園田義明めも。

多くの上場企業が決算期末を迎える３月末を前に、日本も金融危機再び。
すでに危ない金融機関リストが出回っていたりして。

ここまで株価が下がれば、銀行が保有している株式の含み損が膨らむ。
そこで現在浮上しているのが株価対策。

これにより、株価は８０００円前後の水準まで回復と予測する市場関係者も多いとのこと。

一方でロイターは外資系証券の声として、
「日本が対策を打ったとしても、米国株が下がれば日本株は連れ安する。日本の対策で株価が落ち着くとは思えない」との意見を紹介しています。

株価対策といえば、バブル崩壊後の株価維持策（ＰＫＯ）の苦い思い出が。

同じ失敗を繰り返すまいと、官民が共同でファンドを作るなどして市場から直接、数十兆円規模で株を買い上げる案まで浮上しているとか（毎日）。

これって今から間に合うの？

結局日本は米国頼み。米国経済が回復しないと何をやっても同じかも

しかし、このまま放置すれば日本の金融システムに再び負の連鎖が・・・。
この点の日本人の認識（政治家含む）は相当甘いのではないかと。

いずれにせよ時間との戦いになってきました。


＜与謝野＆御手洗「株価対策」語録＞

与謝野馨財務・金融・経済財政相の２月２４日の閣議後の記者会見
http://www.nhk.or.jp/news/t10014365041000.html

「きょうの東京市場の様子を見て考えなければいけないことが出てくる」
「ニューヨーク市場の株価は写真相場と言われるくらい日本の株価に影響する」
「日本の株価下落の影響は想像以上に大きい。銀行が持っている資本や生命保険会社の運用資産、それに株を持っている人への逆資産効果など、株価下落の影響はかなりある。必要以上に影響を与えながら株価が下がっていく現象は、決して好ましくない」
「きょうの東京市場の様子を見て、いろいろ考えなければいけないことが出てくる」

日本経団連の御手洗冨士夫会長の２月２３日の定例記者会見
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/090224-6.html

「日銀によるコマーシャルペーパー（ＣＰ）や社債の買い取りに加え、株の買い取り機構をつくって、公的資金で株を買って株価を維持すべきだ」

＜関連記事＞

〔外為マーケットアイ〕投機取引減少で経常黒字国通貨に売り仕掛け、円安の一因か
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK023977720090224

株安：政府・与党が株価下支え策検討　直接買い上げが焦点
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090225k0000m020082000c.html

株価対策で「禁じ手」も？　与謝野金融相が言及
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090224/fnc0902242130025-n1.htm

日銀の銀行保有株買い取り、23日に再開　最大1兆円
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090219AT2C1800U18022009.html