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露骨な世論調査結果が示す洞爺湖サミットの行方2008/07/07 07:39

The Pew Research Center
May 8, 2008
A Deeper Partisan Divide Over Global Warming
http://people-press.org/report/417/a-deeper-partisan-divide-over-global-warming





昨日(7月6日)行われた日米首脳会議。
温暖化に関するブッシュ大統領の発言はこれ。

"I also am realistic enough to tell you that if China and India don't share that same aspiration then we're not going to solve the problem,"
http://www.abc.net.au/news/stories/2008/07/06/2295846.htm?section=justin

この発言を日本メディアはこんな風に訳して伝えています。

「私は現実主義者だ。中国やインドが同じ目標を共有しなければ問題解決はできない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080706/plc0807062029012-n1.htm
「私は非常に現実主義者だ。もし中国やインドが私たちと同じような意思を共有しなければ問題の解決はできない」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080707k0000m010080000c.html

ブッシュが現実主義者というのはいささか問題があるような・・・。
現実的などの方がよかったかもしれませんね(笑)

結局のところ、
排出量が急増している中国・インドを含めた合意がなければ、
G8での合意は難しいとの米国見解を改めて示したわけです。

日本側の思惑が外れたように見えますが、
ブッシュ発言の方が的を射ており、
内心ホッとしている人もいたりして。

今後洞爺湖サミット本番に向けて「表現的な調整」が行われるだけで、
内容的には成果なしで終わることになるのでしょう。

日本側はエココンの圧力を感じつつ、
「米国が中国・インドを説得してよ」と考えているのでしょう。
しかし、米国が動くわけがない。
ここに貼った露骨な世論調査結果がそれを示しています。

北朝鮮問題も重なって、
福田さんはいよいよ行方知れずになるかもしれませんね。