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今や日本は「動物農場」、ついに豚まで紙面に登場・・・「強面の 豚が操る 猿回し」(ブヒブヒ)2010/03/08 16:01



Animal Farm
http://www.youtube.com/watch?v=NZldlyeR8DU&NR=1


<関連記事引用>

風知草:革命の堕落について=山田孝男
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/

 古い「利益誘導政治」の一掃を約束して政権を握った民主党が、いつのまにか、自民党より露骨な「利益誘導選挙」を繰り広げている。

 長崎県知事選のさなか、現地入りした小沢一郎幹事長が民主党系候補への支援を訴えてこう叫んだ。「××君を選んでいただければ、高速道路をつくることもできますっ」

 同じく応援に入った石井一選対委員長が、自民系に投票したらロクなことにはならんゾ、とすごんだ。正確には「そういう選択なら、政権はそれなりの姿勢を示す」と言ったのだが、立派な脅しだ。

 一連の逸話で思い出すのがイギリスの作家、ジョージ・オーウェルの「動物農場」(Animal farm)である。

 ある日、家畜たちが一斉蜂起して農場主ジョーンズを追っ払った。農場は、動物の、動物による、動物のための農場になった。ところが、リーダー格の豚がしだいに力を握り、いつしかジョーンズに代わる暴君にのし上がった--。

 豚の言動をいぶかる他の動物たちが異を唱えるたびに、豚はこう説いた。「ジョーンズが戻ってきてもいいのか?」。この説得は「自民党と官僚の癒着時代へ逆戻りしていいのか?」という民主党応援団の常とう句とよく似ている。

 動物たちの間には「他の動物を殺すべからず」という盟約があった。納屋の壁に書いてあったが、豚はいつのまにか、ペンキで「理由無しには」というフレーズを書き加え、もとの意味をゆがめた。

 豚のこの立ち回りは政権半年の民主党の歩みを思わせる。民主党は衆院選の公約のうち、ガソリン暫定税率廃止を撤回した。子ども手当の支給額を値切った。普天間飛行場の県外移設をあいまいにした。

 「動物農場」は旧ソ連のスターリン独裁体制に対する風刺である。スターリンは今でこそ独裁者だが、オーウェルがこの寓話(ぐうわ)を書いた第二次大戦の末期はドイツのヒトラーをやっつけた英雄だった。

 当時のソ連はイギリスの同盟国であり、イギリスの論壇も世論も社会主義の旗手に好意的で、著者は孤立した。四つの出版社に断られ、五つ目でようやく日の目を見たとオーウェル伝は伝えている。

 「動物農場」の豚は、人間を追い出した翌日から牛の乳をしぼって飲み始めた。オーウェルを好んだ開高健は、この寓話の主題は「一杯の牛乳から始まり、最後は他の動物を殺して食い始める革命の堕落」だと書いている(「今日は昨日の明日」84年筑摩書房)。

 福祉には財源がいる。外交には相手がある。公約見直しが堕落とは限らない。だが、「自民党の利益誘導は悪いが、民主党の利益誘導は良い」という新公約は受け入れられない。「改革のため」「政局安定のため」という詭弁(きべん)に鈍感であっていいはずがない。

 公共事業の予算配分(個所付け)情報を自治体や土建業者に流し、見返りに選挙で支援を受ければ利益誘導だ。先日、自民党より露骨な民主党の情報伝達が話題になった。

 この問題は先週、首相が国土交通相を口頭注意して幕引きとなったが、おかしい。首相は情報を漏らした民主党幹事長室を責めず、このやり方に反対した国交相を責めた。豚の代わりに牛や羊が謝っている。基本が見失われている。民主党の先行きを危ぶむ。(敬称略)(毎週月曜日掲載)

コメント

_ とおる ― 2010/03/08 16:20

市長選・知事選で、惨敗続きの民主党。
内閣支持率は、着陸態勢のような下降線。(JAL破綻・JAL機逆噴射のような着陸失敗も?)
選挙前に応援していたマスコミ諸氏すら、期待外れの嘆き節。
某君は、暴君為せば、亡君や。

_ トンチンカン ― 2010/03/08 19:47

もうこうなったら、カッパを探すしかないですねw

来たれ三蔵法師! 目指せ、天竺!

_ ぽん夫人 ― 2010/03/09 08:27

和歌山県のイルカ漁を糾弾した
『THE COVE』
アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門でオスカーを手にしましたね。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100308/tnr1003081311008-n1.htm

それでも、ハートロッカーvsアバターをひたすら取り上げる大メディア。
(我々がしかし緊張感と絶望感を強いられている状態は鳩ロッカー(揺れる、ぶれる!)と言ってもいいのかもしれませんが)

長編ドキュメンタリー部門では受賞して注目度が上がった作品として皇帝ペンギンやアルゴアの不都合な真実が思い出されますが、オスカーを手にはしなかったとはいえマイケルムーアのシッコなども同部門でノミネートされていました。

注目度は高いと思われるこの部門で受賞されてしまった!
その事については、日本に向けられている視線と言う意味でもメディアは思い切って取り上げてもいいと思うんですが、利用しやすい憎悪の素に対して知らんかったで通して乗り切れるのかなぁ、と心配です。

オーストラリアに修学旅行に行って石を投げられる出済まない事になった時みんなで小首をかしげるだけ、では
それこそ悲惨。

_ Y-SONODA ― 2010/03/09 10:53

★とおるさんへ

>某君は、暴君為せば、亡君や

うまい!私もつられてタイトルを変更しちゃった。
強面の 豚が操る 猿回し・・・どうじゃ、これは(笑)

★トンチンカンさんへ

>もうこうなったら、カッパを探すしかない

ぎゃはは、もう大笑い。
菅直人あたりがなんとなくそれに近い雰囲気が・・・。

★ぽん夫人さんへ

何やら今年のアカデミー賞は変なところで盛り上がっていますね。
ハートロッカーで鳩ロッカー。それでもファンはアバタにエクボ。
そろそろ地球温暖化同様、『THE COVE』の不都合な真実も取り沙汰されるのではないでしょうか。
テキサス共和国のテキサス親父に続く人たちが大勢出てくると思いますよ。

_ とおる ― 2010/03/09 11:50

園田さま
> 強面の 豚が操る 猿回し・・・どうじゃ、これは(笑)
猪八戒の掌で、孫悟空が踊っているような状況ですね。
それにしても、キャラが豊富な内閣・党幹部で、次々にネタを提供してくれますね。

> 菅直人あたりがなんとなくそれに近い雰囲気が・・・。
お遍路姿が、カッパの雰囲気に重なる?

枝野氏も、表に出て来なければ、ボロが出なくて済んだものを。
・枝野行政刷新相、「傍論といえども最高裁の見解」、外国人参政権めぐる最高裁判決で
 http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100305/elc1003052035001-n1.htm
この人の顔つきが、ガネーシャ(http://www3.aa.tufs.ac.jp/~kmach/images/god_b_10.jpg)を思い出してしまいます。

_ トンチンカン ― 2010/03/09 13:02

園田先生へ

>菅直人あたりが

会議中に、よくこんな顔されてますねw 後は平野官房長官もなかなかw

北斎河童
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Hokusai_kappa.jpg

しかし、川柳は良いですね。楽しいですw

_ Y-SONODA ― 2010/03/10 09:25

★とおるさんへ

>キャラが豊富な内閣・党幹部で、次々にネタを提供

あはは、核密約問題などを見ていますと、岡田君はモグラちゃんですね。
後先考えない穴掘り名人かもしれませんね。

>この人の顔つきが、ガネーシャ

ガネーシャといえば「夢をかなえるゾウ」ですな。
夢がかなってまるで子供のようにはしゃぎ過ぎちゃいましたね。
これじゃー、あきまへんな。

★トンチンカンさんへ

>平野官房長官もなかなか>北斎河童

あはは、確かにそんな雰囲気。私にはオランウータンに見えるけど(笑)

_ とおる ― 2010/03/10 22:37

園田さま
> あはは、核密約問題などを見ていますと、岡田君はモグラちゃんですね。
> 後先考えない穴掘り名人かもしれませんね。

モグラは、いい例えです。
・掘った土、掘り当てた物を、処分しろ~! (自民党の「広義の密約」から、民主党の「広義の密約バージョン2」へ?)
・人造のフランケン・モグラのためか、痛みを感じる神経が装着されてない? (細川・羽田政権や、自民党時代に首相より権力があったような豪腕幹事長に、モグラの爪がブチ当たってない?)

_ Y-SONODA ― 2010/03/11 09:18

とおるさんへ

ホント、事業仕分け第2弾などはサル軍団のモグラ体質を象徴しておりますなぁ。
ここまで来るとなんかもう哀れ。同情しそう(笑)

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