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北の打ち上げ花火の好都合な真実2009/03/24 00:00

北の打ち上げ花火の好都合な真実


韓国メディアが盛んに北朝鮮による米記者拘束問題を取り上げています。
中には、拘束された二人の女性(韓国系のユナ・リー、中国系のローラ・リン)が、
アル・ゴア元米副大統領が現会長を務める米ケーブルテレビ局「カレントTV」(本社・サンフランシスコ)に所属していることを伝えている記事も多数。

北の打ち上げ花火発射を前に、
アル・ゴアに女性二人、それにこの事件にも絡むキリスト教会牧師は、
オバマ政権の対応に少なからず影響を与えるはず。
実際、ゴアはヒラリー・クリントン国務長官に助けを要請しています。

女性二人には大変申し訳ないのですが、
これは日本にとっても「好都合な真実」。
ゴアに同調してオバマ政権を少しは刺激することも可能かと。

「米国は女性二人を力ずくでも救出すべきだ」
「この際、ミサイル発射直前にピンポイント先制攻撃を!」

日本としてはこのような展開が望ましいのですが、
むしろ、米国の先制攻撃を事前に察知した上での拘束なのかも。
そうだとしたら女性二人は人質?

確かにそろそろ米国とて切れてもいい頃。
そう考えれば、なにやらこの拘束問題は奥が深そう。

そんなことを思いつつ、
この「好都合な真実」を日本の新聞各社がどのように伝えているかを調べてみました。

な、な、なんと。「北朝鮮 ゴア カレント」の検索結果は5件のみ。
これじゃ、ほとんど伝わっていませんね(汗)

<日経テレコン21 -記事検索- 一括検索 -「北朝鮮 ゴア カレント」検索結果>
見出し,日付,時間,媒体,掲載ページ,絵・写・表,文字数,スコア

北朝鮮:米記者拘束問題 米が北朝鮮に懸念を伝える
2009/03/20, , 毎日新聞 朝刊, 8ページ, , 261文字, スコア:91
北が記者拘束 米朝に新たな火種 釈放交渉長期化も
2009/03/20, , 東京読売新聞 朝刊, 7ページ, 写・表, 1079文字, スコア:90
米記者2人を北朝鮮が拘束
2009/03/20, , 中国新聞朝刊, 5ページ,  , 286文字, スコア:99
米女性記者2人拘束か 国境地帯で北朝鮮
2009/03/20, , 四国新聞朝刊, 6ページ, , 341文字, スコア:99
◎米記者2人を北朝鮮が拘束 韓国TV報道 米国 アメリカ
2009/03/20, , 熊本日日新聞朝刊, 7ページ, , 351文字, スコア:93

<関連記事引用>

北朝鮮による記者ら拘束、韓国確認…米朝の新たな火種に
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090320-OYT1T00163.htm?from=navr

 【ソウル=浅野好春】韓国政府筋は19日、米国人女性記者ら3人が17日に中朝国境を流れる豆満江(トゥマンガン)の都市、図們一帯を取材中、北朝鮮軍当局に拘束されたことを確認した。


 米朝関係は現在、北朝鮮が米本土を射程圏内に収める長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることで険悪化してきており、記者拘束事件が新たな外交問題に発展する可能性もある。

 19日の韓国紙、朝鮮日報(電子版)によると、拘束・抑留されたのは韓国系のユナ・リー、中国系のローラ・リンの両米国人記者。朝鮮族の中国人ガイドも一緒に拘束された。米国人の男性プロデューサー、ミッチー・コース氏も加わっていたが、同氏は逃れることができ、最寄りの米領事館で保護されているという。

 一行は、ゴア元米副大統領らが設立した米ケーブルテレビ局「カレントTV」(本社・サンフランシスコ)の番組制作を担当し、脱北者問題の取材をしていた。ビデオカメラで北朝鮮側を撮影していたところ、北朝鮮軍の国境警備隊員に撮影を中止するよう警告された。一部韓国メディアは、一行が撮影を続けたため、警備隊員が中国側に越境し、3人を逮捕したと伝えているが、拘束時の詳しい状況は明らかでない。

 一行は11日にロサンゼルスを出発し、ソウル入り。ソウルでは2日間にわたり、脱北者支援にあたるキリスト教会の牧師らのインタビュー取材を行ったが、この牧師は「北朝鮮軍は故意に外国人を誘い込み、拉致する場合がある」として、中朝国境には絶対に近づかないよう助言していた。一行は13日、ソウルから吉林省延辺朝鮮族自治州の中心都市、延吉に移動した。図們取材の後は、遼寧省の対北国境都市、丹東に移って取材する予定だった。

 一方、今回の事件は米朝の新たな外交問題に浮上しそうだ。聯合ニュースによると、米国は事件発生直後、ニューヨークの外交チャンネルを通じて北朝鮮側に「速やかな釈放」を申し入れたが、北朝鮮はこれまで明確な立場を明らかにしていない。女性記者らの釈放をめぐる米朝交渉は、いずれスタートするとみられるが、核・ミサイル問題が深刻化する中、北朝鮮がどれほど協力的な姿勢を見せるかは不透明で、交渉が長引く恐れも排除できない。

 米朝間では1996年8月、鴨緑江を渡って北朝鮮側に不法入国したとして北朝鮮当局が米国人の自称宣教師エバン・カール・ハンジカー氏を拘束する事件が起きている。当時、ビル・リチャードソン米下院議員(民主党)が交渉にあたったが、釈放されたのは約3か月後の同年11月だった。

(2009年3月20日02時08分 読売新聞)


<当たるも八卦当たらぬも八卦、高い買い物関連記事引用>

MDで「当たるわけない」=北ミサイル、迎撃を困難視-政府筋
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032300996

 北朝鮮が長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」を打ち上げた場合に備え、政府がミサイル防衛(MD)システムによる迎撃を準備していることについて、政府筋は23日「突然撃ってきたら当たるわけがない」と述べ、迎撃は困難との見方を示した。

 政府筋は、ミサイル発射から7、8分で日本に到達するとされることから「浜田靖一防衛相が麻生太郎首相に報告した時にはもう終わっていて間に合わない」と指摘。その上で「見ているしかないだろう」と語った。 
 日本のMDシステムは、日本海で海上自衛隊のイージス艦が海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を発射し、撃ち漏らした場合は地上から地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)で迎撃する「2層防御」の態勢。政府は、北朝鮮に自制を強く求める意味からも、迎撃の準備を進めている。(了)
(2009/03/23-21:29)


政府筋「7、8分たったら終わっている」北ミサイル迎撃に懸念
2009.3.24 00:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090324/plc0903240020000-n1.htm

 政府筋は23日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合に備える日本のミサイル防衛(MD)システムについて、「(事前予告がなければ、ミサイル発射から)7、8分たったら、浜田靖一防衛相から麻生太郎首相の所に報告に行ったら終わってる」と述べ、政府内での迎撃手続きに時間がかかると、撃ち落とすチャンスがなくなるとの見方を示した。

 また、「『鉄砲の弾で鉄砲の弾を撃つようなもんだ。当たると思うか』と、石破(農水相)と昔、話したことがある。すると、(石破氏は)『当たると思う』と答えた」と、石破氏とのやりとりを紹介した。

 さらに、政府筋は、「『実験で今から撃ちますよと言って、ぴゅーっと来るから当たるんで、いきなり撃たれたら当たらないよ』と言ったら、石破氏は『それは信じようよ』と語った」とも述べた。

コメント

_ とおる ― 2009/03/24 15:28

タイミング良く(?)北朝鮮に捕まった女性は、見事に韓国系・中国系の米国人とは、交渉カードとして「飛んで火に入る夏の虫」ですね。
中国領で捕まったという話も出ていますが、自国領内で拉致されても、弟分なら甘い対応で、驚きです。(中国にしてみれば、人命など無価値)

_ Y-SONODA ― 2009/03/25 02:53

とおるさんへ

この女性二人は拘束されたというより、
拘束されに行ったような気配も感じたり。
人間の盾のような感じ。
タイミングからして何か裏があると思いますよ。

_ とおる ― 2009/03/25 13:39

園田様
そういえば、先日、韓国から北朝鮮に越境しようとして韓国側に止められた日本人というニュースもありましたね。

_ Y-SONODA ― 2009/03/26 08:59

★とおるさんへ

北に入ろうとしているグループのリーダー格の人物をよく知っているのですが、
彼らも動けない事態になっているようです。
なにやら北の国境周辺では中国の動きも慌ただしくなっているらしいですよ。

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