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<クライメートゲート>槌田敦氏の東大IR3S『地球温暖化懐疑論批判』名誉毀損訴訟に注目を!2010/02/26 09:40

<クライメートゲート>槌田敦氏の東大IR3S『地球温暖化懐疑論批判』名誉毀損訴訟に注目を!


本ブログでも何度か登場したことがある槌田敦氏。
小沢環境相発言から槌田氏が主役になっている記事を発見。
それは東京新聞と中日新聞に掲載されたもの(内容は全く同じ)。

2008年6月18日付「地球の凄み」でも触れましたが、今から20年程前から環境問題のシンポジウムにはよく顔を出していました。
その時から私は「地球温暖化問題ってホンマかいな」一筋。20数年来の地球温暖化懐疑派ということ。

特にお気に入りだったシンポジウムはエントロピー学会主催のもの。
当然槌田氏のお話も聞いたことがあります。

槌田氏の反核・反原発に違和感を持ち、その後遠ざかっていましたが、東大IR3S『地球温暖化懐疑論批判』名誉毀損訴訟には注目したいと思います。


<関連記事引用>

核心 CO2は“真犯人”か 温暖化懐疑論 法廷へ IPCC データ改ざん 疑惑で揺らぐ信頼
2010/02/21 東京新聞朝刊 3ページ 1423文字

 地球温暖化の原因は何なのか-。科学者同士の論争が損害賠償訴訟の形で法廷に持ち込まれた。法廷で論争に決着がつく可能性は低いが、二酸化炭素(CO2)を主因とする温暖化に対する懐疑論や温暖化そのものへの疑問が根強いことを示した。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のデータ改ざん疑惑など、科学的知見への“信頼の揺らぎ”もその一因だ。(社会部・蒲敏哉)

 ■異端と正論

 「私は地球温暖化は進んでいると認めている。しかし原因はCO2が一番じゃない。別の論を唱える科学者に何の事前連絡もなく、一方的に批判本を東大が出すのは異論者の社会的評価をおとしめる政治的なものだ」

 著書「CO2温暖化説は間違っている」に対する批判で名誉を傷つけられたとして、東大などを相手取り損害賠償を求めて東京地裁に提訴した槌田敦元名城大教授(76)はこう主張する。

 提訴のきっかけになった「地球温暖化懐疑論批判」を執筆した研究者らは、政府の温暖化対策などに疑問を呈する槌田氏ら約二十人の研究者に対し、「科学の蓄積を無視し、独断的な結論に読者を導いており、看過することはできない」と昨秋、同書を出版した。

 出版に携わった一人の教授は「温暖化の主因がCO2であることは世界的な研究で確定している。気候変動の危険が迫る中、誤った議論を正したまでで個人批判ではない。全面的に争う」と一歩も引かない。

 このほか同書の中で批判している懐疑論は「二〇〇一年以降、気温上昇が止まっている」「最近の温暖化は自然変動にすぎない」といった内容。これに対し、「〇九年七月の世界平均海水温度は史上最高を記録している」などと反論している。

 ■苦しい釈明

 これまで温暖化問題では、科学的データに基づくIPCCの知見が最も信頼度が高いとされ、国際交渉の科学的裏付けとなってきた。

 しかし、IPCCの第四次評価報告書に関し、昨年、研究に参加していた英国の科学者が、温暖化が人類の活動に起因することを強調するため、英気象庁のデータを改ざんしていた疑惑が浮上。さらに今年一月にもヒマラヤの氷河の融解データについて誤った引用が問題化した。

 このためIPCCのパチャウリ議長が「大勢の分析傾向として誤りはない」と釈明に追い込まれるなど、科学的知見に対する信頼性が揺らいでいる。

 小沢鋭仁環境相は「温暖化が人為的、あるいはCO2が原因という科学的根拠が揺らげば国民、産業界の対応も変わってくる」と、この問題の行方を懸念する。

 ■リスク管理

 昨年、コペンハーゲンで開かれた国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議(COP15)のように温室効果ガス削減のための国際交渉の場も各国の思惑から混迷の度合いを深めており、地球温暖化問題は科学的評価も含め重大な岐路に立つ。

 元中央環境審議会長で日本気候政策センター理事長の森島昭夫氏は「科学には常にイエスがあれば、ノーがある。温暖化の原因にCO2があるとはいえ、まだまだ研究が必要だ」と指摘する。

 温暖化対策の国際交渉に長年携わってきた環境省OBの小島敏郎青山学院大学教授は「温暖化問題ではCO2削減がうまくいかず、地球の気温が二度以上上昇した場合の被害を想定し、リスク管理の観点から対策がとられている」と説明。その上で「国民に積極的な対応が求められている一方、この問題は裁判になるほど研究者同士で論争があるのは事実で、それぞれがリスクを判断し行動することが重要だ」と指摘する。


法廷に出る地球温暖化論争(科学技術部編集委員 吉川和輝)
更新日:2010-01-15
http://netplus.nikkei.co.jp/ssbiz/techno/tec100114.html

 地球温暖化の科学をめぐる争いが法廷に持ち込まれる。温暖化の二酸化炭素(CO2)原因説に懐疑的な研究者を刊行物によって中傷したとして、元大学教授が東京大学を相手取った訴えを東京地方裁判所に起こした。海外でも英国を舞台に温暖化研究者のメールが流出した「クライメート(気候)ゲート事件」が話題になるなど、国内外で騒ぎが広がっている。

 訴えを起こしたのは、物理学者で名城大学元教授の槌田敦氏。刊行物により「科学者としての名誉を傷つけられた」として、発行元の東京大学に原告編集による「回答書」の出版や慰謝料150万円、謝罪広告の掲載などを求めている。

 昨年末出された訴状によると、同大が昨年刊行した「地球温暖化懐疑論批判」の中で、自らが名指しで中傷され「科学者としての社会的評価を低下させられた」としている。

 地球温暖化がCO2をはじめとする温暖化ガスの増加により起こったというのが現在主流の説だ。これに対して、槌田氏は気温の変動がCO2濃度の変動より時期が先行していることなどを根拠に「CO2の増加は温暖化の原因ではなく結果である」という立場をとっている。

 東大の「批判」は、サステイナビリティ学連携研究機構(機構長・浜田純一東京大学総長)が発行。槌田氏を含む「温暖化懐疑論者」10人あまりの説や見解を網羅的に紹介し、科学者からなる執筆者グループがそれぞれに批判を加えている。

 ここで懐疑論者に対して「三段論法の間違いなどロジックとして誤謬(ごびゅう)がある」などと中傷したというのが槌田氏の言い分。東京大学は「訴状が届くのを待って対応したい」(広報室)としている。

 槌田氏はこれとは別に、日本気象学会を相手取り、自らの論文の学会機関誌への掲載が不当に拒否されたとして昨年提訴し、東京地裁で審理中。

 地球温暖化の論争は、学界内の通例的なやり取りを超え、社会現象の様相を呈している。

 コペンハーゲンでの第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)の直前の昨年11月に英国で起きたメール流出事件では、地球気温データの改ざんや論文審査の不透明さが疑われた。

 東大の「批判」で取り上げられた1人である伊藤公紀横浜国立大学教授(環境計測科学)は、今回の訴訟には加わっていないが、「気候変動の科学は本格的に始まったばかり」と、論争の本格化を期待する。


<関連サイト>

東大IR3S『地球温暖化懐疑論批判』名誉毀損訴訟
http://env01.cool.ne.jp/global_warming/saiban2/teiso2.htm

IR3S/TIGS叢書No.1 「地球温暖化懐疑論批判」 (画像引用) 
著者: 明日香壽川 河宮未知生 高橋潔 吉村純 江守正多 伊勢武史 増田耕一 野沢徹 川村賢二 山本政一郎
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/sosho

地球の凄み
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/06/18/3584207

コメント

_ とら猫イーチ ― 2010/02/26 10:58

うおー。 さすが、園田様!!
 ついに、訴訟の記事が登載。 槌田先生も、強力な援護射撃に感謝されることでしょう。 でも、訴訟にまで至る経過は、先生にとって言うに言われぬ沈痛な思いがおありであったことでしょう。 数人の援助はあると言うものの、学会には黙視され、異端者よばわりされて排撃される運命は、過酷なものでしょう。
 武田邦彦先生も、ネットで攻撃され、トンデモ科学者のようにレッテルを貼られる運命に耐えて、反撃されておられます。 極少数でも、勇気を振るって発言される科学者の存在には、私たちも鼓舞されます。 先生たちに倣い、「間違い」は「間違い」と言わなければならないと思います。 私も、所属しているNPOでは沈黙をしない、と誓いを立てました。 戦うぞ。

_ Y-SONODA ― 2010/02/27 16:13

とら猫イーチさんへ

>学会には黙視され、異端者よばわりされて排撃される運命は、過酷なもの

今こそチャンス!みんなで反撃しましょう。
などといいつつ、まずはクライメートゲートの説明から始めないといけない邪魔臭さ。
もうちょい新聞・テレビも頑張って欲しいですよね。

_ つち ― 2010/03/02 22:44

このツチダという人は、明らかに売名行為ですね。
東大と東大の執筆者(1人)だけを訴え、東北大などのメインの執筆者は訴えていませんから、明らかに売名行為。告訴自体が誤りですね。
税金の無駄遣いです。

_ Y-SONODA ― 2010/03/03 08:42

つちさんへ

>明らかに売名行為

いろんな見方があるんですねー。
槌田氏は1933年生まれのおじいちゃんなんですけど、それでも売名行為?
ちょっと無理があるような気がするけど・・・。

_ のらみしらな ― 2010/03/18 17:29

今日判決のあった気象学会裁判の方は、槌田さんの全面敗訴でした…

_ Y-SONODA ― 2010/03/19 08:26

のらみしらなさんへ

これはどうも渋い情報ありがとうございます。
先日、日本の温暖化研究者に通じた方とお話。
温暖化を唱えてきた人たちはクライメートゲートから始まる現在の懐疑論を一過性のお祭り騒ぎと見ており、祭りが終わるまで表に出ないようにしているそうですよ。

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