西室泰三に学ぶグローバル人脈の作り方 ― 2008/08/01 00:10
東京証券取引所グループ取締役会長兼代表執行役の西室泰三氏が米IBMの取締役に選任されました。三菱商事相談役の槙原稔氏、日産自動車社長のカルロス・ゴーン氏に続く日本企業から3人目の社外取締役就任となります。
西室氏は東芝の取締役社長、取締役会長などを歴任した人物。
角川書店取締役や三井不動産アドバイザリー・コミッティ、カーライル・グループのカーライル・ジャパン・アドバイザリー・ボードのメンバーなども務めてきました。
東芝国際アドバイザー会議を設置したのもおそらく西室氏。
この会議は年2回の頻度で開催され、そのメンバーは世界的に著名なジョン・エイカーズ(元IBM会長)、ジレン・ハンマー(元ボルボ会長)、サミュエル・H・アーマコスト(バンク・オブ・アメリカ元会長)などがいました。この時からすでにIBMとの人脈的接点があったわけです。
サミュエル・H・アーマコストはマイケル・H・アーマコスト元駐日米国大使の実弟。兄弟揃って超エリートが集うボヘミアン・グローブの常連です。
マイケル・H・アーマコストは保険大手のアフラックや穀物メジャーのカーギルなどの取締役を歴任。秋山直紀の日米平和・文化交流協会の理事も務めていますね。
西室氏はアーマコスト兄弟とかなり親しいのではないでしょうか。
東京証券取引所グループの取締役会メンバーはここ。
すでに登場した奥田碩氏含め錚々たる方々が集まっています。
http://www.tse.or.jp/about/tse/governance/houkokusho.pdf
西室氏は財務省財政制度等審議会の会長。そのメンバーはここ。
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/meibo/meiboa.htm
またシンガポール経済開発庁国際諮問委員会はここ。
http://www.edb.gov.sg/edb/sg/en_uk/index/about_us/
international_advisory.html
そして、IBMの取締役会で新たな出会いがあるはず。
これでグローバルな西室人脈がいっそう拡がるわけです。
ジョアン・スペロ元国務省次官はトヨタの国際諮問委員会(IAB)のメンバーですから、奥田氏を通じてすでに知り合いかもしれません。
それにしてもCFRのメンバーが多いこと(笑)。
IBM Board of directors
http://www.ibm.com/investor/governance/board-of-directors.wss
それでは西室さんから人脈作りを学びましょう。
まずは自分が所属する組織のトップになること。
御山の大将になりがちな日本社会ですが、
向上心を忘れることなく他の組織との交流に務めること。
特に政府機関、それに企業の取締役会や国際諮問委員会、大学やシンクタンクの理事会などからお呼びがかかった場合は、進んで引き受けること。
取締役会のように定期的に開催される会合が人脈作りに最適。
実際に顔を合わせることが基本ですね。
ただし、所属組織を最優先にしないと当然反発もあります。
槙原稔氏のように社内から「アメリカ人」に「宇宙人」、さらには「エイリアン」などと揶揄されることもあるのでご注意を!(笑)
これであなたもきっと奥田氏や西室氏のように世界をちょっぴり動かせるグローバル・エリートになれるはず!!
私のようにのんびり楽しくにこだわる人は、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を有効活用しながら、
研究や趣味の世界で人脈作りを楽しみましょう。
この時も直接「顔を合わせる」ことが基本ではないかと思います。
<関連サイト>
Taizo Nishimuro Elected to IBM Board of Directors
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24762.wss
米IBM、社外取締役に西室・東証会長
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D30070%2030072008&landing=Next
米IBMが東証・西室会長を取締役会に、「アジア市場の知識に期待」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080731/311900/
西室泰三プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/nisimuro.html
西室氏は東芝の取締役社長、取締役会長などを歴任した人物。
角川書店取締役や三井不動産アドバイザリー・コミッティ、カーライル・グループのカーライル・ジャパン・アドバイザリー・ボードのメンバーなども務めてきました。
東芝国際アドバイザー会議を設置したのもおそらく西室氏。
この会議は年2回の頻度で開催され、そのメンバーは世界的に著名なジョン・エイカーズ(元IBM会長)、ジレン・ハンマー(元ボルボ会長)、サミュエル・H・アーマコスト(バンク・オブ・アメリカ元会長)などがいました。この時からすでにIBMとの人脈的接点があったわけです。
サミュエル・H・アーマコストはマイケル・H・アーマコスト元駐日米国大使の実弟。兄弟揃って超エリートが集うボヘミアン・グローブの常連です。
マイケル・H・アーマコストは保険大手のアフラックや穀物メジャーのカーギルなどの取締役を歴任。秋山直紀の日米平和・文化交流協会の理事も務めていますね。
西室氏はアーマコスト兄弟とかなり親しいのではないでしょうか。
東京証券取引所グループの取締役会メンバーはここ。
すでに登場した奥田碩氏含め錚々たる方々が集まっています。
http://www.tse.or.jp/about/tse/governance/houkokusho.pdf
西室氏は財務省財政制度等審議会の会長。そのメンバーはここ。
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/meibo/meiboa.htm
またシンガポール経済開発庁国際諮問委員会はここ。
http://www.edb.gov.sg/edb/sg/en_uk/index/about_us/
international_advisory.html
そして、IBMの取締役会で新たな出会いがあるはず。
これでグローバルな西室人脈がいっそう拡がるわけです。
ジョアン・スペロ元国務省次官はトヨタの国際諮問委員会(IAB)のメンバーですから、奥田氏を通じてすでに知り合いかもしれません。
それにしてもCFRのメンバーが多いこと(笑)。
IBM Board of directors
http://www.ibm.com/investor/governance/board-of-directors.wss
それでは西室さんから人脈作りを学びましょう。
まずは自分が所属する組織のトップになること。
御山の大将になりがちな日本社会ですが、
向上心を忘れることなく他の組織との交流に務めること。
特に政府機関、それに企業の取締役会や国際諮問委員会、大学やシンクタンクの理事会などからお呼びがかかった場合は、進んで引き受けること。
取締役会のように定期的に開催される会合が人脈作りに最適。
実際に顔を合わせることが基本ですね。
ただし、所属組織を最優先にしないと当然反発もあります。
槙原稔氏のように社内から「アメリカ人」に「宇宙人」、さらには「エイリアン」などと揶揄されることもあるのでご注意を!(笑)
これであなたもきっと奥田氏や西室氏のように世界をちょっぴり動かせるグローバル・エリートになれるはず!!
私のようにのんびり楽しくにこだわる人は、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を有効活用しながら、
研究や趣味の世界で人脈作りを楽しみましょう。
この時も直接「顔を合わせる」ことが基本ではないかと思います。
<関連サイト>
Taizo Nishimuro Elected to IBM Board of Directors
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24762.wss
米IBM、社外取締役に西室・東証会長
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D30070%2030072008&landing=Next
米IBMが東証・西室会長を取締役会に、「アジア市場の知識に期待」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080731/311900/
西室泰三プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/nisimuro.html
コメント
_ 甲野太郎 ― 2008/08/01 12:25
_ Y-SONODA ― 2008/08/02 09:27
甲野さんへ
どうもお久しぶり。
階級原理も誰にでも開かれていればいいんですけどね。
その点民間企業などはまだマシかもよ。
二世三世だらけの日本の政界なんて、
能力よりも血の良し悪し重視に見えてきます。
選ぶ方にも問題あるよね。
どうもお久しぶり。
階級原理も誰にでも開かれていればいいんですけどね。
その点民間企業などはまだマシかもよ。
二世三世だらけの日本の政界なんて、
能力よりも血の良し悪し重視に見えてきます。
選ぶ方にも問題あるよね。
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そう言うときにインナーサークルってやっぱりあるんだなと思うときがあります。
若いときにこれを見て、なんじゃかんじゃ言って階級みたいなもんは存在するんだな~と思ったことがあります(^_^;)
いや、それだけなんですが(^_^;)