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新型インフル面白記事2009/06/01 00:45

NYT: Spread of Swine Flu Puts Japan in Crisis Mode


5月19日の「新聞危機下のニュースの裏側」でこんなことを書きました。

“これから一気に大袈裟報道から「新型インフル怖くない報道」に切り替わるかも”

新聞記事もどんどん片隅に追いやられ、テレビもあっさりしたもの。
あの大騒ぎはいったいなんだったのでしょうか。

まぁ、これも秋に向けての予行演習と思えば済む話。

さて、この日本の大騒ぎを海外の人はどのように見ていたのか。
これまた受け狙いの脚色が施されているようにも感じますが、
面白いので紹介しておきます。


<面白記事引用>

新型インフルエンザ対策をアメリカ人に爆笑される理由=為替王
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0520&f=business_0520_021.shtml

 昨日、出張でアメリカから成田に着いたアメリカ人が、成田空港で見た新型インフルエンザ対策について、猛烈な勢いで感想を話してくれました。

 「飛行機が成田に到着したら、水色の服と帽子をかぶった集団が10人くらい、でっかいゴーグルとマスクつけて、長靴はいて乗り込んできた。日本と間違えてアフガニスタンにでも着いたのかと思った。テロ集団の乗っ取りかと思った。」

 「全員毒ガスマスクのようなものをつけていた。日本人は頭がおかしくなったのか?」

 「1時間くらい飛行機で拘束された。勘弁してくれ。」

 「全員にマスクが配布されてつけろと命令された。余計なお世話だ。」

 「大阪で新型インフルエンザが広まっていて医者が不足していて大変なパニックになっていると脅された。本当なのか?」

 「トイレに行こうとしたら、同じ飛行機でアメリカから来た日本人が、“なにをやってるの!マスクをつけなさい!”とおばさんに注意されたそうだ。君の国は、本当に何がどうなったんだ?」

 「変なカメラで全員チェックされた。まるで病原菌扱いだ」

 「まるで、映画のワンシーンのようだ。日本中でこのようなコメディが繰り広げられているのか?」

 「出張が多いという近くにいたアメリカ人にも聞いてみたが、こんな奇妙な国は初めてだといっていた。ちなみに我が国(アメリカ)では新型インフルエンザで死者も出ているが、こんな騒ぎは一切ない。テレビでもやってない。」

 「ただ。。。アメリカの私の地元でも、マスクで防備している人はいるんだが。。。どうも日本からやって来た日本人だけがマスクをしてるようなんだ。マスクをつけてる人を見たらそれは日本人だってちょっとした笑いものになっている」

 「私も含めてアメリカ人はみな、もらったマスクをどう処理すべきか困っていたよ。私はもう捨てたけど。」

 「まさか、日本は税金でこんなことをやっているのか? 日本人はこのように税金を無駄遣いされて怒らないのか? なんて心が広いんだ。」

 「しかし、これは本当に有能といわれている日本の官僚が考えた新型インフルエンザ対策なのか? 本当に信じられない。」

以上が、アメリカ人の率直な意見です。
最後に、アメリカ人の彼はこう白状しました。

 「私はビジネスクラスでやってきて、そこにいたのはほぼ全員アメリカ人だったが、最初はみんな我慢していたんだが、途中からみな我慢できなくなった。なにがかって? 別に我慢できなくなって怒ったわけではないぞ。みんな我慢できなくなって爆笑したんだ。あれはもう笑わずにはいられない。私も今年一番大笑いさせてもらったよ。」

 「ごめんよ。私も君の事は好きだが、こんな日本の対応には爆笑せずにはいられなかったんだ。あっはっは。いま思い出しても笑いが止まらないよ。はっはっはっ、ごめんごめん。」

 「私の近くの座席にいたのはジャーナリストかもしれないが、彼は写真を撮っていた。気の毒だが、この日本の滑稽なシーンが世界中に配信されるかもしれない。」(執筆者:為替王)


「マスクに手洗い、日本は偏執狂」 NYタイムズ神戸発ルポ
2009年5月23日(土)8時0分配信 産経新聞
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/sankei-m20090523032/1.htm

 【ニューヨーク支局】22日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、新型インフルエンザの流行で日本は混乱状態にあるとの神戸発のルポを掲載し、日本は日ごろから「強迫観念的な清潔さ」を追求し、特に外国発の感染症の流行には「パラノイア(偏執狂)の国」と伝えた。

 記事では「他国と同様に感染者の症状は軽度で死者もいないが、日本の対応は危機状態のよう」と述べ、学校閉鎖や日用品の買いだめ、マスクの売り切れ、感染を心配して一切の外出を控える母子の様子を驚き交じりに取り上げている。

 また、日本人の潔癖症を「宗教的なまでに学校で手洗いを教え、衛生的な砂場で遊び、下着からボールペンに至るまで抗菌性と推定される」と皮肉を込めて解説し、他国より感染者数が多いのも「より積極的な検査をしているためでは」との専門家の疑念も伝えた。



【産経抄】5月25日(抜粋引用)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090525/trd0905250314000-n1.htm

 ▼ところで、日本の悪口が大好きなニューヨーク・タイムズがまた22日付の電子版で、マスク姿が目立つ地下鉄車内の写真を付けて、新型インフルエンザで混乱する日本をからかっている。日本人は外国発の感染症に対して、「パラノイア(偏執狂)」だそうだ。

 ▼政府やメディアは騒ぎすぎだ。それに踊らされる国民も幼すぎる。そんな声は国内からも、聞こえてくる。日本人の振るまいをそれほど、卑下することもあるまい。現代美術のように、マスク姿が「クール」(かっこいい)と、称賛される日も来るかもしれない。


<産経記事の面白さ解説>

メディアの騒ぎすぎを反省しているのはいいとして。
産経さんは朝日新聞も嫌い。ついでにニューヨーク・タイムズも嫌い。
リベラル紙はみんな嫌い。
そのため、「日本の悪口が大好きなニューヨーク・タイムズ」と書いても頷ける。

とはいえ、ニューヨーク・タイムズの記事は、
神戸にいた高校生の「みんなパラノイア(偏執狂)過ぎるんとちゃうか~」発言で締め括っています。

嫌いはいいけど少し偏りが気になります。

日本では高校生の方が余程大人なのかもしれません。

Spread of Swine Flu Puts Japan in Crisis Mode
By HIROKO TABUCHI
http://www.nytimes.com/2009/05/22/world/asia/22japan.html?ref=world

コメント

_ kept ― 2009/06/01 08:23

>宗教的なまでに学校で手洗いを教え
>日本は日ごろから「強迫観念的な清潔さ」

神社に参拝する時も、手を洗い口を濯ぐんですから「日本人の潔癖性は宗教的なものです」と言い切っちゃったら、諦めてもらえそうですけねw。

_ とおる ― 2009/06/01 08:45

5月23日(土)、大阪のNHK前のデモに参加してきましたが、大阪市の人のマスク着用は、目測で、ざっと10~20%程度でした。
地下鉄に乗れば多いかと思えば、1車両に3人くらい。その中で、白人女性が咳も無いのに、マスクを着用していましたが、群集心理で着用したくなるものかと思いました。
ちなみに、私はマスクをしていませんでした。
マスコミは、街を歩く人のマスクの着用率を報道して、面白そうな一面を取り上げ、過剰に反応していましたが、ワイドショー並みに騒ぐことしか出来ない連中かと、呆れてしまします。
この特性は、豚インフルエンザだけでは無く、国内政治・国際政治にも現れていて、早く淘汰されてしまわないかと祈っております。

_ とおる ― 2009/06/01 08:48

日本人の多くが毎日、風呂に入っていると思いますが、これも欧米の風呂に入る習慣の無い人から見れば、「偏執狂」なんでしょうね。

_ K ― 2009/06/01 13:12

日本人が「偏執狂」でなくなる方が問題だと思う。これで良い。

_ Y-SONODA ― 2009/06/02 01:31

Keptさん、とおるさん、Kさんへ

産経さんの記事につられてネット上では米国批判やらNYタイムズ批判もちらほら。
そんな中で皆さんの大人のコメントに感謝します。

海外の人から変だと思われても「これが日本」と言うのもよし。
それでも笑いには笑いでお返しするぐらいの余裕が欲しいですね。

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