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スマート・グリッド狙いでアレバに取り付く東芝&GE2009/11/13 09:13

日経:仏アレバ部門売却に応札、東芝、6000億円前後を提示、次世代電力網にらむ。


<関連記事引用>

仏アレバ部門売却に応札、東芝、6000億円前後を提示、次世代電力網にらむ。
2009/11/11日本経済新聞朝刊(※画像も引用、ただしこの画像の内容は正確ではない)

仏政府は慎重姿勢

 仏原子力大手アレバの送変電・配電機器(T&D)部門の売却をめぐる2次入札に、東芝など3グループが応札した。東芝を中心とする企業連合は最高額の45億ユーロ(6000億円)前後で応札したとみられており、同部門の買収に強い意欲を示した格好だ。ただアレバの大株主の仏政府は外国企業への売却に慎重との見方が強く、予断を許さない状況だ。

 ■2次も最高額か 「勝てる値段は出した。しかし仏政府が簡単に落札させてくれるとは思えない」。2次入札当日の9日、東芝幹部はこう語った。

 アレバのT&D部門が手掛けるのは、電圧を落とす変圧器や送電網の制御システムなど、電力網の構築に欠かせない各種機器。欧州や北米など世界28カ国に70を超える製造拠点を構えている。2008年度の売上高は50億6000万ユーロで世界シェアは約10%。営業利益は5億6000万ユーロ。

 T&Dの世界市場規模は08年の7兆円弱から15年には10兆円に拡大すると期待される成長分野。日本やアジアで同事業を展開している東芝は、今回の買収が成功すれば対象地域が全世界に広がる。T&D事業の売上高も約3倍になり「大きなシナジー効果が見込める」(同社首脳)と映る。

 東芝は7月に発足した官民ファンドの「産業革新機構」などと組み、2次入札には6000億円前後を提示したもよう。06年の米ウエスチングハウス(WH)の買収額(約6400億円)に迫る。

 それでも送変電機器を押さえれば、太陽光発電や蓄電池、安定制御装置、宅内測定器などを組みあわせて構築する次世代電力網「スマートグリッド」システムを世界各国で供給しやすくなると読む。T&D事業の拡大を機に、スマートグリッド関連売上高を15年度に1000億円に育てる目標を掲げる。

 9月に実施された1次入札でも東芝は約4000億円と最高額を提示したとされる。2次には東芝連合のほか、米GEとファンドの連合と、仏重電大手アルストムと仏シュナイダー・エレクトリックの連合が応札した。応札額について仏現地紙はGE連合が40億ユーロ、アルストム連合が35億ユーロと報じた。金額だけをみると東芝が優位にみえるが、産業政策などの観点から仏政府は仏企業連合への売却を望んでいるとされる。

 ■財務悪化の懸念も 社会インフラを半導体、デジタル機器と並ぶ主力事業と位置付ける東芝だが、巨額買収となるだけに財務悪化への懸念は残る。

 同社は積極的な半導体投資などで負債が膨らんだところに世界同時不況の直撃を受け、09年3月期に3435億円の最終赤字を計上。今年3月末の自己資本比率は8%台に低下した。6月に5000億円規模の資本増強を実施したが同比率は13%台にとどまる。

 ファンドとの連合により買収費用を分担しても、東芝の負担額は最大で1000億円前後になる可能性がある。アレバのT&D部門も多額の投資負担や受注済み原発の工期遅延などによる経費膨張で経営が悪化して、売りに出された。

 買収が実現してもリスクは小さくない。10日の東芝の株価終値は前日比1円安の515円だった。入札結果は月末にも判明する見通しだ。


仏アレバ、送電・配電部門に約40億ユーロの買収案-関係者
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920013&sid=a5q7bdidhtw8

11月12日(ブルームバーグ):原子炉製造最大手、仏アレバは、送電・配電部門に対する約40億ユーロ(約5400億円)での3つの買収案を提示されており、月内に買収案を絞り込む方針だ。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  仏政府の傘下にあるアレバの9日の発表によると、買収を提案しているのは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のほか、東芝・産業革新機構(INCJ)連合、同部門を以前所有し、受配電・制御機器大手シュナイダーエレクトリックと共同提案した仏アルストムの企業連合。関係者によると、政府は現在3つの買収案を検討している。

  アレバは2004年にアルストムから送配電部門を9億2000万ユーロで買収し、同分野でスイスのABBと独シーメンスに次ぐ世界3位に浮上した。サルコジ財務相(当時)はアルストムの破たん回避を目指して同部門売却をまとめたが、アレバは成長している世界的な原子力市場での事業拡大に向けた資金調達を目的に 同部門を手放す方針だ。

  スターン・アジー・アンド・リーチのアナリスト、ベン・エリアス氏(ニューヨーク在勤)は「われわれの理解では、東芝が現金で最も高い条件を提示し、GEは今後の事業方針について最も詳細な計画をまとめている。アレバの送配電部門の統合方法となると、アルストムとシュナイダーがフランスにとって最善のものを持つ」と指摘した。

  アルストム、シュナイダー、GE、アレバの会社関係者のほか、東芝広報担当の新庄憲氏はいずれもコメントを控えた。


<関連記事>

仏原子力大手アレバ:配電部門、東芝と産革機構応札
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091111ddm008020073000c.html

東芝、仏アレバの部門売却に応札 最高額を提示か
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091111AT1D1007V10112009.html

ムーディーズ:東芝がアレバ事業落札なら格下げ方向で見直しの可能性
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=adhWX7vIZ8.g

「アレバ~ラファージュ~麻生」のアトム人脈
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/10/19/4642004

Smart Grid Why GE’s Bid for Areva T&D May Be Toast (French Toast)
http://www.smartgridnews.com/artman/publish/News_Blogs_News/Why-GE-s-Bid-for-Areva-T-D-May-Be-Toast-French-Toast-1403.html


▼GE Exec:Areva Unit Bid Fits Transmission & Distribution Plans
http://online.wsj.com/article/BT-CO-20091112-712202.html

"We'd like to be bigger in it," said Steve Bolze, president of GE's power & water division. "The opportunity to do something with Areva is attractive because of that."

Bolze, speaking during a Citi Industrial Manufacturing & Transportation Conference in New York City, said a combination of aging infrastructure needing replacement and the development of new "smart-grid" technology has rendered the transmission and distribution sector attractive. He also said growth in developing countries is spurring demand.

▼Feeding Frenzy: Why Giants Are Fighting for Areva’s Power Business
http://blogs.wsj.com/environmentalcapital/2009/11/11/feeding-frenzy-why-giants-are-fighting-for-arevas-power-business/

Renewable-energy takes off in earnest around the world, requiring an overhauled transmission grid that can handle intermittent power? Done. The much-ballyhooed “smart grid” becomes reality, changing the entire nature of the electricity business? Done.

コメント

_ 老荘バーク ― 2009/12/01 17:53

東芝とGEは残念だったようですね。


アレバの部門売却、仏企業連合が独占交渉権 東芝は落札ならず
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091201AT2M0101101122009.html

【パリ=古谷茂久】フランス原子力アレバは30日、同社の送変電・配電機器(T&D)部門の売却について、仏重電・輸送機器アルストムとシュナイダー・エレクトリックの連合に独占交渉権を与えると発表した。売却額は約40億9000万ユーロ(約5300億円)となる見込み。同部門の入札を巡っては東芝も応札していたが落札できなかった。原子力産業を重視する仏政府が自国企業を優先したという見方もある。
 T&Dは、発電所から事業所や家庭へ電気を送り届ける間に必要な送電施設や配電施設を製造する事業。現在のシステムは無駄が多いことから、地球温暖化対策として世界的に設備更新の機運が高まり大市場への発展が見込まれている。
 今回の入札にはアルストム連合のほか、東芝と官民ファンドの産業革新機構の連合、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が応札した。GEのイメルト会長が仏を訪れるなど競争は過熱。東芝連合が最高額を示していたともいわれるが、最終的には仏企業連合間で独占的な交渉に入ることになった。 (14:03)

_ Y-SONODA ― 2009/12/02 09:54

老荘バークさんへ

なにやらこれも予測どおりの展開。
東芝とGEには失礼ですが、うまく利用されただけかもしれませんね。

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