Fletcher School of Law and Diplomacy, Tufts University, an M.A. from the School of Advanced International Studies, Johns Hopkins University, and a B.S. from the School of Foreign Service, Georgetown University. Dr. Yoshihara is the co-author of Red Star over the Pacific: China's Rise and the Challenge to U.S. Maritime Strategy (Naval Institute Press, forthcoming), Indian Naval Strategy in the Twenty-first Century (Routledge, 2009), and Chinese Naval Strategy in the Twenty-first Century: The Turn to Mahan (Routledge, 2008). He is the co-editor of Nuclear Strategy in the Second Nuclear Age (Georgetown University Press, forthcoming) and Asia Looks Seaward: Power and Maritime Strategy (Praeger Security International, 2008).


<最近の注目論文>

Why China’s Navy is a Threat
September 17, 2010
By James R. Holmes and Toshi Yoshihara
http://the-diplomat.com/2010/09/17/why-chinas-navy-is-a-threat/

Ryukyu Chain in China’s Island Strategy
Publication: China Brief Volume: 10 Issue: 18
September 10, 2010 01:03 PM Age: 10 days
By: James Holmes , Toshi Yoshihara
http://www.jamestown.org/single/?no_cache=1&tx_ttnews%5Btt_news%5D=36812&tx_ttnews%5BbackPid%5D=7&cHash=5733f4d579
http://www.jamestown.org/uploads/media/cb_010_87.pdf


<関連記事。

中国の新型ミサイル「東風21D」は米空母を殺すゲーム・チェンジャー
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2010/08/09/5274841

コメント

_ 柴崎力栄 ― 2010/09/20 22:13

兵頭二十八さんが2009月7月10日付「シナにこんなに効くのは初めてか? 発見された仮想兵器「TAIKOH2010」」で、大射程の「対艦弾道弾」保有の案をダメモトで突っ込む云々との話を書いています。1年先のばしされた防衛大綱で対艦弾道弾装備の話が出てきそうですね。

_ ks ― 2010/09/21 01:28

柴崎さんへ

「核兵器」にはそれを運ぶミサイルも含まれていて、中国相手の対艦弾道ミサイルだと射程がちょうど「中距離核戦力全廃条約」に引っ掛かってくるので、核軍縮を掲げる日本では、国際的政治的に難しいです。

_ ks ― 2010/09/21 02:00

>すでにアメリカの同盟国がうまく海洋防衛ラインを構築しており、中国の太平洋へのアクセスを監視、あるいはブロックする監視ラインとして機能している。

ツイッターでも呟きましたが、「アメリカを糸として数珠つなぎ」になっているわけで。
尖閣騒ぎもその一環と見れば、中国は当面、日本その他に対して、軍事ではなく、経済、外交で揺さぶるしかできないだろうと予測。

尖閣が中国領となると、米だって困る。
ASEANでのクリントン、尖閣でのクローリー、ウォルシュ発言。
外交的文言だから直截的ではないですが、アメリカの意図は、はっきりしていると思います。
議会だって理解するでしょう。

クリントンの時点で、これまでの中国のロビー工作はひっくり返されているので、少々のメディア工作じゃ、中国有利にはならんのではないかと考えてます。

_ Y-SONODA ― 2010/09/21 08:44

★柴崎力栄さんへ

>1年先のばしされた防衛大綱で対艦弾道弾装備の話が出てきそうですね。

またまた口先だけでも効き目ありそうですね。なんかでも中国は相当焦っているようなので自滅するかもしれませんよ。米国の対中包囲網の効き目が出てきた証でしょうね。もう完全に中国封じ込め状態に突入していると見ています。

★ksさんへ

>尖閣騒ぎもその一環と見れば、中国は当面、日本その他に対して、軍事ではなく、経済、外交で揺さぶるしかできないだろうと予測。

「もうこの際、揺さぶりやれよ」で開き直る。今日の記事に反映しておきました。

>クリントンの時点で、これまでの中国のロビー工作はひっくり返されているので、少々のメディア工作じゃ、中国有利にはならんのではないかと考えてます。

この見方は正しいと思います。ただし、中長期的に見れば不安要素も。
なぜなら中国には強力なソフトパワーがあるから。それは女。
宋美齢みたいなのがひょこっと出てきたら怖いっすよ~。

_ ロッキーホラーショー ― 2010/09/21 10:13

>対艦弾
沈めて皆殺しにしちゃうのはむしろ簡単なんでしょうが、余波を計算できない怖さがある。ロボット技術か何かで非殺傷的に敵艦隊を無力化するとか。これはこれで、開戦の閾値が低くなる怖さがありますけど。
>宋美麗
ウェルズリー主席の宣教師の娘がファーストレディですからね。蒋介石を勝たせれば全中国のキリスト教化も夢ではない、と思いこんだアメリカ人も多かったはず。中国宣教師の子供つながりのヘンリールース(スカル&ボーンズ)が盟友だったのも痛かった。プロパガンダ戦に負けそうになったら、最後の手段は皇后陛下の、もとい首相夫人の信仰告白だったりして。

_ トンチンカン ― 2010/09/21 20:05

_ らく ― 2010/09/22 03:05

>深圳イメージ大使の出番が近いかも

ムスリムでは?と疑われる大統領の異母弟か...

_ Y-SONODA ― 2010/09/22 08:47

★ロッキーホラーショーさんへ

>プロパガンダ戦に負けそうになったら、最後の手段は皇后陛下の、もとい首相夫人の信仰告白だったりして。

皇后陛下含め日本には聖母が二人。でも二人とも年齢が大いに気になる。
聖母継承問題も議論して欲しいところですね。
ところで首相夫人の信仰告白ってなんですかぁ?
菅伸子ってクリスチャンなのかな~。

★トンチンカンさん&らくさんへ

>深圳イメージ大使の出番が近いかも

あはは、この手もありましたね。
でもやっぱり女ですよ。
出てきましたよ。中国外務省の姜瑜副報道局長という女性が!

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