ドラゴン(中国)vs象(インド)、真珠の首飾りで緊張高まる ― 2010/02/21 13:44
その時に備えてそろそろ日本も準備を進めましょう。
まずは武器輸出三原則の見直しから。
<関連記事引用(画像も)>
中国、インド洋の覇権狙い相次ぎ港湾建設
南アジア戦略の重要拠点に港湾を建設し連結、インドを「封鎖」
http://www.chosunonline.com/news/20100218000041
「中国がインドの周辺に港や勢力拠点の構築を進めようと血眼になっている」
インドのカンワル・シバル元外務次官は17日付の米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューで、「中国が南アジアでインドの影響力を弱体化させ、地域のバランスを崩そうとしている」と語った。中国がインド周辺の南アジア各国の戦略的な重要地域に相次いで港を建設していることで、核保有国である両国間の緊張も高まっている。
両国は昨年、カシミールとヒマラヤの領土問題をめぐり、武力衝突直前の状態にまでなった。年が明け、竜(中国)と象(インド)の戦いの舞台は、陸地からインド洋に移った格好だ。
中国は国家戦略として、自国に友好的な南アジアの港湾確保を進めてきた。海賊の出没など治安の悪化でますます危険度が高まるインドネシア-マレーシア間のマラッカ海峡を通らず、インド洋に陸路で出られるルートを開くためだ。急速な経済成長によりもたらされた資金で南アジア諸国に接近し、インドの周辺を固めようという狙いだ。
インドの北西には、中国が開発を進めるパキスタン南西部のグワダル港がある。グワダルは、中央アジアからアラビア海に抜ける地域の物流のハブだ。中国の新疆ウイグル自治区とイランが、グワダルを通じて結ばれる。これで中国は、湾岸の石油をグワダル港経由で内陸に直接輸送できるわけだ。
一方、インドの南東には、スリランカのハンバントータ港がある。ハンバントータはもともと小さな漁村で、中国の貨物船は沖合を行き交っていた。ここに中国は、10億ドル(約911億円)を投じ、国際貿易港を建設中だ。中国の技術で港湾を建設するだけでなく、建設費の85%を中国国営輸出入銀行が低利で融資した。中国は米国や世界銀行のように、借款や開発事業の見返りに人権問題の改善や腐敗の徹底排除など、難しい条件は掲げない。投資を求める開発途上国が歓迎するのは当然のことだ。
ニューヨーク・タイムズは、「中国は周辺国の重要な港を真珠の首飾りのようにつなげ、インドを戦略的に包囲している」と分析した。米外交専門誌の『フォーリンポリシー』電子版は、「両国の対立の構造的背景には結局、誰がアジアのリーダーになるかという問題がある」と分析した。
<中国の「真珠数珠繋ぎ」戦略(the “string of pearls” strategy)関連記事>
India Worries as China Builds Ports in South Asia
http://www.nytimes.com/2010/02/16/business/global/16port.html
India offers to protect China oil shipments
http://www.ft.com/cms/s/0/6788f896-1be8-11df-a5e1-00144feab49a.html
China expands Asian trading network
http://www.chinaeconomicreview.com/china-eye/2010_02_19/China_expands_Asian_trading_network.html
<「火に油」のイラン関連記事>
イラン大統領が中国に新年祝賀メッセージ…「我々には共通の敵がいる」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0217&f=politics_0217_009.shtml
鳳凰網では17日、イランのアフマディネジャド大統領が16日に中国に対して春節(旧正月)のメッセージを発表したことも伝えている。メッセージの中で同大統領は「中国とイランは古代文明国であり、文化も近い。中国の人々と中国政府に特別の祝福を送りたい」と祝辞を述べ、「中国とイランは共通の脅威にさらされている。一部の強権国家は中国が世界的な影響力を持つ大国化することを望んでいない。彼らは何かにつけて理由を探し、中国に圧力を加えようとしている。我々はそのようなやり方に断固反対し、中国を全力で支持する。なぜなら我々には共通のビジョン、信念、利益があり、共通の敵がいるからだ」と中国との友好関係を強調することで、中国への期待の高さをアピールした。
IRAN: Every Iranian a Revolutionary Guard, Ahmadinejad asserts
http://latimesblogs.latimes.com/babylonbeyond/2010/02/iran-ahmadinejad-speaks-in-lengthy-press-conference-press-nuclear-israel-revolutionary-guard-iranelection.html
<「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」と「武器輸出三原則見直し」記事>
防衛力懇談会を設置=新大綱・中期防を検討-政府
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010021600298
平野博文官房長官は16日午前の記者会見で、新防衛計画大綱の策定に向けて「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」を設置すると発表した。京阪電鉄最高経営責任者(CEO)の佐藤茂雄氏が座長を務める。18日に初会合を開く予定。
新大綱と次期中期防衛力整備計画(中期防)について、自公政権は昨年末に策定する方針だったが、鳩山政権は「政権交代に伴い、防衛政策の在り方を全般的に見直す」として、昨年10月に1年間先送りすることを決めた。
平野長官は会見で、「7、8カ月の期間で新たな大綱(に向けた報告書)をまとめてもらおうと考えている」と述べた。今後、懇談会を月2回のペースで開催する方針。
佐藤氏以外のメンバーは以下の通り。
▽岩間陽子政策研究大学院大学教授▽白石隆日本貿易振興機構アジア経済研究所所長▽添谷芳秀慶大教授▽中西寛京大大学院教授▽広瀬崇子専修大教授▽松田康博東大准教授▽★山本正★日本国際交流センター理事長(以上委員)▽伊藤康成元防衛事務次官▽加藤良三前駐米大使▽斎藤隆前防衛省統合幕僚長(以上専門委員)(2010/02/16-11:34)
武器輸出三原則が焦点に 防衛大綱策定へ有識者懇
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100217ATFS1602H16022010.html
リトル・フィートとローウェル・ジョージと桑田佳祐 ― 2010/02/21 14:33
リトル・フィートをこよなく愛したのはサザンの桑田さん。ローウェル・ジョージ・トリビュート・アルバム「ROCK AND ROLL DOCTOR」には桑田さんのロング・ディスタンス・ラヴが収められています。
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