首相官邸がグァム・テニアン・サイパン知事との面会を拒否? はたしてそこに「邪」は潜むのか ― 2010/05/13 09:23
まずはこちらを読んでみてください。
普天間問題の5月末決着は無理 鳩山首相はなぜ国外移設を放棄したのか
週刊・上杉隆 ダイヤモンド・オンライン(画像引用)
http://diamond.jp/articles/-/8115
内容的にはよくまとまっていて素晴らしい。私が入手している情報ともほぼ一致。
とはいえ気になるのは結論部分。
「つまり、沖縄の基地利権が、国外・県外という真っ当な鳩山首相の当初の政治決断を歪めてしまったのである。」
「真っ当」という表現が正しいのかどうなのか。
「甘い」の方が余程真っ当かもしれない。
「観光・基地・公共事業」の3Kに頼らざるをえない沖縄の現実。
この沖縄への配慮が欠けていたという点から、ここでも「勉強不足」が否めない。
おそらく上杉氏自身も「国外・県外」を「真っ当」と考え、支持していたのだろう。
だからこそ「そこに邪な利権が横たわっているとしたら」との結びにつながる。
グァム・テニアン・サイパンの知事との面会を拒否した首相官邸。
本当に拒否したのかどうかもわからない。拒否したとすればその理由は何なのか。
はたしてそこに上杉氏の言う「邪」が潜んでいるのか。
むしろ私は「甘い友愛が現実を直視することでようやく大人になったのね」との前向き評価。
あえて「邪」の部分は見逃してあげてもいい。
それでは何が友愛を目覚めさせたのか。
沖縄における3Kという現実。さらには差し迫る朝鮮半島有事という現実。
いずれの現実もすでにそこにあったもの。
今なお見えていない人がいることの方が私には信じられない。
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