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日米中正三角形論者がたどる数奇な運命2009/12/18 09:55

出所:正三角形の日米中関係? An Equilateral Triangular Relationship JBpress(日本ビジネスプレス)


民主党の人たちが正しいと思い込んでいる。
日本が進むべき道だと信じ込んでいる。

それが日米中正三角形論。

古くは加藤紘一が主張。
今や鳩山由紀夫、小沢一郎、山岡賢次、寺島実郎などが揃って信奉。

これをぼろくそに叩いてきたのがチーム・サンケイ。

2006年7月の訪中直前の「日米中の関係は正三角形にすべきだ」との小沢発言。
これに噛み付いたのも産経新聞。
同年7月6日付産経新聞はこんなことを書いています。

正三角形論の歴史は1982年に中国の趙紫陽首相(当時)が打ち出した新外交路線に端を発する。
当時は中ソ関係が悪化しており、ソ連を牽制する目的があった。

そして京都大の中西輝政が登場。この部分は引用しておきましょう。


『京都大の中西輝政教授は「正三角形論は、中国の一貫した外交方針であり、日米分断の論理だ」と断じる。そのうえで、ブッシュ政権になり、日米同盟が強化され、中国の軍事的台頭を牽制する動きが強まったことを受け、中国は「正三角形論」をもって対日ロビー工作を活発化させていると指摘。「このような虚構の論理を説く政治家は、党利党略に目がくらみ国家的立場を見失ったか、北京と特殊な関係ができたか、と勘ぐらざるを得ない」と語る。』
(日米中「正三角形論」再び 小沢氏提唱 「日米基軸」外相ら批判 2006/07/05産経朝刊)


日米中正三角形論を説く者は中国のスパイであるかのような指摘。
「何を根拠にそこまで書くの?」と聞きたくなる。

それでも日米中正三角形論を唱える者は、「乱」の後に消えゆく仕組みになっている。
そして今まさに「小沢の乱」の真っ只中。


<関連サイト>

「日米中は正三角形の間柄」山岡氏が米公使に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091217-OYT1T01206.htm

普天間先送り/日米同盟崩す米中等距離論
http://www.worldtimes.co.jp/syasetu/sh091217.htm

民主・山岡氏の「日米中正三角形論」をめぐる上海での講演要旨 
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091214/stt0912141951010-n1.htm

民主内で強まる「日米中正三角形論」山岡氏、上海のシンポで展開
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091214/stt0912141919007-n1.htm

【新・民主党解剖】第2部 覇者の憂鬱(3)日米同盟より中国重視
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912100739004-n1.htm

小沢氏は「天皇よりもエライ」のか 花岡信昭
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091217/201560/

正三角形の日米中関係?(画像引用)
An Equilateral Triangular Relationship?
2009.11.26(Thu) 谷口 智彦
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2230

寺島実郎
日米中のトライアングル関係を正三角形とする気迫と構想力が日本に求められるのである 
http://mgssi.com/terashima/nouriki0406.php

コメント

_ Q ― 2009/12/18 20:44

今回の日本民主党の反米政策、裏に英国(というか、ロスチャイルド系か?)がいるでしょう?
なんとなく、そういう気がしてきた。
だからこそ、小沢らは強気に出られる。

例の捕鯨の件でも、オランダや豪州らが、例の反捕鯨テロリスト集団を逮捕するとも言っているし。
日本民主党政権が誕生した途端に、この動きだから。

今回の民主党の反米政策は、欧州勢力の意向も働いている可能性が高い。

_ S ― 2009/12/19 04:15

「小沢600人訪中団」のどこが悪い?
「破天荒なアピール」なければ日本は埋没するばかり
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20091216/211670/

日経ビジネスさん、頑張ってます。

_ へなちょこエンジニア ― 2009/12/19 08:34

正三角形ならいいが、ぶら下がっているTokyoがもっとも遠い2等辺三角形になって、ブラーブラ。
三角形がふらふら動いている間にぶら下がった先っちょが野ツボにはまってドッピンシャ。

_ Y-SONODA ― 2009/12/19 11:01

★Qさんへ

>民主党の反米政策、裏に英国(というか、ロスチャイルド系か?)がいるでしょう?

どこまでのつながりがあるかは不明ですね。
いずれにせよ英米の連中は常に両天秤。
裏では敵と味方が揃ってこそこそお話し合いする世界です。
結構民主党はうまい具合に利用されていると見たほうがいいかもしれませんね。

★Sさんへ

自民党だって似たようなことをしてきた。
米国だってフランスだって似たようなことをしてきた。
そう考えれば「小沢600人訪中団」のどこが悪いの見方があってもいい。
それでも基本は日米関係との考え方を忘れてはいけませんね。

★へなちょこエンジニアさんへ

>野ツボにはまってドッピンシャ

あはは、埋没するというのもいいかも。
結構居心地いいかもしれませんよw

_ Q ― 2009/12/19 12:49

天皇の謁見問題では、フィナンシャルタイムズの反日記者のヒーリングが大喜びですわな。でも、これとは別に、日本民主党の反米政策を、アメリカは目くじらを立てるべきではないとも言っている。

要するに、英国系の背後にいる勢力の願望が透けて見えてきたと思われます。

「打倒アメリカ!」そのための「日中同盟成立」

英国の狙いはこうでしょう。

ただし、日露同盟までは支持していない。
何故なら、ロシアは英国に近いし、脅威になるからです。

英国から見て、中国なんてのは遠い国だし、どうでもよい国家。でも、アメリカの覇権崩壊には使用できる国家です。そのためには、日米同盟が邪魔なんですよ、英国にとって。

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