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マケインに襲い掛かるブッシュ支持率と悲惨指数2008/09/21 09:15

ブッシュの支持率と悲惨指数


9月15日の記事で、
今回の米大統領選はオバマが勝って当たり前と書きました。

ブッシュ大統領の支持率の低さがあるからです。
ブッシュの不人気ぶりは歴史的なもの。
最近は少し持ち直していますが、それでも30%を少し上回る程度。
今年7月から8月の世論調査では30%を切っていました。

歴代大統領との比較グラフを見てもわかるように、
ブッシュ二期目の支持率は過去最低なのです。
この不人気ぶりを示すかのように、
第二次世界大戦以後最悪の大統領として、
ブッシュの名前をあげる人が34%という世論調査結果もあります。
2位のニクソン(17%)を抜いてダントツトップなのです。
(Quinnipiac University Poll. May 23-30, 2006)

マケインは2000年の大統領選ではブッシュと激しい指名争いを行った。
2004年には民主党のケリーの副大統領候補として名前があがったほど。
ブッシュ政権と距離を置くマーヴェリック(一匹狼)が共和党大統領候補になったのも、
ブッシュの不人気が背景にあったのです。

2000年の指名争いでは宗教右派に接近するブッシュを激しく批判したマケイン。
しかし、今やサラ・ペイリン起用で宗教右派に歩み寄り、ネオコンへも接近。
大統領選挙で最も重要な争点となる経済政策も今回の金融危機でボロボロ。

とはいえ、実際に投票に行く人を対象にしているわけでもないので、
世論調査というのもかなり怪しい。
組織的な宗教右派票を完全に取り込むことができれば、
世論調査上での数%レベルの差はひっくり返すことも可能。

とはいえ、信仰心厚い人でも経済問題は特別。
「神より金」という現実だってあるはずです。

しかも、米国内の政治地図が赤と青に分断されている。
これがどう影響してくるか。

こうした中で注目を集めそうなのが、「悲惨指数」。
悲惨指数はミゼリー・インデックス(Misery index)のこと。
失業率とインフレ率を足した数字で、
この数字が10%を超えると再選は難しくなると言われています。
最新の数字は今年7月の11.3%、すでに10%を超えている。
この数字がさらに悪化するような事態になれば、
マケインはブッシュ政権と共倒れの危機になる。

よって、オバマ民主党が勝って当然なのです・・・が!
まだ、わかりませんね。

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